年齢層問わず、『趣味難民』はたまにいる。悲しいかな僕はその気持ちがわからないタイプなのだが、『ハマれない』と悩む方は、口で言うより結構深刻らしい。
『趣味』とは余暇に打ち込むものという意味にとどまらず、新たなスキルを得る時間という意味合いも強まっていることから、無いままに生きるにはこの世は厳しい。
ということで、勉強と部活以外になんかしたいけど、そのどれもが浮かばない生徒に薦めていることを、備忘録がてら書いておこう。
動画編集
最近の携帯のカメラの性能は無茶苦茶すごいと思う。普通のビデオカメラか何かと思ったら、iphoneでサッと録った動画だった、とかザラだ。
つまり今や、誰でもディレクターになることができる。コンテンツを作ろうと思えば、いくらでも可能なのだ。
見せる相手のいる・いないはあまり深刻に捉えず、気軽に動画を録って、好きに編集するという趣味は、結構暇つぶしになるし、スキルとしても優れている。
少しかじった程度だが、以下のアプリが使い易いので、試しに触ってみてはどうだろうか。
お笑い番組の視聴
少々大げさだが、あらゆる材料を【笑い】に昇華する技術は、絶対に鍛えておいて損はない。
芸人さんがポップに語って笑いをドカーンと取っているトークも、冷静に文字に起こせば実はいじめの記憶であることもしばしばだ。
―そういう経験の有無は別として、純粋にコンテンツとして面白いし、思考の転換を学ぶ見本市としても有益だ。
敢えてオススメは紹介しないので、テレビやYoutubeを漁ってみてほしい。
昨日と同じことをしないチャレンジ
これは趣味というより、心構えの話かもしれない。僕はちょいと意識して、2日続けて同じ何かを選ぶのは避けるという遊びをよく行う。
例えば、昨日微糖コーヒーを選んだなら、今日はブラックにしようとか、そういう感じ。
いつもはツナマヨだけど、今日はエビマヨおにぎりにしようとか、そういう程度だ。しかしこれを繰り返すことで、【チャレンジ】への敷居がガンガンと下がっていく。
人は放っておけば、現状を維持しようと躍起になるのだ。今はそれだと時代にマジで置いて行かれる。
だからこそ、この程度のことでも非常に価値を持ってくるのだ。是非ともお試しあれ。
要するに。
・・・要するに、これからは『経験を如何に数多く積むか』と、『それを価値ある情報としてどう伝えるか』がカギである。
例えば、歴史上の人物に関する本を読みまくる人の話もすごいが、僕は実際に史跡や遺品を見て、感じたことをブログに書く人の記事の方が読みたいと思う。
後者はまず間違いなくオリジナルな観点・思想が入っているからだ。前者はその本を読めば、事足りる。
―ただし、この例の両方を兼ね備えた人は無敵だと感じる。そこまで熱を持つためには、『徹底してハマる』というのが絶対に欠かせないのだ。
お前が言うなという話だが、勉強だけに特化した子が将来成功する可能性は、実はそんなに高くない。
一方、色々せわしなく手を出した人が成功する可能性は、年々急激に高まっている印象だ。
ただの余暇と侮ることなかれ。是非ともチャレンジさせてみてほしい。
では今日はこの辺で。