2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧
宿題の出し方から仕事の依頼まで、他人が絡むことにおけるインセンティブの設計や機能には、かなり敏感になるよう心掛けている。 自分にも相手にもトクとなる行動を促すためにはどんな報酬を用意し、どう声掛けを、どのタイミングですればいいか。これが戦略…
学校や塾、ご家庭であるあるの問答は、20年以上前から変わらないと感じる。例えば宿題をあの手この手でやってこない生徒とのバトルなどなど、だ。 ここをどう説得し、完遂させるか。ここをナァナァにすると、指導自体に意味が無くなり、月謝を頂きながら成績…
最近、メンタル的なことで自分の中で引っ掛かることがあった際、専門的・科学的なヒントを探す前に、同じことで悩んでいる人の言葉を読むようにしている。 具体的にはnoteに自分がもやもやする事柄のワードを打ち込んで、出てきた記事を大量にタブに開いて、…
仏教哲学を独学で学び始めて久しいが、今一番自分にとって大事だと思う考え方は、「一切皆苦」である。これについて5か月前にも記事にしたが、解像度がちと低い。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com その当時は、「楽しいとき、幸せなときの中にも、苦に繋が…
「リフレーミング」という心理学用語がある。簡単に言えば、目先の出来事の解釈を変えることで、ネガティブな思考にヘンに囚われ続けないようにするものだ。 久しぶりにChatGPTに質問を丸投げして、その定義を改めて教えてもらった。曰く、こんな感じらしい…
僕は退屈な時間が好きではない。なぜかと言うと、本当にぼーっとしているときほど、過去の嫌な記憶や、将来への杞憂が脳内に立ち込めてくるからだ。 酷いときは、その嫌な記憶が別の嫌な記憶を連想させ、その感情に完全に乗っ取られかけることもある。そうい…
僕が子供の頃、遊戯王という漫画が流行った。「もう一人のボク」というフレーズは、それもあってかとても印象深く、今も記憶に刻まれている。 厨二病みたいだが、時折自分の中には何人もの”じぶん”が居るような気がすると、つくづく感じてもいる。これは分人…
今日は会社の中で、担当している校舎の現状と課題、展望についてミーティングする機会があった。 前もって資料を作成しながら、自分なりにそれらを棚卸しした状態で臨んだので、大体は恙なく進んだのだが・・・”ある質問”で、僕は完全に停止してしまった。 その…
最近、「独立」という言葉を使わなくなった自分に気が付いた。これは何も、自信を失ったとか、現状に満足しているとか、別にそういうわけではない。 単に講師として自分はどう在るべきか、どんな講師でありたいか、その理想像がかつてないほどくっきり見えて…
僕も昔からそうなのだが、どうしても人の言動や視線が気になって、自分を押し殺すところが結構強い。(HSP気質を持っているんだろうなと思ってるけど) それは人類普遍の共通の悩みであるようで、心療内科の先生や、論文マニアの方への質問として、言葉こそ違…
なるべく好奇心を持って観察しようとは努めているのだが、今日ははっきり言ってメンタルの調子が滅茶苦茶悪い。ただし、別に鬱というわけでもない。 まず、起きてから何故かずっと、滅茶苦茶イライラしている。起きてもいないトラブルを想定してカリカリし、…
【観察力の鍛え方】を読んでいると、「”苦手”は思考停止ワード」という指摘があって、ちょっとドキっとする。 僕自身、嫌なことや、やってて手応えに乏しいことほど、さっさと「苦手」とラベリングし、距離を置いてしまいやすい思考の癖があるからだ。 当然…
別ブログなのだが、こんな話を書いた。 hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com 「嫌いなもの」を取っ掛かりとして自己内省を深めてみるという内容なのだが、その結果たどり着いたものは、なかなかに興味深い。 それは、僕は過去の自分が猛烈に嫌いという…
諸行無常。滅びの美学というか、なにかオシャレなフレーズとして使われるイメージのある言い回しだと思う。 しかしこれは、単に、この世に生きている時点で逃れられない現象の呼び名のようなものではないかと思いつつある。 jukukoshinohibi.hatenadiary.com…
