どうもこんばんは。
今日はですね、対生徒・講師のやり取りの中では、必ずと言っていいほど考えねばならない、【信用と信頼について】お話ししたいと思います。
以前にですね、信用・信頼を得る方法も、それらを簡単に失う方法も、両方記事にしたことがあるんですが・・。
今日はそれらを、一つにまとめてお伝えしたいと思います。
信頼がなぜ大事なのか?
そんなこと言われなくてもわかるという方もおられるでしょうけども、実はこれ、思ってる以上に大事でして。
例えばですね、生徒との信用や信頼を積み重ねていない講師は、例えどんないいことを言っても生徒が言うことを聞かなくなります。
つまり、学級崩壊が始まっちゃうんですね。
得てして、学級崩壊をしちゃうケースというのは、色んな要因があるものの、とにかく信用の失墜が積もりに積もった結果と言われています。
授業が下手くそとか、生徒にえこひいきをするとか、そういったのがいっぱいあるんですけども・・。
意外に不満として出てくるのが、約束を守らないことです。
『いやいや、俺は生徒との約束だが守ってるよ!』と、はたしてあなたは胸を張って自信満々に言えるでしょうか?
ここを軽んじることは、僕自身かなり怖いことだと思っています。
どういうことか?例えば、ある生徒が授業の質問に来たとしましょう。
その時のあなたは時間的余裕がなくて、それを受けることができなかった。
そして、大体そういう時の答えって決まっていますよね。『後で聞く』、です。
しかし、そう言いながら、結局それを完全に忘れてしまっていたら、生徒はそれをどう捉えるでしょうか?
当然ですが、勇気を出して質問したのに、約束を守ってくれなかったという状態なわけです。
そしてその状態の生徒が見れば、あなたが他の生徒の質問に答えている姿は、まさに『私はダメだけどあの子はいいのか』という不信感な訳ですよね。
するとどうなるかと言うと、その子を中心に結構不信感というのはですね、クラス内に蔓延していくものです。
そしてそれを放置したり、あるいは冗長してしまうような行動を取ったりすると、いつかどこかで爆発を起こします。
僕自身は幸いそういうケースになったことはありませんが・・・。そうなったとしか思えない例など、いくつも本なりネットなりで聞いたことがあります。
生徒と軽い気持ちで交わす口約束ほど、実は僕ら講師が意識を強く張っておかねばならない要素なんですね。
だからこそ、僕は生徒と取り決めをした時はですね、必ず手帳に、なければ手に、絶対に書きます。
ここまですれば、忘れてなるものかと気になります。これくらい気を張るくらいで良いのではないでしょうか。
しなかった時のリスクを考えると、手間に聞こえようが僕は必ずこれくらいはやりますね。
―信用・信頼を失わないためには、とにもかくにも簡単な約束こそないがしろにしないことです。
嫌われる講師の目立つ例だと、えこひいきなどが代表ですが、小さい約束を守る・守らないでも簡単に不信感の発生に繋がります。
不信感が広まれば、学級が崩壊します。誰もあなたの話を聞いてくれなくなります。だからこそ、ここは何度でも念を押しておきましょう。
―もう一つ、意外すぎる落とし穴についても喋ってみたいと思います。
僕が思うに、信用や信頼を一撃で失う可能性が高い場面は、意外にも生徒が良い結果を取ってきたときだと思います。
せっかく生徒が良い結果を取ってきたのに、その生徒の信頼や信用を失うようなことをしちゃう人ってたまにいるんですよ。
それは、あら探しあるいはその成功を帳消しにするような足の引っ張りなんですよね。
そんなことなどしないとお思いかもしれませんが、これは本当にあなたのメンタルが少しでも弱ってさえいれば、簡単にその罠にはまります。
かなりダウトな例を紹介しましょう。
例えば、生徒がテストで自己ベストを取ってきました。おめでとう!頑張りが報われたね!こういう声掛けであれば、オッケーです。
―ただし、今から言っていくことは、そういう研究もあるぐらい、著しくやる気を損なうとハッキリ認められた発言たちです。
まず、『次はもっといい点を取ろう』という提案ですね。80点を取ってきたら、次は90点を取るという提案をする。
これ駄目ですね。はっきり言って駄目です。
なぜかと言うと、どんなにいい点を取っても、いずれ駄目な方ばかりを見るようになっちゃうからです。
こういうメンタルの持ちようをインポスターシンドロームというんですけども、これにかかるとかなり厄介でして・・・。
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僕自身も一時期かなり深いそれにはまっていたからわかります。このインポスターシンドロームは、一度ハマるとマジで人生厳しくなります。気を付けてください。
はい。次は、『こんなこと言う奴いないだろ・・』と信じたいのですが・・。
俺のおかげと言うやつですね。良い点を取ったのは、お前の頑張りじゃなくて、俺が教えたからだみたいなことを言う人は、稀にとはいえいるそうです。
大体の人はそんなことしないと思うけど、やはり自分の手柄であろうとも、それを生徒にあげるくらいの度量は欲しいところです。
―もちろん褒めてほしいという気持ちはわかりますが、こう思っちゃう心理については、ちょっと厄介なメンタルの闇が潜んでいることがあるので、ここで話しましょう。
―実は、どういう言動であればそっぽを向かれてしまうか、つまり嫌われる仕草って何なのかというのは、今日話した通り、割と決まっています。
けれど、そういった嫌われるような仕草をしてしまう人は、一体なぜそれをそうしてしまうのか?実はここに、心の持ちようとして、ある特徴があります。
それはですね、自尊心が低いことです。
自分も人のこと言えた口じゃありませんが、基本的に生徒を褒めることができない、努力を認めることができない人はですね、一言で言えば自尊心が低いです。
なので仮に、もし生徒に対して素直に褒める・認めることができないのかという場面があったらですね・・・。
一番先に手をつけるべきは小手先のテクニックではなく、あなた自身の自尊心を高めることかもしれません。
僕自身も自尊心がめちゃくちゃ低いタイプなので、かなり難しい作業だということは分かりますが・・・。
決して不可能じゃないとも感じていますので、是非以下の記事を参考に向き合ってみてください。
はい。
―生徒の信用や信頼を得るのはめちゃくちゃ難しいのに、やっぱりそれらを失うのは非常に簡単です。
生徒から信用・信頼を失ってしまうような言い回しは、自尊心が低いときによく出てくるという。
もしそれを感じる場面があるのなら、生徒の心に刺さるフレーズを考えるのではなく、自尊心を高めることが先決です。
もしそういうことを言ってしまうというのを、悩みに思うのであれば、是非とも試してみてはどうかなと思います。
では、今日はこの辺でさようなら。