精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

子どもの望ましくない行動を減らす方法と、その実践録を喋りました。

どうもこんばんは。

 

実は、今から車で2時間のドライブが確定しちゃったので、またブログの記事を運転しながら吹き込んでみようかなと思います。

 

今日はですね、『子どもの望ましくない行動を減らす方法』についてちょっと実験みたいなものを行ったので、その結果をシェアしたいと思います。

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子供が言うこと聞かないとか、宿題しないとか、言ってもやらないんですよといった相談は、やっぱり今でも大変多いです。

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これはもう10年前も20年前も30年前もそうだったことだと思うので、何でしょうね、もはや文化なんでしょうね。

 

だからこれを崩す方法っていうのはですね、そんなに簡単なわけがないんですよ。

 

代表的だけど効果がない手であれば、例えば言って聞かせるとか、ゲームに熱狂しているならそれを隠すとか、上限を設けるとかですねー。

 

これらの施策については、例えばゲームであれば、買い与える段階でルール決めをしておかなければ、全くもって機能しません

 

ゲームを買い与えた段階になって、本人があまりにもハマるから没収って言ったら、それはいわば『あとだしジャンケン』

 

子供からすれば、『今更ずりーよ!』と、相当反発心を抱いてしまうでしょう。

 

では、一度決めてしまった以上どうするかと言うと、やはりちょっと変化球を投げないと通じにくいのではと思います。

 

通り一遍の方策が通じないなら、やはり強めの変化球を投げねば、望ましくない行動を減らすことにはつながらない

 

ということで、ちょっと聞こえが悪いですけども、こないだその方法の1つを実際に使ってみました。

 

ある授業で、小学校低学年、かつ落ち着きがない子供がいるんですけれど、結構自分の筆箱から遊び道具を出して、隙あらばそっちに意識が向いちゃうんですね。

 

しかも、怒られても全然平気、けろっしてすぐまた手を出すタイプ。かつ、取り上げたらそれを返すまでやらない、他に迷惑をかけるといった頑固者の一面もあります。

 

こうなれば、ストレートの怒り方は、まず通じません。では、僕はどんな変化球を試したか?

 

それは、メンタリスト DaiGo さんのブログに載っていた方法で、簡単に言えば、『望ましくない行動をノルマにする』というものです。

daigoblog.jp

 

本来であれば減らしたい行動をですね、認めちゃうんですよ。ただし、認めながら、必ずそれをノルマにします

 

例えばゲームを2時間やったならば、その次の日も2時間絶対にやるようにという風な約束をするのです。

 

一見、子供側からしても非常にメリットがあるので、グイと乗ってきます。しかし、ここからがミソ。

 

例えば次の日、ゲームを1時間しかやってないとしたら、そこをガンガン突っ込むのです。

 

『今まだ1時間しかゲームやってないよね?あと1時間やんなきゃ!宿題は後!』みたいな感じです。

 

もうこの時点で不思議な現象が起きていますね。

 

不思議なもので、どんなに好きなことであっても、強制されたりコントロールを奪われたりした状態では、やる気がなくなります

 

これこそが、頭ごなしに怒ることなく、望ましくない行動を減らす一つの有効な方法だと言われているわけです。

 

さて。僕は今回、その生徒がどっから持ってきたかわからない針金で遊んでいる際、その横に立ってタイマーをセットし、こう言いました。

 

『今から1分遊んでいいよ。ただしそれ以外のことはしちゃいけないからね。』

 

―不思議なもので、どれだけ夢中でも、行為そのものにはざっくり20秒であきちゃんですよ。

 

しかし、投げることは許さず、それを逆手にとって、ガンガン突っ込んでみました

 

『あと40秒あるから!ほら、鉛筆とか持たなくていいから!針金で遊ばんと!』

 

という感じ。その子、だいぶ嫌そうでしたね。でも、まだ曲げません。

 

『ほら、鉛筆持たない、消しゴム触らない、針金で遊ぶ!このサボってた分、あと30秒延長するからねー』

 

と言ったふうなこともして、1分きっちり針金で遊ばせ続けました。

 

もうその子、針金触るのが嫌になってましたね

 

このやり取りは、こちらのハートの強さも求められますが・・・。

 

言っても聞かないんだよっていう状態にも、色んな武器があるということなので、知っておくだけでも精神的にも良いことなのではと思います。

 

望ましくない行動がある場合は、その時間を必ず記録して、それをノルマとする。

 

2時間やったら、次の日も必ず2時間絶対やりなさいって風に、それを守らせるようにこちらが監督する。

 

これは何も独りよがりな主張ではなく、どうやら研究や実験でも、一般的な傾向として行動は減ると言われておりますので、参考としていただければなと思います。

 

それでは、今日はこの辺で。