昨日書いたのは、『まずは習慣を作るため』の心掛けである。ってことで、それがある程度身に着いてからの話を、次に書いてみましゅ。
目安としては、週に4回以上家でもどこでも勉強をするという習慣が、6週間以上続いたあとくらいかな。
それができれば、習慣そのものは身に着いたと言って差し支えないだろう。つまり、別のコツを試す意識の余白はできたとみて間違いないという話。
ってことで、さらに学力向上にブーストをかけられるコツ、一挙に3ついってみましょう!!
①ポモドーロ・テクニック
このブログでも度々ご紹介しているテクニック。簡単に言えば、一定時間の演習と短時間の休憩を1セットで行うという時間管理法だ。
今回紹介するテクの中では、一番ベーシックなソレともいえる。といっても、全然難しいことは無い。
用意するのはタイマー。それか、機内モードか何かに設定したスマホ。
そして、取り組みたい単元の難易度やコンディションに応じて、以下のどれかの時間をキッチリ計って勉強に取り組むだけ。
15分演習→3分休憩
25分演習→5分休憩
45分演習→15分休憩
90分演習→20分休憩
コツは何より、どれだけ半端だろうが絶対に休憩に移ること。そしてできればこの間は、軽く体を動かしたり、水分を摂ったりという程度の刺激で留めたい。
この休憩の狙いは、記憶を定着させる点にあるからだ。例えばゲームとかをすれば、それが容易にぶっ壊れる。
ゲームをするならするで構わないが、その場合もキッチリ時間を計ってやりましょう。
②タスクシフト
人間は、同じ性質の作業を連続して行うと、集中力が激減するという傾向があるのだとか。それは科目を変えても同じである。
例えば英単語を覚えた後数学の公式を暗記しようとしても、すぐに集中は切れるだろう。単元は違えど、両方とも同じ『インプット(≒暗記)』だからだ。
こういうのを見越し、先ほどのポモドーロ・テクニックが切り替わるタイミングか何かで、作業の性質もチェンジする。これがタスクシフトである。
わかり易い例なら、日本史の参考書を25分覚えたら(インプット)、次の25分はその分野の問題を解きまくる(アウトプット)。そういう感じだ。
ちなみに、ある程度時間が経過し、どちらの作業も気乗りしなくなったら、『休憩』にシフトすればいいだけなので、難しく考えなくてもOKでござる。
③席に着かずにできる勉強をする。
これまた何度か書いた話だが、僕が英検準一級・一級の試験準備に費やした時間の内、半分以上は席に着いていない。
単語帳も長文も、ほとんど音読学習していたからだ。そしてそれは、今思えば非常に効果的だったと思う。(大学受験も音読学習で点を上げたし)
ということで、席に着いてカリカリ行うだけが学習ではない。音読学習も立派な勉強法だし、効果の高さも折り紙付きである。
切れるカードは多いに越したことは無い。特に英語において、伸びが鈍化したら絶対に取り入れてほしい考え方・学習法である。
―ってことで、今日も手短に3つほどご紹介してみた。これだけでも、スタート地点はどこであれ、当事者比で1.5倍くらい点が上がるのではなかろうか?
もちろん効率ばかり追いかけて点が出なければただの効率厨だが、とはいえ時間を掛ければ無条件でいいってわけでもない。
初心者は脱したかな、脱したいなと思うタイミングで、ぜひ試してみてはどうだろう。
では今日はこの辺で。