精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

学習法

【やや使用注意】心の動揺を鎮めるには、同じタイプの極端な事例をぶつけるのが良さそう。

僕は退屈な時間が好きではない。なぜかと言うと、本当にぼーっとしているときほど、過去の嫌な記憶や、将来への杞憂が脳内に立ち込めてくるからだ。 酷いときは、その嫌な記憶が別の嫌な記憶を連想させ、その感情に完全に乗っ取られかけることもある。そうい…

「心の目」の意味が少し腑に落ちた、かも。

有名な漫画からガチガチの武術の指南本まで、「心の目」という表現がよく出てくる。 「とにかく深く見ようね」といったすごく浅い意味で僕は納得していたのだが、最近その意味が少し更新された。 そのきっかけは、五輪書の【水の巻】を読んだことにある。こ…

海外の先生は【癇癪(Tantrum)】にどう対処している? ―そして見える、共通の真理。

2023年以降、僕の中でとても大きな勉強のテーマになっているのは、いわば「幼児の心理」だ。最初は実務的な理由から学んでいたが、今は興味の対象となっている。 子供の感情は目まぐるしく変化し、その発露はもはや「爆発」に等しいことがある。社会的に好ま…

僕の最高のパートナー、それは多分メモ帳だ。

以前なんかの記事にも書いたが、僕にとって最速のアウトプットは、「書き出すこと」で達成されると考えている。 確かに数学の問題を解くときも、わかる情報を書き出して、計算をとりあえず始めると、すごく解きやすいように感じる。自分にとって適した方法に…

自分がしてこなかった学習法をどう取り込むか。どう伝えるか。

僕は講師よりコーチでありたい。そう納得してからというもの、インプットの質も対象も変化したのを感じている。 もはや僕自身がただ知識を吸収することに興味は無く、様々なインプット・アウトプットの方法自体に、強く興味が向いている状態だ。 観察力の鍛…

「継続癖」の課題と、その活かし方。

自分でいうのもなんだが、僕は平均値よりは高い水準で、継続が得意だと自負している。要は三日坊主になる可能性が低いという話だ。 もちろん今では止めてしまったものも多々あるが、そろばんの練習、バットの素振り、ゲームのコンボ練、英文音読、そして毎日…

僕の集中力は全然”無い”という前提に立つと、全てが繋がってきた。

最近、自分のトリセツを更新すべき発見があった。今はまだまだ検証と観察の段階なので、そのまとめとなる記事を書くつもりはない。 ただ、段階を踏んでしっかりと理解していきたいとも思っているので、途中報告をしておこう。そう思ったので、この記事を書い…

「一人の時間」が示すものは、思った以上に”独り”である。

最近、一人になる時間を重視している。僕がHSS型HSPだとしても、超内向型だとしても、提唱者だとしても、どれにしたってそれが要ると書かれているためだ。 日々の暮らしの中で、仕事の中で、如何にして一人になるか。これをきちんと設計しないと、僕のメンタ…

「行動できない人」の解像度を上げたら見えてきたこと。

行動力の違いは、一人一人異なる。このことは、厳然たる事実として存在する。とても否定できない、まさにその通りの真理だと思う。 僕は元々、口が裂けても「即行動できる人です!」なんてことは言えない。どちらかと言えばとても遅い方であり、レジギガスに…

「不安」そのものに20分超、徹底して向き合ったある日の記録。 ―そして気づいた、とんでもない”勘違い”。

最近、朝起きるのが憂鬱だ。覚醒するにつれて、過去・現在・未来問わず、ネガティブな感情が、かさぶたを剥いだ後の血の如く、次々と頭の中に湧いてくるからだ。 肉体的な疲労が溜まっていることは認める。だが、何か不健全なバグも自分の心に起きていて、そ…

得意なことは、案外自分ではわからない説。

昨日のやり取りで、国語の指導中に生徒から、少し不思議なことを言われた。それは、大体以下の感じの内容だ。 「なんで言葉の知識をそんなに持っているんですか?漢字検定準1級ぐらい持ってましたか?」 これを言われて驚いた。実は僕自身、漢字検定は16歳の…

話を聴く側として、僕が抱えている弱点を整理する。

今日、塾での教育相談に一区切りがつく。厳密にはまだ数件残っているのだが、毎日3つも4つも懇談を行うという日々は、一旦今日で終わりだ。いい酒が飲める。 しかし、そんな日々の佳境で一番実感しているのは、僕自身の心身の消耗だ。特に後半の数日は、風邪…

集団授業はオワコンなのか?

今日は、最近オワコンと捉える風潮さえも感じる集団授業の意義について、自分の考えを述べてみたい。 実際、近年の問い合わせの傾向を鑑みても、やはり個別授業が重要視され、集団形式のそれは段々と減りつつある。色々足掻いてみたが、これは”時流”なのかも…

塾講師だけど、模範的な「教員の心構え」が、やっと腑に落ちた。

今日は、昔本で読んだ「教員や講師に求められる心構え」の1つが、最近やっと腹落ちしたことを書こうと思う。 集団授業の生徒制御に苦戦していた頃によく読んだのが、向山洋一氏の著書「子供を動かす法則」である。 子供を動かす法則新版 (学芸みらい教育新…

「ゆとり世代」と「思考力重視世代(仮)」の陰陽を考える。

今日は「なんだかんだで詰め込み教育の段階も必要だよね」というテーマで、記事を書いてみようと思う。 かくいう僕自身は、いわゆる”ゆとり世代”だ。この呼称は割と嫌いだし、この時期の教育が良かったか悪かったかというのは、まだ歴史的評価の途上だとしか…

中2地理・近畿地方の予習をしていたら、久々に「面白い!!」と思えた。

昨日書いた記事の、いわば続きになる内容を今日は書いてみる。つい最近、僕の中で、「問いが見つかるまでは予習をする」というラインを設定した。 教科書や問題集の解説や説明に、「なぜ?」「どうして?」をぶつけながら読んでいく。それらを解決し、僕なり…

「予習」とは、そもそも何を目指してやるものか?