ここ最近、調べれば調べるほど、色んな意味で”面白い”と思っている語句がある。それは、「ダニングクルーガー効果」だ。 死ぬほど乱暴に言えば、正直浅い知識の人ほど、何故か自己評価が凄く高いよね、という傾向を指す言葉で、実はイグノーベル賞を受賞して…
自分で言うのもなんだが、ここ最近打ったライフハックが次々とハマって、僕という個人の生産性が凄く高まっている。 なにか大きなことを成し遂げたとかそういうわけではないが、日々の細分化されたタスクが未消化のまま終わることが無くなり、嫌いな電話への…
「受容」「受け入れる」「ありのままを受け止める」「期待しない」といった、心を中立に保つための心構えを、方々で見かける。これが簡単に聞こえて、難しい。 僕自身もその大切さは頭で理解しているのだが、それを体現したらどうなるか、その意識にどうすれ…
人間というものは不思議なもので、30年チョイ生きてくれば、自覚し、直そうとしさえすれば、自分にとって弱点だと思える思考の癖も段々と取れてくるもののようだ。 しかしその中でも、新たに目立ち始めたのか、それとも実は昔からそうだったのかわからないが…
大体どの高校入試も大学入試も、小説・物語の読解問題が出題される。その狙いについては皆様それぞれ一家言あるだろうが、僕はこう考えている。 曲解や決めつけ、当て推量といったやり方で、対人評価や状況の判断をするヤツをふるいに掛けるため。 得てして…
世の中は絶えず変化し、万物は流転する。こんな話は平家物語の序文でも書かれている「当たり前だよ」と思われる話かもしれない。 しかし人間とは不思議なもので、変化を歓迎し、前向きに適応できる人の方が稀有である。僕らは変わりたくないのだ。多少不便で…
鬱の状態だった頃を思い返したり、或いはそうなっていた人の体験談を読んだりすると、あるイメージが頭に浮かぶ。 自分は決められた筋書きを演じるに過ぎず、しかもそのプロットは悲惨な結末にまっしぐらで向かっている。あらゆる環境も演者も、それに向けて…
あなたに不快な気持ちを生じさせるトリガーはなんだろうか。この質問をされて、即答できる人など、皆無ではないかと思う。 嫌な記憶や感情など、誰だって浸りたくない。だからなるだけ目を反らすし、別の没頭できる対象を見つけて気晴らしするのが効果的だと…
僕は朝が苦手だ。今もそう思っているが、最近は世間が言うそれと僕の認知の間には、少しズレがあるんじゃないかと思い始めている。 僕はそもそも、生粋の夜型である。朝日とともに”目覚めたくない”という本音もまた、この仕事をしている理由の結構な割合を占…
今、左腕と左足のハムがプルプル震えている。小さい男の子のどこにこんな筋力があったのか、事が収束した今も、心のどこかで驚いている。 何があったのか。タイトル通りだが、低学年の男子が1人、塾に来るや否や暴れ始めた。トリガーはよくわからないが、虫…
有名な漫画からガチガチの武術の指南本まで、「心の目」という表現がよく出てくる。 「とにかく深く見ようね」といったすごく浅い意味で僕は納得していたのだが、最近その意味が少し更新された。 そのきっかけは、五輪書の【水の巻】を読んだことにある。こ…
2023年以降、僕の中でとても大きな勉強のテーマになっているのは、いわば「幼児の心理」だ。最初は実務的な理由から学んでいたが、今は興味の対象となっている。 子供の感情は目まぐるしく変化し、その発露はもはや「爆発」に等しいことがある。社会的に好ま…
最近、支出がエグい。財布の底に穴でも空いているのかと思うほど、気付けばお金が無くなっている。 デカい買い物もあったので、ここ数ヶ月は「やむ無し」という大義名分で、いくばくか貯金を切り崩して凌いだのだが、それを補填せぬままここにきている。 ひ…
最近、五輪書を読み始めた。大学2年の頃に新訳版に一度挑んだが、その内容の深さに圧倒され、それきりになってしまっていたためだ。 しかし僕なりに観察に関する本をいくつも読み、日常生活でそれを心掛けて、何より飽きもせず数千もの記事を書いて言語化を…
「ビジョナリー・カンパニー3」を読んで以来、言葉にできない緊張感をずっと抱えている。僕らは今、破滅の途上にいるに違いないという恐れが、日増しに高まっている。 企業としての死は、癌のような段階を経て進むとある。最終段階まで行くと、もはや末期が…
今日は特定の誰かに苦言を呈するという話ではなく、むしろ自分への戒めとして、一般論をまとめたいというのが狙いである。 僕は自分で言うのもなんだが、とても頑張り屋さんだ。またしても連勤術の最中であり、次のフル休みは2週間ちょっと先まで無いくらい…