読書感想文
忘年会シーズンが始まった。僕はこういう酒席自体は別に嫌いではなく、むしろ好きなのだが、ここ3年くらいはっきりと、飲んだ次の日に必ず不安を覚えてしまう。 起きてすぐ、自分の内に強い不安が生じていることを実感はする。しかし、その正体は完全に謎だ…
テーマが似ているから当たり前かもしれないが、「宇宙創成」「フェルマーの最終定理」「素数の音楽」で出てきた話や知識が、ちょこちょこ登場する。 男子に生まれたがためか、学校でできることを求められる理科や数学がからきしな僕でも、宇宙や数論の未解決…
以下の記事は、書き始めたはいいものの、途中でピタッと手が止まり、そこから1ヶ月くらい放置していたものである。 当初のタイトルは、【「リーダーなのに孤独を感じなくて不安」です。】というものだった。確かにその不安は感じていたが、言語化と観察が不…
理想の予習とは何か。ここ最近、これを改めて考え直すきっかけがあったので、記事にしておこうと思う。 白状すると、僕にとって予習というのは、今からの授業で何をするかを決めたり確認したりする、という程度の意味合いのプロセスでしかなかった。 だから…
国語の類義語という単元を教えていると、ふと言葉が詰まることがある。完全に同じ意味であるならば、同じ言語に2つも同じ意味の言葉は要らないのでは、と。 昨日もたまたま、「学習」と「学問」について調べていて、同じことを思った。これら2つは、同じよう…
ろくすっぽ結果らしい結果を出す前に公言するのも恥ずかしいが、僕は今、校舎長としての自分の在り方を意識的に変えようと努力している。 僕は場を預かる者、チームを率いる者”ではなく”、場所を場所たらしめるため管理する者であるべきだ。そんな風に考えて…
最近、主に仕事から帰ってからの時間で、以下の本を読みこんでいる。 感情は、すぐに脳をジャックする [ 佐渡島庸平 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これが非常に読み易いのは勿論、書いてある内容が凄く実践的で、読んで満足というより、「自分も…
宇宙の話。時間の話。光速の話。今の僕はそれらの知識を知っている(理解しているわけではないが)。 それらをどこで知ったのだろうか。ふとそれを思い返すと、やはり小学校低学年までの時代に、大量の情報を受信したことが大きいのではと感じている。 jukukos…
最近買ったこの本が大当たりだった。まだ中盤というところなのだが、既に何枚の鱗を目から落としたか知れないほどである。 ビジネスシーンを生き抜くための仏教思考 [ 松波龍源 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon これを手に取った理由は、テーマが仏…
フェルマーの最終定理のドキュメンタリー冒頭で、こんなナレーションがある。「辿り着いた数式は、彼に名声と、そして後悔を与えた」 その理由はドキュメンタリー後半で語られるのだが、追いかけ続けた謎や問題が消えることは、達成感以上に喪失感を生み出す…
昔から僕はよく悩む。一応過去10年くらいに比べたら、だいぶ自分の中のネガティブモンスターを御せるようにはなってきたと思うが、それでも、まだまだだ。 だからこれまで、【D・カーネギーの道は開ける】とか、【心の疲れを取る技術】などの、主にメンタル…
もう何回目か分からない再読だが、【大局観】を久しぶりに頭から読み始めて、その面白さにやはり引き込まれて、毎朝10分くらい読むのを日課にしている。 大局観 自分と闘って負けない心 (角川新書) [ 羽生 善治 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon 読…
今日は、本番に強くなるための勉強のコツというテーマで、記事を書いてみようと思う。 勉強でもスポーツでも何でもそうだと思うが、練習だときちんとパフォーマンスが発揮できるのに、本番だとそうもいかないという人は、かなり多い。 この辺は、本人のメン…
あるポケモンの映画だったと記憶している。ネタバレになるので詳しく言えないが、地球を離れ、宇宙の果てにどんどん飛んでいく映像が流れるシーンがある。 地球が遠ざかり、火星が遠ざかり、地球が点になるまで遠ざかり・・という感じだ。子供の頃、それまでの…
今回は、いわゆるアドバイス、人からの助言に従うことは、割と手放しで有益であるという話について書いてみる。 人からアドバイスを受ける際、すなわち他者からの指摘や忠告があると、僕はそれに対して、基本は2つのリアクションしかないと感じている。 一つ…
