精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【主要五科目の誤った使い方】あほな自由研究・報告レポート  第四部 ―データに問う。ぶっちゃけ皆様、何を求めて塾に来てるの?―

新しいサプリが昨日届いたので早速試したのですが、とんでもない深さで眠ることができ、そのまま死ぬんじゃないかと思うほどでした。中元です。

 

はい。ついに趣味のレベルになってしまったのだが、時間さえあれば、やはり会社にあるビッグデータExcelにぶち込んで、関数をいらって遊んでいる

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やっぱり詳しくは言えないのだが、今回調べてみたのは【アンケートの結果】だ。

 

というのも、実はこれの分析と、会議での発表を担当した上司の方は、Excelが大の苦手である。

 

だからか、「多く見える」といった感想を基に検証・報告が進んでいたので、「いやいや、ほんとっすか」と疑問を持ったのがきっかけである。

 

まぁ完全にお節介というか嫌な部下なのだが、今日はそこから見えてきた意外な実情を、違反しない程度に書いてみようと思う。

 

 

COUNTIF関数を使いこなせない僕。

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今回のアンケートからデータでの集計が始まったので、紙のヤツを打ち込むよりも集計はかなり楽である。

 

だが、例えば複数の項目を選択すると、それが1つのセルに打ち込まれる形で出力されるため、ちまちまと数えるのが一見して非常に面倒であった。

 

[成績が上がること,検定を取ること,高校受験][成績が上がること,楽しく通えること,高校受験,英会話]・・・といった風にセルが並ぶのだ。だるっ。

 

そこで用いたのが、「COUNTIF関数」だ。これは、選択した範囲に、指定した語句なりなんなりがいくつあるのかを数えてくれる関数だ。(セルの数じゃないよ)

 

・・・ただ、使い方は思った以上に難しかった。単に何も考えず語句を指定すると、一字一句違わずそれだけを含むセルしか数えてくれないのだ。

 

それを回避するためには、「一部でも含んだらOK」という風に指令を出さねばならず・・・。またエラーが出て・・・。

 

まぁ、この辺の格闘は割愛します。こちらを参考にどうぞ。

 

そんなこんなでうまいことデータ抽出はできたので、早速それを紹介しよう。

 

データに問う。ぶっちゃけ皆様、何を求めて塾に来てるの?

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今回は、ざっくり言えば塾に何を求めるのか、どうしてこの塾に通っているのか、コンテンツとして求めるものは何かの3つに絞って検証してみた。

 

まず一番面白いのが、回によって少し順番が変わるものの、上位にランクインする5つの項目は、決まりきってほぼ同じなのだ。これは全部共通である。

 

まず、塾に何を求めるのか、不動の5つを書いてみる。(もちろんだいぶぼかしてます)

 

・点数アップ

 

・学習習慣作り

 

・受験情報

 

・通知表アップ

 

・楽しい雰囲気

 

まぁ正直、ほとんどは「でしょうね」と思っていたのだが、楽しい雰囲気を作ることが上位に入ってきているのは驚いた。

 

というのも、特に周りにある老舗の塾は、楽しさよりスパルタさを推しているところが割とあるためである。

 

少しずつその辺の反動がはっきりデータに出てきているのかと、ちょっと感動した。

 

そして次。どうしてこの塾に通っているのか、これにおける不動の要素を書いてみる。ちなみにこれは3つである。

 

・家が近いから

 

・講師がいいから

 

・子供が楽しそうだから

 

・・家が近いのが理由だって?マジ?はい、そうです。ついでに言うと、これが一番選択理由に多い。僅差ではあるが、実は何回か連続で一番目に来ているのだ。

 

そして僕の中で意外だったのは、「友達がうんぬん」という理由が上位だろうなと思ったが、それは何と圧倒的に下の方なのだ。(ブービーくらいである)

 

家が近くて、講師がいい、楽しい塾。集約すればそんな感じなのだろうな。立地でほとんど決まってないっすかねー。

 

・・・はい、最後。コンテンツとして求めるものは何かも、上位は不動だ。こちらは4つある。

 

・思考力

 

・受験対策(特に高校)

 

・英語

 

・読解力

 

てな具合。思考力と読解力って何を売ればええねんという感じがするが、確かに【読解力強化コース!】ってのを作っている塾は散見するなぁ、と。

 

ただ気を付けなければならないのは、こういうニーズとして多いものが、必ずしも売れるわけではないというシビアな現実だ。

 

昔マックでヘルシーなメニューの要望が多く来て、実際に作ってみたら全然売れなかったという実例をどっかで読んだ覚えがある。

 

この理由は、そもそもヘルシー志向の人はマックで飯を食わないというシンプルな裏付けがあったのだが、同じような罠が無いかは慎重に検証しようと思う。

 

じゃあ、どう塾づくりに活かすのか?

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今回ので、例えば色んな塾がイベントを重視し、季節感を出すような飾りつけをする理由が、よぉおくわかった。

 

楽しい雰囲気の塾が、はっきりと求められているからだ。

 

面倒とかいったクソな理由で胡坐をかくわけにはいかん。明日、クリスマスツリー、ちゃんと出そう!!

 

また、内部でもっと小規模な、そして内輪なイベントをするのも大切だとわかった。確かに繁盛している塾は、何なら月ごとに、勉強に関する企画を行っているよなぁ。

 

例えば、「学校のワークを終わらせよう!」とか、「自習50時間到達しよう!」とか、そういうヤツだ。なるほど、これは"楽しそう"だ

 

面白そうなアイデアが次々と湧いてくる。なるほど、ここまでやっての検証ということか。だいぶ時間が経ったが、改めて僕から会議で発表してやろうかなー。

 

もちろん、許可も取らずちょろちょろしたら怒られるので、押し引きや根回しはちゃんとやってから、ね。

 

ってことで今日はこの辺で。

 

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