精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【英文読書ルーティン日記140】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅢ ~混沌と数学~

僕は数学が苦手である。ただしそれは数学の話であって、算数は別。100マス計算は公文に行っていた別の同級生と同じくらい早かった。 当時はただただ、意味不明な記号と、謎の数学的思考というヤツが全く性に合わなくて、拒絶反応故に飲み込むことができなか…

なぜ特定の人への仕事の集中が無くならないのか?

繁忙期が終わろうかという最中、遂に身体にガタが来て、体調を壊す人が出始めた。それ自体は、その人だって人間なので、何も不思議な話ではない。 問題は、その人達に過度な集中が圧しかかっていた結果、それを周りに再分配することにより、繁忙期が意図せず…

言ってはいけないことを言わないために必要な心構え。

言ってはいけないことというのは、意外と非常に多い。そしてその地雷の位置と数は、文字通り千差万別であり、考えるだけ頭も痛くなる。 何でこんなことを書いたか。実は最近、ちょっと変わった背景を持つ生徒の問い合わせが連続しているからである。 詳しく…

【実録】この仕事を始めて一番”理不尽だった”クレーム電話の感想戦。

今日は本当に不思議な日だった。↓の記事で書いた過去の確執が、全くの偶然から再燃し、退路を断たれた状態で自分に投げられたのだ。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com この仕事を始めて結構な年月が流れたのもあり、クレーム対応の電話なり面談なりをしたこ…

イライラしないことを心掛けるより、その要因を排除する努力の方が数億倍大事。

僕が思う、僕自身の人間的な課題は多々あるが、真っ先に思い浮かぶのは「短気」であることだ。 基本温厚な人間だと思うのだが、自分でもまだ共通点がそこまで見えないいくつかの要因にぶち当たると、一気に沸点までいってしまうので、すごく難儀している。 …

子どもたちの言動にイライラしてしまうあなた(お父さん・お母さん・教員)へ。

ストレスを少しでも減らす努力には、1日も欠かさず取り組んでいる。無駄な体力や精神力を削られなくすることは、体力の総量を増やすより大事だと思うからだ。 特に去年くらいからずっと言っているのだが、僕は幼少期や、ADHDを持つ子供に特有の行動のいくつ…

受験においては、「得意な型に固執するのは甘え」なんてのは無い。

「決断力」や「大局観」、そして「運を支配する」といった、将棋や麻雀といった頭脳戦をテーマにした本にはよく、「型」について書かれている。 上達のためには型は大事なのだが、一方それに固執すると対策されやすくなり、「型にはまらなければ弱い」という…

「僕の哲学が宿った校舎」という目標に、愕然とするほど辿り着けていない。

このブログは、強いて言えば未来の自分に向けて書いている。それが結果誰かの役に立てばいいかなという思いもあるにはあるが、実はメインではない。 だからこれも、ある意味未来の自分に向けた手紙に近い。というより、過去の自分から渡された宿題の、答え合…

【英文読書ルーティン日記139】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅡ ~世界は精巧な歯車である~

理科と数学(と世界史)が混ざったような大著。それがこの、THE GREAT UNKNOWNである。正直、買ったはいいが、読める気があまりしなかった。 しかし、自分の中にも多少素養が溜まった恩恵か、なんとか読めるし、普通に楽しめている。僕も未知が大好きな男子だ…

僕は別に休日出勤は厭わないけど、それを前提にされると滅茶苦茶腹が立つ。

塾のシーズンがいよいよ折り返しとなる。夏休みが終われば【後期】という区分に変わり、特に小6・中3・高3が受験を強く意識して、勉強に臨む時期となる。 だからシフト組も変わってくる。その案が最近流れてきたのだが、それを見て正直、青筋が立ちそうにな…

「得意なこと」の見つけ方。

昔から腑に落ちない言葉がある。それは、「得意」だ。特に、「あなたの強みは?」「あなたの得意なことは?」といった質問が、すごく嫌いである。 理由は簡単で、「いやいや、得意っつっても、自分の上位互換がゴロゴロいる状況でそんなこと言うだけ、滑稽じ…

「プラス思考」の正しい解釈を探る。

「プラス思考」という考え方がある。現状の物事をとことんポジティブに解釈し、未来は今より好転すると信じて疑わない、そんな感じだろうか。 「諦めるな!絶対できる!」といった言葉がそのテンプレだろう。この思考について、「ナナメの夕暮れ」のフレーズ…

「最悪の想像」こそが、期待を手放し現状に感謝できるようになるための第一歩、かも。

どうやって「期待」を手放すか。大体1年半以上に渡り、時折思い出しては考え続けたテーマだ。理由は、僕の抱えるストレスや不安の原因はほぼ、期待に起因するためだ。 その答えを求めて仏教の思想を学んだり、西洋哲学をかじったり、色んな人の本を読んだり…

調べれば出てくるんだから覚えても無駄、という思考の危うさ。

テレビのクイズ番組か何かの影響か知らないが、「知っていること」の価値や影響力、ブランドは、依然としてすごく高水準にあると思う。 ただここ数年は同時に、インターネットの普及に合わせるように、「知っているだけの状態に、意味はないよね」という論調…

手がかかる子にストレスを感じてしまう理由は死ぬほど簡単。でもそれに対処するのは超難問。

どうでもいいのだが、僕は結婚をするつもりがない。子供が欲しくないからだ。そして僕が子供を欲しくない理由は、多分ストレスで死ぬと予測しているためである。 夜泣きで起こされる時期がきて、それが終わっても保育園だ幼稚園だと奔走し、学校が始まればコ…

