精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

2023-01-01から1年間の記事一覧

「不安」そのものに20分超、徹底して向き合ったある日の記録。 ―そして気づいた、とんでもない”勘違い”。

最近、朝起きるのが憂鬱だ。覚醒するにつれて、過去・現在・未来問わず、ネガティブな感情が、かさぶたを剥いだ後の血の如く、次々と頭の中に湧いてくるからだ。 肉体的な疲労が溜まっていることは認める。だが、何か不健全なバグも自分の心に起きていて、そ…

2024年の目標は「理性と感情の落としどころを意識できるようになること」です。

この記事を書いている今は、2023年があと5日で終わるという時分である。毎年思うことだが、気付けばもうカレンダーの最後の行になっている、という感じだ。 今年を振り返るには少し早いのだが、直感として思う課題が一つ。僕は我ながらゼロヒャクで考えると…

「今ここ」に向き合うことの意味が、やっとわかった、かも。

徹底的に「今と向き合う」ことは大事とよく言われるが、その言わんとすることはやはり抽象的だ。色々検証こそすれ、手応え勘は依然として弱い。 しかし、そうはいっても少しは前進をしているはずだ。そうでないとやってられない。ということで今日は、これに…

最後の最後でメンタルを支えてくれるのは、結局”あれ”だよね説。

今日は、結局きついときに一番心の支えになってくれるものって何だろう、ということをテーマに記事を書いてみる。 正直言うと、今はめちゃくちゃな状態だ。仕事がカオスで、先が見えない闇を歩いている気分である。今日家に帰れるのは、家を出てから約12時間…

【英文読書ルーティン日記157】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ20 ~脳は僕らなのか?~

生徒の発言に対し、「なんでそんなことを疑問に思うんだろう」と思うことが、最近減ってきた。むしろ、「確かにな」と思う方が圧倒的に多い。 僕が知っている知識など、世界のほんのごく一部に過ぎない。教科書や参考書で切り取られた知識は、僕らが暮らす世…

【クソ感情】の解像度を、色んな手段の総動員で、目一杯高めてみた。 ―結果判る。相手は、どうでもええ。

一瞬で切れたのだが、ある着信があった。その番号の主は、過去に相当上から目線でマウントを取ってきた、正直言ってとても嫌いな人である。 掛け間違いか、それともまたクレームか。そのときから1時間くらい経過したが、折り返しもないし、僕から掛け直すの…

「多忙」に翻弄されたときに必要なのは「手放し」ですな。

いよいよ魔の冬季講習が始まる。今年は高校三年生が比較的多い年度なので、共通テスト前のコマ組が求められ、なかなかに逼迫している。 更に重ねてシフト調整、面談、予習、教材準備などがドバドバと残り、果ては数時間の作業量が前提の依頼が飛んできて、頭…

自分の悩みを質問風にして書き出して、それに自分で答えると、すげぇくだらんことで悩んでいることがよくわかる。

仏教哲学を始め、悩める人へのアドバイスとして本当に多いのは、「徹底して客観視ができるようになろう」というものだ。 基本的に「絶対的な我など無いことを認識しよう」とか、「自己否定・自己肯定バイアスを知ろう」という助言の根底にあるのは、やはり【…

得意なことは、案外自分ではわからない説。

昨日のやり取りで、国語の指導中に生徒から、少し不思議なことを言われた。それは、大体以下の感じの内容だ。 「なんで言葉の知識をそんなに持っているんですか?漢字検定準1級ぐらい持ってましたか?」 これを言われて驚いた。実は僕自身、漢字検定は16歳の…

仕事をセーブするのが不安なあなたへ。休むのは・・・イイゾ✨

大体2週間前から時折ぼやいているが、クソ繁忙期がようやく一区切りついた。ちょっとしたらすぐに冬季講習が始まるが、一息つける貴重な時期に差し掛かっている。 しかし、先週、今週と続いた繁忙期は、それなりに僕の心身を疲弊させやがったようだ。過去に…

話を聴く側として、僕が抱えている弱点を整理する。

今日、塾での教育相談に一区切りがつく。厳密にはまだ数件残っているのだが、毎日3つも4つも懇談を行うという日々は、一旦今日で終わりだ。いい酒が飲める。 しかし、そんな日々の佳境で一番実感しているのは、僕自身の心身の消耗だ。特に後半の数日は、風邪…

【英文読書ルーティン日記156】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ19 ~頭蓋骨の中の宇宙~

最近、佐渡島庸平氏の受け売りなのだが、「わかろう」とあることを意識的に止めつつある。 もちろん、いわゆるテストの答えをわかろうとはするが、全体的にそうすべきだは考えていない。わからないことを糧に思考して、理解し、また問うのを繰り返したい。 j…

集団授業はオワコンなのか?

今日は、最近オワコンと捉える風潮さえも感じる集団授業の意義について、自分の考えを述べてみたい。 実際、近年の問い合わせの傾向を鑑みても、やはり個別授業が重要視され、集団形式のそれは段々と減りつつある。色々足掻いてみたが、これは”時流”なのかも…

実録?疲労が溜まりまくった人間の思考は、こんくらい病的になる。

以下の記事は、元々「疲労が溜まっているのを自覚してきたので、さてどうするか」的なテーマで、通勤中に喋ったものである。 しかしいざChatGPTで文章を整えて、客観的に読んでみると、割と身震いがした。特に後半、はっきりと疲労困憊の兆しが見えつつあっ…

「この人のためになることを言おう」という気持ちで話を聴いてはいけない、らしい。

まだまだ教育相談のシーズンは続く。せっかくならばインプット量も増やし、経験値の質を上げたいと考えているため、色々な【傾聴】に関する記事を読んでいる。 そんなとき、たまたま読んだ精神科医の記事から、ある興味深い考え方を得られたように感じる。そ…

