精神年齢9歳講師のブログ

"よいこ"から程遠い目線から、授業のネタ、講師としての日々、そしてたまには教育や子供について、真面目なことを基本毎日書いてます。

アテにならない『分かった!』を確認する術とは?

塾講師として働いていて、『分かりやすい!』という言葉を頂くのは大変ありがたい。きっと皆さんもそうだと思う。

 

だが僕は、最近それを、手放しで喜ぶことはなくなってきた。理由は、ファインマン効果』という言葉を知ったためだ。

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どんなものかをざっくり言うと、以下の通り。

 

・とても分かりやすい説明を聞くと、それだけで物事を理解したと思い込み、受講者は復習をサボる!(結果スコアは伸びない)

 

なんとまぁ。分かりやすさを追求すると、こういう罠もあるんですな。

 

或いはそもそも『分かったフリ』をしてお茶を濁すケースもあるため、やはり『分かりやすい!』というセリフを放置するのは考え物だ。

 

ということで最近は、そういう発言が目立つと、『ある質問』を生徒にするようにしている。

 

一定の効果があると感じるので、今日はそれをシェアしておく。

 

 

 

『分かったフリ』を打ち砕く質問とは?

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すさまじく簡単だ。一通り何かの説明をした後に、以下の発問をするだけ。

 

『じゃあ、今のをもっかい説明して。』

 

―たどたどしくても説明ができれば、それは話を聴いている・理解しようとしているサインなのでOKとする。

 

逆に、完全に硬直したり、的外れなことを言ったりする場合は、話を完全に聴いていないか、全く理解できなかったかのどちらかだ。

 

その後の対応にこちらのアドリブが求められるというデメリット?もあるが、色々を一気に確認できる、使い勝手のいい質問だと感じるワケで。

 

しかも、効果はこれにとどまらない。

 

『アウトプット』による記憶の定着も狙える!

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 基本知識が強く頭に残るのは、それを頭に入れたときではなく、『思い出したとき』だという。

 

或いは、『思い出そうと頑張ることで、知識は固く頭に定着する』と言える。

 

定着率の高い学習方法を、理解度を確認しつつ実践できるという意味では、一粒で二度おいしい質問だ。

 

『分かりやすい!』『分かった!』と言われるものの、スコアの伸び悩みが見られる生徒を抱えているのなら、ぜひ試してみてほしい。

 

手短ではあったが、今日はこの辺で。