2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今日は短編。 僕は国語の授業で、基本音読から入るようにしている。集中スイッチが入るし、黙読より圧倒的に『読める』ためだ。 ただ、そんな音読も、最近普通にさせることに飽きてきた。だから、とある工夫を行きなり放り込んだ。 今日は、そんな話である。…
僕自身猛烈なジレンマを抱えているテーマではあるが、やはり最終的に力を伸ばすのは『授業』ではなく『自学』だ。 僕が頭をねじり上げて授業を創るのも、全ては『生徒に自学をさせるため』とさえ、実は感じている。 ―まだまだ見てきた生徒の数は1000には届か…
『なんでコツコツとやっておかんかったんね!』という説教。 僕がされるのは当然うんざりだが、すごくよく聞くシチュエーションでもある。 基本、人間は継続が下手だ。だからこそ、コツコツと継続できる人間が褒めたたえられ、偉人にもなるのだ。 大人だって…
こないだ、自習中の一幕で、生徒と暗記対決をすることがあった。 簡単に言えば、僕は生徒から出されたお題を本気で暗記し、その間生徒も本気で演習やインプットに取り組むというものだ。 これはピアプレッシャーの一環なので、そういう意味でも歓迎したが・・。…
今日は今まで以上に、何言ってんだコイツみたいな話を書いてみる。 僕らの生業である授業というのは、悪く言えば工夫をしない限り一方通行で、マンネリズムを生みがちだ。 どんなに素晴らしい説明をする講師でも、『今日の説明も素晴らしいんでしょハイハイ…
合格実績や生徒のモチベを振り返ると、双方が良い感じで推移している年度とそうじゃない年度とで、ある種の傾向が見て取れる。 それは、『自習に生徒が来るタイミングと、その数』だ。早ければ早いほど、そして多ければ多いほど、良い結果が出ている。 僕自…
テスト前の休日は、成績が悲惨なそれにならないようにする最後の頼みである。 しかしこれも、使い方を間違えれば、ただ無駄な時間を大量に費やして終わる。出来ることなら、より効率的に活用したい。 ということで今日は、僕なりのテスト前の休日、そのオス…
得意科目が得意な理由や、苦手科目が苦手な理由は、掘り下げるとシンプルながら深いヒントが隠されている気がしてならない。 その根底にあるのは、『才能がある』云々といった話ではないと思うからだ。もっと単純な、『おもしれー!』という体験だと思う。 …
ネットサーフィンをしていると、面白そうな学習法を発見した。 それは、『セルフイマジネーション』というものだ。 yuchrszk.blogspot.com どうやら、『手軽なのに記憶力がかなり高まる学習テクニック!』とのことで、上手く導入できれば強そうである。 今日…
ちょっと前に寿司屋で何年も修行するのはバカという発言が話題になった。 僕自身は、今の目まぐるしく変わる世の中では、素早く色んなスキルを得るスキルが大切と考えているので、この意見には割と賛成である。 しかし、まだまだどうにも『泥臭さ』とか、『…
僕の勤める塾は漢検の準会場に登録しており、本会場に行かずとも受検ができる。 でだ。 その結果がつい先日出たのだが・・・。それを見たとき、目玉が飛び出そうになった。 3級の結果が異様に悪いのだ。受けたのは中3がほとんどなのに、30%くらいしか受かってな…
先日、僕が『撲滅したい学習法』についてまとめた。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com しかし、良い環境を作るには、悪い要因だけを除いても無駄だ。積極的に、それを推し進める施策も打たねばならない。 そこで今日は、前回の続編的な位置づけとして、僕が…
こういうと傲慢かもだが、ある程度の点数を叩き出す生徒でも、その学習方法はすさまじく微妙なことはかなり多い。 最近は学習方法と、その効果についての研究がかなり多く、学校で教わる勉強法でも科学的には虫の息、なんてのもチラホラだ。 そんなことを知…
さてさて。ウダウダと書いてきたが、つまるところ『結局何をすれば成績が上がるんだよ?』ってことにこの記事で突っ込もうと思う。 勿論、ただ方法論を書くのは簡単で、『マッチョになりたきゃベンチプレスやれ!』というのと等しい。 だが、学習においては…
今日は絶賛棚上げ企画。 生徒の集中力が持たない、話を聞かない、雰囲気があーだ、こーだというのは、実は蓄積した何かの結果であることも多いという。 そしてそれは、実は講師側の振る舞いにあるのが大半だという。これは耳が痛い。マジで痛い。 そこで今日…
