良い授業とは何か。これの定義は、よく考えればすごく難しい。生徒の反応が良ければ、それは自動的によい授業なのだろうか。こんな風に、全く掴みどころがない。
だが、自分の中にその解も無いまま、漠然と授業をし続けるのも嫌だと思っていた。せめて自分なりの、いい授業についての矜持くらい、懐に持っていたいではないか、と。
例えば、圧倒的知識・経験量を持っている者が、一方的にそれを語ることが、つまりいい授業なのだろうか。
となれば世の中の授業と呼ばれるものは、少数のカリスマ講師の映像授業を観れば事足りるはずだ。だがやはり、そればかりではない。
また、その科目に秀でた講師より、知識量は劣っても別の要素によって高く生徒やご家庭から評価されている講師もいる。その違いは、果たしてどこにあるのだろうか。
そんなところから考えを始めたところ、自分がいいなと思った授業には、ある共通する要素があると気づくことができた。
今日はそんなことをふわふわっと書いてみようと思う。
続きを読む