中学生が英語を嫌いになるタイミングは、大きく分けて2つあるのだという。
1つは【三人称単数現在形】。確かに、He watches.....みたいなルールは、死ぬほどめんどくさいし、僕もよくミスる。
そしてもう1つは、アイマイミーマインで有名な【人称代名詞】である。
この辺は体感として、机にかじりついてカリカリと勉強しても、おいそれと身に着いたり克服できたりするものではない。
新たなルールを覚えて、その都度適応するかしないかを判断するという性質上、楽器の演奏法やゲームの操作法を修得するという作業の方が似ているからだ。
もしゲームの説明書を熟読するだけでその操作全てを修得できた方がいたら、僕に一報ください。
ってことで僕が今回打った手は、ある記事に書いてあった練習法を少しアレンジしたものである。以下その備忘録。
2m-1m音読とは?
以下の記事を読んで興味深かったのが、休憩はこまめに挟んだ方が、動作やスキルの習得に好影響がでるという話だ。
ただし、これを英語の学習にまんま当てはめると、10秒の音読と10秒の休憩を繰り返すことになり、非常に落ち着かない。
ってことで少しアレンジ。2分の音読と1分の休憩を2セット。そういう風に変えてみたのだ。名づければ2m-1m音読といったところ。
まず授業の頭は下ごしらえ。問題集に、解答を見ながら答えを書き込ませたのだ。ここの狙いは、練習用の例文をこさえることなので、覚える云々の話はまだナシ。
その後趣旨を説明し、まずは2分、例文を出せる限界のスピードで音読させた。
―で2分後、タイマーを鳴らしたら、1分は何もするなと指示を出した。
深呼吸法を伝えたり、外を走る車の音に集中するようアドバイスしたりと、何もさせないことに全力を注ぐ。
そして1分後、また2分、全力で音読をさせた。
はい、オツカレーとタイマーを止めてみれば、もう全員がへっとへと。そりゃそうだろうなぁ・・。
冷静に考えれば、4分で問題集を3~4週したも同じだからだ。だが、これくらい負荷をかけて反復しなければ、この分野はクリアできない。
疲労感がすさまじすぎるのが少し難点だが、慣れてくれば毎授業時のウォーミングアップにしてもいいかなと、そう思えた。
特定の文法にミスが目立つようなら、試してみてはどないでしょう。
では今日はこの辺で。