精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

講師の仕事術

「ゆとり世代」と「思考力重視世代(仮)」の陰陽を考える。

今日は「なんだかんだで詰め込み教育の段階も必要だよね」というテーマで、記事を書いてみようと思う。 かくいう僕自身は、いわゆる”ゆとり世代”だ。この呼称は割と嫌いだし、この時期の教育が良かったか悪かったかというのは、まだ歴史的評価の途上だとしか…

【英文読書ルーティン日記154】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ17 ~あるとないを超越した何か~

テーマが似ているから当たり前かもしれないが、「宇宙創成」「フェルマーの最終定理」「素数の音楽」で出てきた話や知識が、ちょこちょこ登場する。 男子に生まれたがためか、学校でできることを求められる理科や数学がからきしな僕でも、宇宙や数論の未解決…

「リーダーなのに孤独を感じなくて不安」”でした”。

以下の記事は、書き始めたはいいものの、途中でピタッと手が止まり、そこから1ヶ月くらい放置していたものである。 当初のタイトルは、【「リーダーなのに孤独を感じなくて不安」です。】というものだった。確かにその不安は感じていたが、言語化と観察が不…

中2地理・近畿地方の予習をしていたら、久々に「面白い!!」と思えた。

昨日書いた記事の、いわば続きになる内容を今日は書いてみる。つい最近、僕の中で、「問いが見つかるまでは予習をする」というラインを設定した。 教科書や問題集の解説や説明に、「なぜ?」「どうして?」をぶつけながら読んでいく。それらを解決し、僕なり…

「予習」とは、そもそも何を目指してやるものか?

理想の予習とは何か。ここ最近、これを改めて考え直すきっかけがあったので、記事にしておこうと思う。 白状すると、僕にとって予習というのは、今からの授業で何をするかを決めたり確認したりする、という程度の意味合いのプロセスでしかなかった。 だから…

「学習」と「学問」の違いとは? ―僕は、「学問」がしたいと思う。

国語の類義語という単元を教えていると、ふと言葉が詰まることがある。完全に同じ意味であるならば、同じ言語に2つも同じ意味の言葉は要らないのでは、と。 昨日もたまたま、「学習」と「学問」について調べていて、同じことを思った。これら2つは、同じよう…

博物館の原点、「ムセイオン」とはどんな場所だったのか。

僕が本当にやりがいを感じる働き方のヒントは、博物館にあるのではないか。最近はそこを取っ掛かりとして、あれやこれやと調べては考えているところである。 その経緯はここ3~4回の記事にまとめていたので今回は割愛するが、今のところの手応えは、「多分そ…

これから強く意識すること。それは、”教え”や”学び”の可視化である。

ろくすっぽ結果らしい結果を出す前に公言するのも恥ずかしいが、僕は今、校舎長としての自分の在り方を意識的に変えようと努力している。 僕は場を預かる者、チームを率いる者”ではなく”、場所を場所たらしめるため管理する者であるべきだ。そんな風に考えて…

「面倒くさい」とはなにか。

最近、主に仕事から帰ってからの時間で、以下の本を読みこんでいる。 感情は、すぐに脳をジャックする [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これが非常に読み易いのは勿論、書いてある内容が凄く実践的で、読んで満足というより、「自分も…

【英文読書ルーティン日記153】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ16 ~グラビティという謎~

宇宙の話。時間の話。光速の話。今の僕はそれらの知識を知っている(理解しているわけではないが)。 それらをどこで知ったのだろうか。ふとそれを思い返すと、やはり小学校低学年までの時代に、大量の情報を受信したことが大きいのではと感じている。 jukukos…

「学びや発見の仕掛けを作る。」

独立を考えているという話を伝えて、1年くらい経った。伝えてから気付いたが、僕はまだまだ、まだまだ、内省が不十分だ。想いの10%も、言葉にできていない。 もちろん目先の売り上げ、会社への貢献が一番大切だ。そこの優先順位は履き違えていない。しかし…

疲れたときに考えたい【一切皆苦】という考え方。

最近買ったこの本が大当たりだった。まだ中盤というところなのだが、既に何枚の鱗を目から落としたか知れないほどである。 ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考 [ 松波龍源 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これを手に取った理由は、テーマが仏…

僕の理想の働き方は、「美術館の館長」なのかも。

昨日の記事を書くためにあれこれと考える中で、僕にとってある種理想的な働き方・生き方を具現化した場所は、多分美術館であるということに気付いた。 羽生善治氏の言い方を借りればこれはただの”閃き”だ。なぜそう思ったか、全然説明ができない。もしかした…

「お前は何がしたいんだ?」という超難問に、そろそろ答えられるようになりたい。

僕は何がしたいのだろうか。最近、このことをふと考える機会が増えた。僕は究極この世で何をしたくて、そして何を遺して、消えたいのだろうか。 生きることについて、究極的な目的など無いと言われる。それは僕も同意する。僕は勇者か何かの末裔ではない。大…

やらかして初めてわかる、「睡眠」の大切さと「睡眠不足」の副作用。

最近、自分ごととしてちょっと反省するべきことが1つあった。だからそれを忘れる前に、こうして帰り道に吹き込んだことをベースに、記事を書いている。 仕事で何かミスをしたとかそういうことではなく、単純に今僕は、寝不足である。睡眠時間は5時間ちょいで…

