僕は提出物が嫌いだった。
『〇月〇日に~を出せ』という、受理した覚えのない命令。仕上げても際立った褒美は無いし、仕上げなくてもどうでもいい観点から減点されるだけ。
色々と落伍していた僕は、そんなもんスルーするか、クソみたいな出来で提出して、それ以上関わらないようにしてきたものだ。
―が、そういう風に吹っ切れられるのは、何だかんだで少数派らしい。
やる気も意義も湧かないプリントを前に、ブーブー言いながら、授業前後の時間、生徒がそれに取り組むのをよく見ている。
これに対し、『ええよせんでも』なんて無責任なことは、流石に言えない。だから、いたたまれないので、心理学的なコツを2点ほど伝えてみた。
今日はそんなお話。
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