精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【小ネタ】国語の読解問題を”解いているとき”に、僕が心掛けていることをまとめておく。

今日はスーパー手前味噌。

 

大学受験時は現代文もまぁまぁ得意で、実はセンターで8割ちょい得点している。(その代わり漢文が大爆死)

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そういうのもあり、普段は国語の指導も担当しているモノの、僕は【味読】【熟読】とかいった抽象的なものが全然合わないため、解き方はかなり『ドライ』である。

 

そんなワケで、人によってはクセがすごい、別の人にとっては『当然じゃね?』というのが綺麗に分かれる、僕が心掛ける『解き方』を、参考がてらまとめておく。

 

 

本文を読む→傍線部が出たら、その段落の最後まで読んでから問題を見る。

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共通テストは少し気色が違うのだが、僕はまず本文から読み、問題が出てきたら段落まで読み切ってから問題を解くようにしている。

 

何というか、最初の段階で全部読むのは、センター型だったら時間がもったいないんですよね。余計な先入観は入るし、最初の方は内容を忘れちゃうし。

 

ってことで、僕は内容の深い理解というより、必要な段階までさっさと潜り、パッパと解くという感覚のが近いかなと思う。

 

問題文の類義語にまでアンテナを広げて、本文を読み直す。

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問題文を読んで、『筆者が○○について、どう考えているか。』みたいな問われ方をされているとする。

 

僕はパッと思いつく限りでは、以下のどれかが無いか探しながら、本文を読む。

 

① 語尾が『~べきだ』等、自分の主張を表すものになっている部分。

 

② 『思う』『捉えている』みたいな類義語。

 

③ 『しかし』等の逆接の後。

 

―基本、こういう問題は、本文の記述がまんま問われることは稀だ。ほぼ必ず『言い換え』が発生しており、そこに勘付かねばならないことが多い。

 

似てるところを意識すれば、案外答えにたどり着くことも多い。参考にされたし。

 

選択肢の吟味は『間違い探し』のつもりで。

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何度も書いていることなので、かる~く紹介するにとどめる。

 

マーク式問題で主に問われる内容一致問題は、『間違い探し』のつもりで挑んだ方が良い。

 

正解の選択肢は、『ズバリ合ってる!』というより、『違わねぇなぁ』くらいの魅力しかないことが多いからだ。

 

逆に、間違っている選択肢は、大抵の場合、思いっきり間違っているものだ。

 

一応僕は、『書いてないこと』『矛盾していること』『言いすぎていること』を中心に、ミスを探すようにしている。

 

今のところ、問題を読み間違えていない限り、あまり外すことは無くなった。英検でも使えるので、試してみてほしい。

 

『逆』を考える。

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これは中学受験の国語で使うことが多いイメージだ。

 

例えば、『近道をしても、成果は手に入らない。』という記述に線が引かれた部分があったとする。

 

そして問題には、『成果を手にするためには、何をすればいいと筆者は述べているか?』みたいなのがあったとしよう。

 

この時僕は、即座に傍線部の『逆』を考える。具体的には、

 

『近道をしても、成果は手に入らない。』

→『遠回りをすれば、成果が手に入る。』

 

という感じに捉えるのだ。数学の論証的に考えれば穴だらけだが、国語においては大事なプロセス。

 

そして本文から、『遠回り』とおんなじことを言っている具体例とか、言い換えとかを探して来れば、やはりほとんどの場合いっちょ上がりである。

 

終わりに。

 

多分他にも色んなことを考えながら問題を解いているのだろうが、もう無意識のエリアに行ってしまっているので、これ以上書き出すことができない。

 

感情移入は論外だが、正攻法オンリーでも時間はまず足りない。ある程度のテクニック・・という高尚なのまで行かずとも、コツは知っておいた方が絶対に良い

 

ま、こういうのは性に合う合わないがあるので、使用時は無理をなさらぬようお願いしやす。

 

では今日はこの辺で。

 

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