よりよく死ぬためには、やっぱり適当に生きてちゃいけないんだな、と。

今日は多忙に振り回されてしまったので、神経が張り詰め気味だ。だからややセンチな記事を書いて、帳尻を合わせることにする。 どうでもいいのだが、僕は多分癌で死ぬと思っている。好きなゲームキャラの影響ではなく、単純に癌が多い家系だからだ。 母方の…

やはり僕の課題は”整えること”、である。いやはや、ムラの多い人生を送ってきました。

今日は、最近自分でも強く弱点だという印象を持ちながらも、決定的な解決策が見当たらない、あることについて記事を書く。 つくづく思うのは、僕はやっぱり、休憩と集中が下手くそだということだ。休むべきときに休むことに集中できず、逆に集中すべき時には…

”深い学びそのもの”を仕組み化したもの。それが【学校行事】だ。

突然なんだという話だが、色々な学びに関する本を読んでいると、学校行事は本当によくできていると、つくづく思う。学生だった頃には気付かなかった観点だ。 ただ、学校は「百害あって一利なし」という意見もある。確かに、不登校の子どもの数は増加の一途を…

【英文読書ルーティン日記155】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ18 ~”時”を問う~

科学の世界でわからないところを突き詰めていくと、宗教や哲学の世界になっていくような気がしてならない。 あまりにもスケールが大きいブラックホールという存在。時空間という、そもそもあるのかないのかさえ超越した存在。そこに答えを見出すのは、可能な…

塾講師だけど、模範的な「教員の心構え」が、やっと腑に落ちた。

今日は、昔本で読んだ「教員や講師に求められる心構え」の1つが、最近やっと腹落ちしたことを書こうと思う。 集団授業の生徒制御に苦戦していた頃によく読んだのが、向山洋一氏の著書「子供を動かす法則」である。 子供を動かす法則新版 (学芸みらい教育新…

中学の秀才が、たまに高校で落ちぶれていく現象の謎についての一考察。

今日は、「中学校まで成績が良かった子が、なぜか高校でたまに失速する現象」について、今僕が考えている仮説を書いておく。 これは「熟達論」に書いてある話にも似ているのだが、そもそも論、中学と高校の学習は、その性質が全く異なるのに、驚くほどそれに…

30代を過ぎた今、いかに自分を”整えるか”が僕の課題です。

今日は、自分の中で最近課題として認識していることについて記事を書いてみる。それは、「整えること」についてだ。 この言葉だけ聞くと、サウナなどが頭に思い浮かぶかもしれない。だが、僕が課題としている「整い」とは、サウナに入ったら何とかなる類のも…

「ゆとり世代」と「思考力重視世代(仮)」の陰陽を考える。

今日は「なんだかんだで詰め込み教育の段階も必要だよね」というテーマで、記事を書いてみようと思う。 かくいう僕自身は、いわゆる”ゆとり世代”だ。この呼称は割と嫌いだし、この時期の教育が良かったか悪かったかというのは、まだ歴史的評価の途上だとしか…

宴会の次の日に不安になるのは、なぜ? ―深く観察すると、興味深いことがわかったの巻。

忘年会シーズンが始まった。僕はこういう酒席自体は別に嫌いではなく、むしろ好きなのだが、ここ3年くらいはっきりと、飲んだ次の日に必ず不安を覚えてしまう。 起きてすぐ、自分の内に強い不安が生じていることを実感はする。しかし、その正体は完全に謎だ…

【英文読書ルーティン日記154】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ17 ~あるとないを超越した何か~

テーマが似ているから当たり前かもしれないが、「宇宙創成」「フェルマーの最終定理」「素数の音楽」で出てきた話や知識が、ちょこちょこ登場する。 男子に生まれたがためか、学校でできることを求められる理科や数学がからきしな僕でも、宇宙や数論の未解決…

「リーダーなのに孤独を感じなくて不安」”でした”。

以下の記事は、書き始めたはいいものの、途中でピタッと手が止まり、そこから1ヶ月くらい放置していたものである。 当初のタイトルは、【「リーダーなのに孤独を感じなくて不安」です。】というものだった。確かにその不安は感じていたが、言語化と観察が不…

中2地理・近畿地方の予習をしていたら、久々に「面白い!!」と思えた。

昨日書いた記事の、いわば続きになる内容を今日は書いてみる。つい最近、僕の中で、「問いが見つかるまでは予習をする」というラインを設定した。 教科書や問題集の解説や説明に、「なぜ?」「どうして?」をぶつけながら読んでいく。それらを解決し、僕なり…

「予習」とは、そもそも何を目指してやるものか?

理想の予習とは何か。ここ最近、これを改めて考え直すきっかけがあったので、記事にしておこうと思う。 白状すると、僕にとって予習というのは、今からの授業で何をするかを決めたり確認したりする、という程度の意味合いのプロセスでしかなかった。 だから…

「学習」と「学問」の違いとは? ―僕は、「学問」がしたいと思う。

国語の類義語という単元を教えていると、ふと言葉が詰まることがある。完全に同じ意味であるならば、同じ言語に2つも同じ意味の言葉は要らないのでは、と。 昨日もたまたま、「学習」と「学問」について調べていて、同じことを思った。これら2つは、同じよう…

博物館の原点、「ムセイオン」とはどんな場所だったのか。

僕が本当にやりがいを感じる働き方のヒントは、博物館にあるのではないか。最近はそこを取っ掛かりとして、あれやこれやと調べては考えているところである。 その経緯はここ3~4回の記事にまとめていたので今回は割愛するが、今のところの手応えは、「多分そ…