理想の予習とは何か。ここ最近、これを改めて考え直すきっかけがあったので、記事にしておこうと思う。 白状すると、僕にとって予習というのは、今からの授業で何をするかを決めたり確認したりする、という程度の意味合いのプロセスでしかなかった。 だから…

「学習」と「学問」の違いとは? ―僕は、「学問」がしたいと思う。

国語の類義語という単元を教えていると、ふと言葉が詰まることがある。完全に同じ意味であるならば、同じ言語に2つも同じ意味の言葉は要らないのでは、と。 昨日もたまたま、「学習」と「学問」について調べていて、同じことを思った。これら2つは、同じよう…

「面倒くさい」とはなにか。

最近、主に仕事から帰ってからの時間で、以下の本を読みこんでいる。 感情は、すぐに脳をジャックする [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これが非常に読み易いのは勿論、書いてある内容が凄く実践的で、読んで満足というより、「自分も…

「学びや発見の仕掛けを作る。」

独立を考えているという話を伝えて、1年くらい経った。伝えてから気付いたが、僕はまだまだ、まだまだ、内省が不十分だ。想いの10%も、言葉にできていない。 もちろん目先の売り上げ、会社への貢献が一番大切だ。そこの優先順位は履き違えていない。しかし…

「気まずさ」はどんな感情?それを観察した結果見えたこと。

30歳を過ぎてから、ことネガティブな感情や思考に振り回されたくないと改めて思うようになった。だからそれを感知し、なるべく客観視して観察するよう、努めている。 そして今日、「そういえばあまり言語化できてないな」と気付いた感情がある。それは「気ま…

「明日できることは、明日やればいい」―という考えは、ゆとりなのか破滅なのか。

確かひろゆきさんの座右の銘だと記憶しているのだが、「明日できることを今日やるな」という格言がある。 似たようなセリフはファイナルファンタジーXのジェクトというキャラクターも言っており、「明日できることは明日やればいいんだよ」というセリフがあ…

たくさん本を読むと起きること。―そしてそれこそが、僕にとっての読書の醍醐味。

自分で言うのもなんだが、僕は本を読む。新刊をわんこそばみたいに読むタイプではなく、再読重視型ではあるが、毎日2~3冊の本に触れることが習慣になっている。 朝起きたら【観察力の鍛え方】を再読し、寝る前は【こころ】を読んで気持ちをクールダウンさせ…

我流の落とし穴。

今日は、今まで以上にだいぶ抽象度が高い話を書いてみる。タイトルの通り、「我流の落とし穴」についてだ。 勉強でもスポーツでも趣味でも何でもそうだと思うのだが、物事に取り組む一番初めの段階は、「模倣」か「我流」の二つに一つしかないと考えている。…

「率先垂範」の大切さと奥深さを改めて実感した一幕。

精神的に未熟に聞こえるので語るのも恥ずかしいのだが、僕は終業後に掃除をして帰るというルーティンを自分に組み込むことがほとほと苦手である。 やってはみるが、「仕事はもう終わった」という思考が邪魔をして、「掃除しよう」という意識に切り替えられな…

本当にストレスを減らすには、ネガティブな感情の”解釈を変える”。

今日は、「ネガティブな感情の解釈を変える」というテーマで、記事を書いてみようと思う。 昔の僕もそうだったのだが、不安・イライラ・恐怖といったいわゆる好ましくない感情については、なるべくそれを”消したい”というのが大体の人の考えだと思う。 実際…

全ての学びの始まりは【没頭】だが、それの疑似再現でも十分だと思う。

観察力の鍛え方を再読していると、アンドリュー・ワイルズ氏のインタビューや、羽生善治氏の著書と共通する、あるヒントがあることに気が付いた。 それは物事に習熟していく段階別の、鍛え方や考え方の話である。仔細が違っていたら恐縮だが、これら三人は、…

折に触れて考えたい。「下手の考え休むに似たり」ではないか、と。

空き時間に何の気なく「大局観」を読み返していたとき、直感と閃きの違いに関する項をみて、ふと考えさせられることがあった。 直感も閃きも、「何となくこう」という風に思考が介在しない一手を指すのだが、後々検証の際に説明できるのが直感、それができな…

【後編】最近やたらイライラする?なら、「理性の歌を聴け」。

これは昨日の記事の続きである。 長めの内容なので、ChatGPTにザックリと要約してもらった。結構雑に指令を出したのだが、悪くないクオリティではないかと思う。 著者は、扁桃体の役割と前帯状皮質(前頭前野)の重要性について語っています。 扁桃体は情動…

【前編】最近やたらイライラする?なら、「感情の声を流せ」。

無駄で余計なストレスに振り回されることが昔から多い。歳を取ったらある程度軽減されると思っていたが、それは半分正しくて、半分間違っていた。 社会に出てから10年弱、色んな人と出会った。そしてヤバい人はどこまでもヤバく、僕を苛立たせることを狙った…