精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

泥舟と評される多忙と、充実と評される多忙の差は何か。

最近、偶然なのかそうじゃないのかわからないが、身の回りで転職ラッシュが起きている。この2週間で、会社内で一例、僕の知人で三例、そういった報告を受けている。

 

その理由も聞ける範囲で一応聞いてみたが、ざっくり分けると、「泥舟になる前に逃げたい」というものと、「多忙過ぎるのに報われない」という2種類だった。


最初に話を聞いた際は、これら2つは別々のものだと感じていた。しかし実は、同じ状況を違う側面から述べているだけではないだろうか。

 

例えば多忙なのに、給料も業績も上がらない職場となれば、それは泥舟と評されるように思う。「ならば沈む前に逃げろ」という思考も、ある意味ごもっともだろう。

 

ところが、同じ多忙な状況なのに、それを充実していると皆が思って、イキイキと働けている職場も存在する。やりがい搾取でない限り、これが最も健全な組織ではないか

 

その差はどこにあるのか。あるとしたら、それはどんなバグから生じているのか。この記事で、自分なりの分析を、ある程度までまとめておきたいと思う。

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マジで話を聞くのが苦手なので、いい加減色々と調べてみた。 ―そして得た、新しい授業づくりのヒント。

もはや開き直っているフシもあるのだが、僕は他人の話を聞くのが凄く苦手である。昔から先生の話や板書をノートに取れないため、酷いノート点を連発したものだ。

 

大人になっても相変わらず、「音声」によって理解することが大変困難なので、情報収集として講演会や授業を活用することは、マジでほとんどない。

 

極まれに利用することもあるが、最大で10分程度、自分なりに予習を進めて「このピースがハマれば解けるんだけどな」というそこだけを求めるように活用するのみだ。

 

それくらい苦手なのだが、「それもセンス」と諦めてしまっていて、”話を聞けない”こと自体の勉強を完全にサボってきていたことに、ふと気づいた。

 

ということでいい加減色々と調べてみたので、今日はそんな話を書いてみよう。

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「鬱っぽさ」における、身もふたもない原因の一考察。

先週はメンタルに風神拳を毎日数発ずつ食らうような日々だった。一度でもそうやって浮かされれば、些細な出来事もすべてコンボのひとつと化し、連続でダメージが入る。

 

そうやって疲弊しきったため、活動量をなるべく抑えて過ごしたのが3月の一週目だった。正直適応障害の診断を食らった頃並みに、体調はしんどかったように思う。

 

今はとぉにかく寝て、寝て、寝続けて、何もせずに寝まくった結果、少し気持ちが上向いて、散歩とかその辺に出かけられるようになり、回復の兆しは見えている。

 

とはいえ、鬱的なメンタルは本当に厄介だ。治ったと思ったらただ沈静化しているだけであり、つまり揺さぶればまた簡単に再発する。

 

もう1週間くらい少し慎重に暮らさないとな、とは思っているが、実はこの鬱っぽさについて、心への風神拳とはまた別の心当たりに気づきつつある。

 

今日はそんな身もふたもないことを書いてみようと思う。

 

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【注目集めるの大好き】「しんのすけ」みたいな子の心理と接し方を調べてみた。

自分もそういう節があったので、猶の事敏感に察知してしまうのだが、時折すごく注目を集めるのが大好きな子供がいる

 

「してはいけないこと」をワザと行い、周りの注目(主に笑い)を一身に集め、面白がるタイプ。それ自体は微笑ましいが、和を乱すという意味では手放しの容認は無理だ。

 

僕はこれをクレヨンしんちゃんしんのすけ」のようだと捉えている。そしてこのタイプは、単に問題行動を行ってしまうタイプとは、また別の厄介な点がある。

www.tv-asahi.co.jp

 

それは、指導をすること自体がその子の報酬になってしまうという点だ。つまり、そういう謎の言動に反応し、注意をすると、その子の注目という目的が果たされるのだ。

 

これはこれで、また新たな知識や経験則を仕入れておかないといけない。そう思ったので、今日はそれを調べてまとめてみたことを、記事として書き残しておく。

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子供(と自分)に優しくなるために今試していて、そこそこ効果があることまとめ。

僕は子供が嫌いだと自覚しているのだが、幸いなことに、攻撃性や敵意が露骨に向く対象では無いことも自覚している。

 

つまり、根っこから大好きになるのは厳しいにせよ、接し方や心構え次第では「平気」になる可能性が残っているという話だ。そう信じている。

 

では、僕が子供たちに優しくなれるためには、何が必要なのだろうか。今まで入れたことがない問いではあるが、こないだ観た以下の動画に、ヒントがあるように感じる。

www.youtube.com

 

コンテンツ自体もすごく学びになるのだが、ここで「なるほど!」と思ったのは、動画に登場する研究家の方のスタンスだ。

 

そのスタンスこそが、僕が彼ら彼女らに優しくなるために必要な要素だと思えてならない。今日は色々置いていっていることは前提として、急ぎ話を書いてみる。

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「継続癖」の課題と、その活かし方。

自分でいうのもなんだが、僕は平均値よりは高い水準で、継続が得意だと自負している。要は三日坊主になる可能性が低いという話だ。

 

もちろん今では止めてしまったものも多々あるが、そろばんの練習、バットの素振り、ゲームのコンボ練、英文音読、そして毎日2000文字くらいのブログ執筆等々。

 

そもそも1発で劇的な効果を生む施策に全く期待していないのもあるため、我ながら本当に健気だなぁと感じているほどだ。

 

一見、周りから見れば羨ましがられるスキルといえるが、僕は当事者故、どちらかといえばそのネガティブ面がここ最近ずっと気になっている

 

うちはマダラも言っていたが、「どんな術にもリスクはある」のだ。ということで今日は不思議な話だが、継続のリスクという観点から、色々分析してみようと思う。

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【英文読書ルーティン日記168】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅣ ~メンタルと向き合う基本所作~

「お前の気持ちはわかるよ」という言葉が、歳を重ねるほどに嫌いになってきている。なんて適当な相槌だろうと思うからだ。

 

だから僕も人に言わない。そして言われることも求めない。心の底からそう思ったとしても、僕が心に浮かべているものと寸分違わず一致することなどあり得るだろうか。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

ただし、出来事への共感は話が別だ。例えば僕は母音が伸びる喋り方をする子は大体アホだと思っているのだが、それを「わかる」と言われると、ちょっと嬉しい。

 

だがそこから転じて、「お前の思考回路全てがわかる」と言われると、一気に萎える。この自分勝手さに辟易もするが、本心なので致し方ない。

 

相互理解とは、どこまで共感し、どこから踏み込まないかのバランスの上に成り立つ話なのだと考えている。この本を読んでいると、そんなことを強く感じる。

 

そんなメンタルの話、今回も深めてまいりましょう。

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