「気まずさ」はどんな感情?それを観察した結果見えたこと。

30歳を過ぎてから、ことネガティブな感情や思考に振り回されたくないと改めて思うようになった。だからそれを感知し、なるべく客観視して観察するよう、努めている。 そして今日、「そういえばあまり言語化できてないな」と気付いた感情がある。それは「気ま…

【英文読書ルーティン日記152】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ15 ~光・時・永遠~

フェルマーの最終定理のドキュメンタリー冒頭で、こんなナレーションがある。「辿り着いた数式は、彼に名声と、そして後悔を与えた」 その理由はドキュメンタリー後半で語られるのだが、追いかけ続けた謎や問題が消えることは、達成感以上に喪失感を生み出す…

カネと仕事を生まねば、どんな理想もただの画餅に過ぎない。そう反省中。

2023年が終わりに近い。校舎を預かる者を引き継いで8ヶ月が経つのだが、自分が思っていた仕事はこんなにもできないのかと、今はひたすらに焦っている。 もちろんこれ自体が視野狭窄、いわばバイアスに囚われた状態に過ぎないのかもしれないが、仮に僕が社長…

魅力とはなにか。

魅力という言葉を思い浮かべると、「僕にはない何かだ」という卑下を、ある意味反射的に考えてしまう。 二十代前半の頃は、自分にそれはないという仮定のもと、どうにかしてそれを探してきて、自分に移植するべく色んなことを頑張ってきたものだ。 しかし、…

体調管理の”地雷”を考える。

【観察力の鍛え方】や【大きな嘘の木の下で】をはじめ、様々な本で書かれてある教えに、「大失敗を避ける」というものがある。 成功に再現性は無いが、失敗には不気味なほどそれがある。だからそれを知り、共有し、徹底して潰す。これが何より重要なのだと。…

羽生善治流・集中力の鍛え方が凄く理にかなっている件について。

もう何回目か分からない再読だが、【大局観】を久しぶりに頭から読み始めて、その面白さにやはり引き込まれて、毎朝10分くらい読むのを日課にしている。 大局観 自分と闘って負けない心 (角川新書) [ 羽生 善治 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 読…

本番に弱い人の勉強法には、ある共通点がある。

今日は、本番に強くなるための勉強のコツというテーマで、記事を書いてみようと思う。 勉強でもスポーツでも何でもそうだと思うが、練習だときちんとパフォーマンスが発揮できるのに、本番だとそうもいかないという人は、かなり多い。 この辺は、本人のメン…

【英文読書ルーティン日記151】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ14 ~理論は証明されない。反証されていないだけ。~

あるポケモンの映画だったと記憶している。ネタバレになるので詳しく言えないが、地球を離れ、宇宙の果てにどんどん飛んでいく映像が流れるシーンがある。 地球が遠ざかり、火星が遠ざかり、地球が点になるまで遠ざかり・・という感じだ。子供の頃、それまでの…

2週間で、英検の面接を30セット以上担当して気付いたことまとめ。

英検のハイシーズンがそろそろ終わる。その一環として面接練習(二次試験対策)を受け持ったのだが、例えば2級となると、なかなか担当できる講師が居ない。 必然、コマの時間をできるだけ短くしつつも、回数を増やすことで講座の体を保ちながら、僕が隙間時間…

「明日できることは、明日やればいい」―という考えは、ゆとりなのか破滅なのか。

確かひろゆきさんの座右の銘だと記憶しているのだが、「明日できることを今日やるな」という格言がある。 似たようなセリフはファイナルファンタジーXのジェクトというキャラクターも言っており、「明日できることは明日やればいいんだよ」というセリフがあ…

他人のアドバイスには基本従った方が良いという、身も蓋も無い根拠を書いてみる。

今回は、いわゆるアドバイス、人からの助言に従うことは、割と手放しで有益であるという話について書いてみる。 人からアドバイスを受ける際、すなわち他者からの指摘や忠告があると、僕はそれに対して、基本は2つのリアクションしかないと感じている。 一つ…

たくさん本を読むと起きること。―そしてそれこそが、僕にとっての読書の醍醐味。

自分で言うのもなんだが、僕は本を読む。新刊をわんこそばみたいに読むタイプではなく、再読重視型ではあるが、毎日2~3冊の本に触れることが習慣になっている。 朝起きたら【観察力の鍛え方】を再読し、寝る前は【こころ】を読んで気持ちをクールダウンさせ…

コミュ障の僕だけど、コミュニケーションから逃げてたら、校舎が潰れることは理解している・・・つもりである。

僕は自他ともに認めるコミュ障だ。喋ろうと思えば多少は喋れるが、気の利いた冗談は言えないし、当意即妙という言葉から最も遠い人種だとも思う。 【Quiet】という洋書を最近読んだが、そこに登場する内向的な子どもたちの切実な胸の内は、ポジティブなもの…

「実際に被害を食らうこと」は、「被害を食らう妄想」より、全然痛くない。だからこそ厄介だ!

さっき気付いたのだが、僕が職場の机上で保管していた現金が、盗まれていた。しかも狡猾なことに、封筒はそのままで、中身だけ丁寧に盗られていたのだ。 平和なこの日本で、「大丈夫だろう」と思っていた場所で、現金を奪うという犯罪行為が自分事として起き…

【英文読書ルーティン日記150】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログ13 ~動的宇宙~

宇宙を考えるとき、その問いはほとんどが純粋で、それでいて確かめようがないことに気づかされる。 宇宙に果てはあるのか。宇宙の形はなんなのか。宇宙の始まりはなんなのか。すべて注1で習う英語の構文で表現ができてしまう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.…