精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【無意識に他者の自信を折る】生徒は、早めに釘を刺しておきたい。

ただの皮肉だが、ルールに従いながらも個性を求められることから、生徒はホントにしんどいだろうなぁと考えている。

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とはいえ、『無駄に敵を作らない』という観点に立てば、ある程度の言動への意識は持っていた方がいいのもまた事実

 

そこで今日は、ぶっちゃけ教室に蔓延させるとめんどくさい【ある言動】をピックアップし、ご紹介する。

 

 

 

【無意識に他者の自信を折る】生徒とは?

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僕が言うその生徒の定義とは、ざっくりこんな感じ。

 

誰かの成功を聞くたび、さらに上の結果を収めた他者や過去等を引用し、それを打ち消す生徒

 

よく伝わらないと思うので、具体例を紹介しよう。以下のやり取りのような問答が見えたら、ぶっちゃけダウトだと思っていい。

 

(小テストで初めて満点を取った子に対して)

『満点取れて当たり前のテストじゃん』

(定期テストで自己ベストを更新した生徒に対して)

『Aちゃんは平均90点超えてたけどね』

(憧れの高校に受かった生徒に対して)

『でもBくんは〇〇高校行ったよね、ヤバくない?』

 

みたいな。申し訳ないが聞いていてイライラするので、僕は割と言葉を選ばず指摘する。

 

―では、この発言が問題なのはわかると思うが、具体的にどうマズいのかを述べ、その後に心理的背景を伝えようと思う。

 

まぁ、友達を失いますよね・・・

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身もふたも無いことを言えば、あんな発言を繰り返す人間の側に、人は寄り付かない。それは今後の世の中において死活問題である。

 

人は『自分の自己重要感を満たす人』の側に集まり、逆に『それを壊す人』からは離れていく。これは数多の本に書いてあるし、経験談でもわかる。

 

無意識に自分の自信を折られたいマゾなど居ない。長い目で見ればその子は孤立していく可能性があるし、クラスの活性も失われるに違いない。

 

だから、早めに釘を刺しておくのを僕は推奨する。

 

自信を折るのは自信が無いからである。

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―とはいえ、『そんなことを言うんじゃねえ!』といきなり怒っても、まず間違いなく当人の心には響かないだろう。

 

何故かというと、得てしてそれらのリアクションは『無意識』だからだ。

 

例えば僕らが突然『コラ!方言出てるぞ!』と怒られても、色々と困ってしまうだろう。勝手に出てくるものだし、なぜダメなのかわからないからだ。

 

だからまず、指導する側はその『裏』を知識として持っておき、それを『教える』という形が良いと思う。感情的に怒鳴るとか最悪である。

 

ではようやく、上記の言動が飛び出す、悲しい理由をお伝えしよう。

 

それは、『自分に自信が無いことの裏返し』である。要は、誰かの成功を自分の敗北と受け止めている可能性が高い。

 

だから、どこかの誰かの成功体験を引用し、それを潰すことで、かりそめだが自分が優位に立った感覚を得るのだ。

 

―その実はまるで逆なのだが、致し方ないのかもしれない。

 

誰かにいじめられたくなければ、誰かをいじめる側に回ればいい。それと同じ話である。

 

終わりに。

 

―僕はこれらの事柄を、架空の生徒の言動として紹介し、その心理的背景やデメリット(つまり今日ここに書いたこと)を集団授業の頭に伝えるようにしている。

 

誰かを名指しにするとか論外だし、大抵、心当たりがある人間はそれに気づく。自分のクセを指摘されると、やたら気になり始めるのに似ている。

 

これから学年が上がり、心も成長してくると、色々なコンプレックスが生まれてくるはずだ。

 

それを食い止められるため、もしかしたらコチラの知識は相当な効果を発揮するのかもしれない。

 

では今日はこの辺で。

 

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