自分で言うのもなんだが、僕は本を読む。新刊をわんこそばみたいに読むタイプではなく、再読重視型ではあるが、毎日2~3冊の本に触れることが習慣になっている。 朝起きたら【観察力の鍛え方】を再読し、寝る前は【こころ】を読んで気持ちをクールダウンさせ…
僕は自他ともに認めるコミュ障だ。喋ろうと思えば多少は喋れるが、気の利いた冗談は言えないし、当意即妙という言葉から最も遠い人種だとも思う。 【Quiet】という洋書を最近読んだが、そこに登場する内向的な子どもたちの切実な胸の内は、ポジティブなもの…
宇宙を考えるとき、その問いはほとんどが純粋で、それでいて確かめようがないことに気づかされる。 宇宙に果てはあるのか。宇宙の形はなんなのか。宇宙の始まりはなんなのか。すべて注1で習う英語の構文で表現ができてしまう。 jukukoshinohibi.hatenadiary.…
この記事の内容は、仕事の帰り道に喋ったことを取り込んで、それをChatGPTで整えて、僕が校閲してまとめたものだ。 それくらい今日は、急ぎ言葉にしておきたいことがあった。簡単に言うと、仕事におけるトラブルに対する今の自然な思考が、過去に無いリアク…
どうでもいいが、僕は「就職先の幅が広い」という理由で、経済学部に進学している。単に適正云々であれば、人文学部も良かったとは思うが、当時はまだ浅かった。 4年間経済学部に籍を置いていたのだから、マネーリテラシーは他の人より高い。たまにそう思わ…
神話を疑えば罰された。常識を疑えば嘲笑された。しかしその痛みを負いながらも止まらなかった人が、世界の見方を変えてしまう。そんな印象を僕は持つ。 他者からの攻撃を、人はなぜ恐れるのか。そうすると味方がゼロになるという恐怖があるからだ。しかし実…
今日は、今まで以上にだいぶ抽象度が高い話を書いてみる。タイトルの通り、「我流の落とし穴」についてだ。 勉強でもスポーツでも趣味でも何でもそうだと思うのだが、物事に取り組む一番初めの段階は、「模倣」か「我流」の二つに一つしかないと考えている。…
観察力の鍛え方を再読していると、アンドリュー・ワイルズ氏のインタビューや、羽生善治氏の著書と共通する、あるヒントがあることに気が付いた。 それは物事に習熟していく段階別の、鍛え方や考え方の話である。仔細が違っていたら恐縮だが、これら三人は、…
ある現象の仕組みを知りたいと思った。だから数学といった武器を使い、計算と実証、観察を繰り返し、その精度をひたすらに高めていった。 そして自分が知りたかった謎に辿り着き、興奮した感情を覚えたのも束の間、そこから分岐した大量の謎がまだ転がってい…
僕は我ながら、物事を悲観的に捉えることが得意だ。例えば何かしらの連絡を発信する際、必ず「理不尽な顧客からのクレーム」をそこに想像してしまう。 例えば未納告知の連絡をすれば「銭ゲバが!」というバカなコメントが来たら面倒だと考えるし、子供を叱れ…
自分が持てる力を如何にして発揮するか。最近はそれをよく考えている。というのも、僕はまだまだ、色々な物事に対する認識が甘いと、心の底では承知しているからだ。 言うなれば、やる気スイッチはどこにあるかを突き止めるという感じだ。しかしもっと言えば…
最近ガッツリ自分にカウンセリングを入れて知ったのだが、僕を突き動かす欲求は、大きく分けて2つあるらしい。しかも綺麗に、ポジティブとネガティブに分かれる。 hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com ポジティブな方で言えば、「好奇心の追求と、集団…
無駄で余計なストレスに振り回されることが昔から多い。歳を取ったらある程度軽減されると思っていたが、それは半分正しくて、半分間違っていた。 社会に出てから10年弱、色んな人と出会った。そしてヤバい人はどこまでもヤバく、僕を苛立たせることを狙った…
僕は子供のころからずっと、昆虫や魚が大好きであり、同級生が訝しがるほど熱心に図鑑を読み漁り、野外でその生態を観察し続けた。 一方、なぜ10円玉をお酢に漬けると輝きを取り戻すのかとか、炎色反応の美しさとかに魅力を感じ、没頭する同級生もいて、僕は…
今の時代においては、何が重視されているのか。 その端緒が知りたくて、ひたすら本を読み、コミュニティに登録し、講演の動画を何度も観てきた。 新世界 [ 西野 亮廣 ] posted with カエレバ 楽天市場 Amazon その結果、「どのように応援を設計するか」とい…