僕は小・中・高の『国語』も担当している。色々とアバウトな科目という印象があるからか、学習アドバイスもアバウトなそれが多い気がする。 『熟読・味読しよう!』『全文書写してみよう!』『声に出して読んでみよう!』等々。ぶっちゃけ言葉にしづらくて仕方…
僕自身偉そうなことを言えた口ではないが、『人に何かを伝え、分かってもらう』能力は、正直訓練がモノを言うと思う。 そもそもそういう機会は、意識してそういう環境に行かない限り稀だ。つまり、鍛え上げるチャンスはそんなにない。 僕自身、学生の頃にた…
今日は完全に『指導』全振りのお話。 色々な視点から物事を考えろと言われるが、ぶっちゃけ想像の中で視点を変えるより、得たい視点側の経験を積む方が早い。 そしてこれは、ある単元を教える際、自分なりの『ツボ』、つまり『キーポイント』が見つからない…
生徒たち(特に思春期)の行動を変えるのは、極めて難しい問題だ。 例えばこの中に、『勉強しなさい!』と言われて素直に勉強した方はどれくらいおられるだろうか。僕は一度もない。 そんな超難問に、僕らはしばしば立ち向かねばならないときがある。 効果の出…
僕ら講師が抱く永遠のテーマとして、『難しい概念を、どうやって簡単な言葉で教えるか』というのがある。 僕もまだまだ努力中だし、正直このゴールには永遠にたどり着けそうにない。どこまで近づけるかどうかだと思う。 数学の難問しかり、国語の評論に出て…
大手予備校の先生紹介を見ていると、超絶すごいことがたくさん書いてあり、とりあえず意味もなく感心する。 『授業を行うクラスは常に満員!』『受験生から絶大な人気を集める!』『超実力派講師!』などなど。 たまにそういった先生の授業を参考のために見…
授業に慣れてくると、『決めてねーけど何しようかな~』という気分で教室に入りたくなることがないだろうか。今日はこれを『アドリブ授業』と呼ぼう。 『特にすることを決めずにフラっと教室に入り、授業を行える講師こそプロだ!』という意見もあることだと…
先日塾講師歴5年目に突入したが、やはり一番しんどかった時期は【集団授業を担当し始めた初年】だと思う。 理由は、生徒の面前で授業をすることの素人から始まり、右も左も分からないまま、不安を抱え、研修で怒られ続ける1年だったからだ。 ―しかし、この大…
『板書』は何かを人に教える際、非常に有益なツールである。 情報のみならず、例えば数学の解法のプロセスも併せて伝えられるため、上手く機能させればとても使える道具なのには違いない。 ただそれも、余計なノイズが入っていなければ、の話。無駄な情報然…
地方によるだろうが、こちらは定期テストの影が忍び寄ってきている。 直前になって大慌てするのはもはやテンプレだが、それを少しでも軽減させるためには、一体何から始めさせるべきかとよく考える。 今日は国語のそれに絞り、試験前に爆死しないよう、僕が…
『ADHD(注意欠陥・多動性障害)』という症状がある。最近急速に知名度が上がってきている言葉だが、簡単に言えば以下の特徴があるという。 ・不注意 授業中に集中し続けることが難しい、忘れ物が多い、外からの刺激などですぐに気がそれてしまうなど。 一方で…
子どもが勉強に本腰を入れない。これは、ごくありふれた光景であり、多くの方が悩みにしていることでもある。(もちろん僕も) しかもこの難題の解決策は、まだ体系化されていないという印象だ。家庭環境や個性などに大きく左右されるので、それは致し方ないこ…
生徒からよく言われるのが、『学校の社会の授業への要望』である。素晴らしい授業もきっとあるに違いないが、リクエストとして多いのは主に2つ。 ①どうでもいい情報が多すぎて進まない! ②全然語句の説明が無くて意味が分からない! とまぁ、こんな感じ。教…
『やる気』というのは扱いに困るものだ。これが無い生徒をその気にさせるのは、湿った薪に火をつけるようなもの。 時間と労力がとてもかかるし、ちゃんと火が付くかもわからない。 とはいえこれを放置すると、やる気が無いから勉強しない、勉強しないから成…
最近、『宿題は学力向上に意味なし!!』みたいなトレンドが爆誕している。 daigoblog.jp gigazine.net これに関して僕は、『現場としてもその通りな気がする』と、正直思っている。 『課題を出すことで、強制的にでも学習時間を確保する!』というのが意味…