ずっとずっと、教科書本文の解説授業が苦手であった。
理由は簡単で、退屈だからだ。教える側もしかり、聞く側もしかり。その長文限定の熟語等が多いので、『さぁ解け』とも言い辛く、非常に受動的である。
だからそこは生徒の自助努力にまかせっきりという感じだったのだが、当然後手に回るため、やりこそすれ、満足度は低めという具合。うーーむ。
他の講師の様子を聞いても、受動的な学習を結構頑張って繋ぎ止めているというスタイルだったので、難儀しているのは皆同じなのかもしれない。
とはいえ、工夫は絶対できるよな、と。皆苦労してるから俺も甘んじようという考えは、進歩を生まない。だから考えた。
そして閃いたのは、『ジャイアントセットで一気に終わらせるか!』というアイデアだ。今日はその実践録。
ジャイアントセットとは?
これは筋トレ用語で、簡単に言えば『同一部位を鍛えるトレーニングを、4種類以上連続して行う』という感じである。
これを英語学習に応用したのが今回の内容、ということだ。
ってことで、詳細は以下。
実践・長文ジャイアントセット。
①単語・熟語のインプット!(8分程度)
まずは、塾で使用するテキストを用いて、『長文の単語・熟語』のまとめを使い、それらのインプットの時間を確保した。
とりあえずここは知っといてもらわないと話にならないので、そこは容赦なく頑張ってもらう。
②リスニング(5分程度)
で、次に教科書本文を僕が読んだ。ただし、一方通行だとお互いつまらないので、登場人物の女性のトコだけ、声優を任命しその子に読んでいただいた。
これで建前上、発音が全部わからずワケワカメという状況は防ぐことができる。あと、シンプルに今までと形式が違うため、盛り上がったとは付記しておく。
③音読(5分程度)
今度は生徒に読んでいただく。ただし、ただダラダラ読んでもつまらんので、焚きつけた。
『5分やるから、こっからここまで3周速読みしろ!!!!!』
てな感じ。これは僕が中学の時に教わり、オモシレーと思った学習法だ。
今のところ、これで集中力はほぼ漏れなく爆上がりする。ぜひ試してみてほしい。
④演習(残り時間ぜんぶ)
後は残り時間全てを使って、テキストにある問題を解いてもらう。ここまでやれば、1日の中で相当量がこなせる計算になる。
色々手を変え品を変え、飽きは何とか軽減できたかな・・という手応えは感じている。
―書いてみたらずいぶん短くなってしまったが、長文の授業に悩める方がいれば、参考にしてみてほしい。
では今日はこの辺で。