最近、こんな記事を見つけた。
『うっそぉー!』と、目玉が飛び出んばかりの衝撃を受けた。無論それは、喜びで、である。
曰く、内容はざっくり以下の通り。
① 有限と考えられていた『ウィルパワー』は、再度条件を整えて実験したところ、減少が確認されなかった。
② ただ、戦略が無いと、集中力は長持ちしない。
うーん、やはり科学の世界では、一度出た結論も条件次第で変わるもんなんですねぇ、と。
ということで今日は、紹介されていた『集中力』を長持ちさせる戦略と、それを実践してみての体験談で、記事を書いてみる。
『集中力』を長持ちさせるコツとは?
それは『タスクシフト』とのこと。
簡単に言えば、1つのことに取り組み続けるとやがて飽きるが、同時に他の何かへのモチベーションは高まっているので、それを上手に利用する、という意味だ。
例えば、勉強を続けると割とすぐに飽きてくるが、同時にゲームしたいだの、外で遊びたいだのという欲が膨らむよね、という話である。
尚、同時に色んなことを行う『マルチタスク』とは似て非なるものなので注意。(マルチタスクは集中力をものそい削いでしまう)
さてさて。
では、この『タスクシフト』を、どう学習に活かせばいいのだろうか。それについて、僕は以下の3つの観点を推す。
① アウトプット
例)各科目の演習問題を解きまくる等
② インプット
例)予習として、各科目の教科書を読む等
③ 運動・休憩
例)トレーニングや散歩、昼寝等
どれから始めても良いのだが、例えばアウトプットに当たることに飽きたら、そこでインプットか、運動・休憩に当たることにスイッチしよう。
最初に英文読解に挑んだら、次は単語の暗記に切り替えるか、いっそ休んじゃうという具合。
要するに、似たタイプの作業を連続させなければ良いのだ。
数学の演習のあとに国語の読解をすると、結局アウトプットが連続しているため飽きる。そして、集中が途切れる。
『今、自分がしている作業はどれに当たるか?』を意識し、飽きたら違うタイプのそれに切り替える。
なかなかシンプルだが、効果がありそうな方法である。
では、実際にやってみたら、具体的に何がどう変わるのか?
被験者自分でちょっとやってみたので、以下そのレポートである。
実践・『タスクシフト』。
昨日はオフだったのだが、色々としたいことが溜まっていたので、これ幸いと実験してみた。
まず行ったのは、『自分がしたいことのカテゴリ分け』である。すると、以下の様になった。
① アウトプット
→ブログ記事の執筆、お絵描き
② インプット
→ミクロ経済の勉強、Youtube動画の視聴、溜まっている録画の消化
③ 運動・休憩
→散歩、HIIT、部屋の掃除
そして、『飽きたらチェンジ』がなんか微妙だったので、25分の作業と5分の休憩を繰り返す、『ポモドーロテクニック』と組み合わせて試してみた。
まずはブログ記事を25分書き、5分ぼけーっとして、次の25分はミクロ経済の本の読み、5分休んで、次の25分は散歩に出かけ・・
というのを意識して繰り返した。そして結果感じること。
絶対に一日に生み出せたモノの量は増えた!集中もできた!
いやー、驚きである。不思議なもので、ブログを執筆していても、本を読んでいても、飽きがなかなか来ずにそれらへ集中できたのだ。
『タスクシフト』、恐るべしである。(プラセボかもだが)
例えば英語の授業なら、『説明』→『演習』→『音読』をすれば、タスクシフトの実践ができそうだ。
これは早速生徒に紹介してみよう。
ということで、『集中』を持続させる新たな方法を紹介してみた。何かの参考になっていれば嬉しい。
それでは今日はこの辺で。