こないだ中3から相談を受けた。
『受験まで残り2ヶ月切ったのですが、どうやって調整すれば良いでしょうか?』
・・・調整の意味がよくわからないのだが、多分本番で最高のパフォーマンスを出すための段取りのことだと思う。
ボディビルで例えれば、トレーニングの量を抑え、食事に気を配り、一層コンテスト用の身体を作っていく段階のことだろうか。よくわからんけど。
今日はそれに対する僕の答えと、その具体的方法についてを書いてみマッスル!
A:むしろまだギア上げんといけん時期ですよ?
一応、【勉強における調整】について触れておく。試験1週間前などのガチの直前になってくると、『未知の単元・参考書・テクに手を出すのはNG』とされる。
理由は、頭に知識が定着する前に本番が来てしまうためであり、そうなれば直前にヘンな知識を入れたばかりに、解ける問題が解けなくなる恐れがあるからだ。
実際僕も、試験前に三次関数か何かの図形の面積を出す裏技を覚えたけど、本番はまるで使えず爆死しましたなぁ。
・・・しかし、こういう最終調整に入るのは、本当にガチの直前期。大体試験の1~2週間前からである。
つまり、試験二か月前から調整とか、早すぎて超勿体ないというか学力下がっちまうと考えたほうが良い。
だからこそ、まだまだアクセルを全開に踏み込む時期だ。というか、もう一段と勉強時間を増やし、効率を高め、点を伸ばしにかかったほうが良い。
ということで、脳みそ特有の『飽き』といった厄介ごとも踏まえつつ、学習時間をできるだけ長く取るコツを、何番煎じかわからないが付記しておこう。
ただ、何度も書いた話が多いので、本当に軽く紹介するにとどめておく。
学習時間を延ばすための施策まとめ。
①休憩はこまめに取る。
15分~45分集中したら、5~15分は休みましょう。ただし、ゲームとかをしろって意味じゃなく、水分取ったり軽く体操したりしろという意味です。
②席に着かずにできる勉強法を挟む。
例えば教科書の音読とか、何ならゴロゴロしながら何度も読んだ参考書のザッピングとかでも良い。姿勢は大事、たまには変えよう。
③ガチの休憩には時間制限を。
僕は息抜きを否定はしない。ただし時間制限が無いのも頂けない。長くても45分。タイマーでピシッと計り、メリハリをつけましょう。
④作業の邪魔になるものを視界から排除。
席に着いたら、学習に関係ないものを視界から消す。これだけで集中の深さは目に見えて変わるのでオススメ。
⑤作業の性質に意識を向ける。
今やってるのはアウトプットなのかインプットなのか?ぶっちゃけ科目を変えても性質が同じなら集中力は下がっていくので、ここは気を付けるべきでしょう。
⑥新しい問題集は別にOK。
個人的な意見だが、特に国語と英語の長文問題は解き捨てるものだと思っているので、
新しい問題集に手を出すのも良いかなと思います。
こんな感じかなぁ。これ以上ガチになると一人一人別個のカウンセリングが要るレベルなので、ほどほどにしておきます。
ということでいささか短編だったけれど、稀によくある質問・相談に対する僕なりのアンサーでした。
では今日はこの辺で。