【英文読書ルーティン日記138】"THE GREAT UNKNOWN"読書感想ブログⅠ ~未知への旅へ~

僕の洋書デビューは確かフェルマーの最終定理だったと思うのだが、やっぱりサイエンス系のドキュメンタリーが一番好きだと自覚している。 【素数の音楽】を読んで以来、こちらのマーカス・デュ・ソートイ氏の著書にも興味があり、その中の1つを直感で選んだ…

「勉強」の究極的な目的の一端が見えたかもしれない。

人生で一度は訪れる、「なんで勉強せんといけんのか」というフェーズ。それを通り抜けて久しいが、職業柄、この問いに向き合う回数は人一倍長いと思う。 ここで言う勉強は、学校教育における国数英理社の知識に関することだと思うのだが、それそのものに絞れ…

「冷笑」に従い続けると不潔になる?-馬鹿にされたくないと思い続けると、人から避けられる説。

何度か白状した話だが、僕は昔、2ちゃんねるのまとめスレッドにハマっていた時期がある。 石を投げる側にいれば投げられない。そういう器の小さい自尊心が、僕をそうさせていたのではないかと今は分析しており、つまりその時期の自分はあまり好きじゃない。…

退屈な時間が教えてくれること。

塾講師は突発的にスケジュールが空いて暇になることがある。生徒が体調不良等で休んだときが、その一例だ。 そして今、棚ぼたでコマが空き、暇を持て余している。夏季講習中は繁忙なのが目に見えているため、授業以外の仕事はなるべく入れないようにしている…

改めて思う、「在ること」の責任。

私事だが、最近また一つ歳をとった。遂に男性の平均初婚年齢の数値を超えてしまい、なかなかに現実的な年齢になってきたなと、少しだけ感じている。 ありがたいことに、同級生、後輩、先輩、生徒たちからお祝いのコメントをたくさんいただき、歳を取るのも良…

毒舌こそが、メンタルを救う?

最近本当に何の気なしなのだが、Twitter(Xか)等で炎上しているネタにコメントをするというショート動画に、しばらく見入ってしまった。 特に印象に残ったのは、「炎天下で汗だくのまま屋台で働く姿は不快!プロ失格!」という感じの、ヤバめのじいちゃんかば…

つまりイライラしたら”どうすればいい”? ―色んな考え方を集めてみた。

年を取ったら頑固になり、イライラし易くなり、また理不尽なことを言いやすくなるといわれる。実際確かに、その具体例は数名頭に浮かべることができる。 そもそも頑固とは何か。僕なりの考え方だが、自分の価値観の埒外の言動について、「そんなんもあるんや…

【英文読書ルーティン日記137】"Quiet"読書感想ブログ完 ~内向性の真価~

内向的故に自分を見つめることが習慣というか自動化している僕なのだが、それでも一つだけ、まだほとんど全く掴み損ねている自分の特性がある。 それは、どんな思考、あるいはどんなメタからの声掛けをすれば、自分は最速でミスや挫折から立ち直れるか、であ…

イベントを楽しむ側から創る側に移行する歳になりました。

昨日、不思議な夢を見た。夢の中で僕は、過去卒塾していった生徒たちを集めて、何かパーティーのようなものを開いていたのだ。 場所は体育館のようなところで、そこで元塾生たちはロシアンシュークリームをやっていたり、合唱をやっていたりする。なんと平和…

「これをやっておけば帰れる」仕事の優先順位を上げたら、すごく良かった!!

精神が休まっている気がしないときは、自分の考え方をハックして、意識的に緩めていく必要がある。そんな話を、「心の疲れをとる技術」で読んだ。 疲労が溜まってくると、固定の価値観や、目先の仕事の達成など、特定のモノへのしがみつきが始まる。結果、休…

講師歴が5年以上になってからの予習法。

やはり、羽生善治氏の著書が好きだ。文体が非常に論理的なのも理由だが、抽象的な思考をも論理的に解説してくれるため、すごく腑に落ちるから、というのが大きい。 その中で【感性】についての話があった。【感性】については佐渡島庸平氏も「観察力の鍛え方…

「仕事が早く終わることは悪なのか?」

最近、露骨に体調が悪い。元々偏頭痛が持病なのだが、その頻度がここ最近急に高まっているという話を昨日書いたことから、そのことを察されるとは思う。 体調が悪いというのは、二日酔いや寝不足のようなわかり易い管理不足を除くと、それは身体からのシグナ…

気苦労とデスクワークの運命?偏頭痛が最近酷いので、自己流対策をまとめておく。

僕は遺伝的なものでそこそこ難儀なものをいくつか持っている。最たるものは「偏頭痛」であり、30代になるかならないかの頃から、頻度が増えていて、そこそこ辛い。 特にこの夏はなかなかにペースが異様で、多くて月イチだったはずなのだが、今は1週間で二度…

「べきだ」を捨てるには、結局勉強するしかない。

結局、モテるのはどんな人か。そんなことをふと考える。これは異性からの好意からという意味だけではなく、つまり人を惹きつける力のことを指す。 そしてその暫定解に、30歳を過ぎた今、薄々辿り着いている。それはすなわち、「べきだ」論を唱えない人たちで…

【英文読書ルーティン日記137】"Quiet"読書感想ブログⅫ ~内向的のその先へ~

人見知りで内向的というのを全開にしていると、僕をきっかけとして自分を肯定しようとする人たちによくブチ当たる。いわゆるマウントの対象になり易いのだ。 「もっとバカにならんと」「気にしすぎだよ」「苦しんでるのはお前だけじゃないんだよ」「笑ってれ…