色々あって、体調全てが疑心暗鬼。味がすることが嬉しいです。中元です。
はい。今回も車の運転中に喋ってるんですけれども、外を見ると大雨。カレンダー見ても今後しばらくずっと雨模様なので、梅雨入りしたんでしょうねぇ。
そんな豪雨の中、今日は何をしゃべろうかと思ったのですが、駆け出しの講師あるあるでいこうかなと。
例えば教員とか講師が新人の頃って、よく【元気よく授業しろ】とか【もっと笑って授業しなさい】って風にアドバイスされると思うんですね。
もちろんこのアドバイスそのものって非常に大事だし、僕自身もその通りだなと思うので、難しかろうがそれは守った方が良いとは、今なら思います。
しかし言われた当初は、アドバイスがそもそも抽象論すぎて非常に難しいとしか思ってなかったんですよね。若気の至りってヤツです。
特に真面目な説明を論理的に行うことこそが理想的な授業だという価値観を持つ講師ほど、授業中に笑うとかヘラヘラするっていう発想がないんですよね。
これは僕も陥っていたジレンマなんですけど・・。真面目でカタい話してんだから、何で笑わなきゃいけないんだってのは、すごく思ってましたね。
だからめげずに真面目なそれを貫いて、それが浸透するまで頑張ろうとしてました。
しかし、「笑顔を増やさないとだめだよ」という助言が全てで、そこが欠けているがために内容を見てもらえないってのが非常に多かったんですよね。
では、我を貫いている場合じゃないと。これ、何とかしなきゃいけないんだろうなと。それがわかったのが、大体5年前、つまり入社して1年目2年目ぐらいなんですね。
実はそこからしばらく、人に自分の授業を見てもらう経験が減ったので、その問題に向き合うことなかったんですけども。
つい先日、また授業の助言として、「もっと楽しく、笑って、やれ!」みたいなこと言われる場面があったので、本腰据えて解決策を考えてみようと決めまして。
そしてそこで打った策が、実感としてまあまあうまくいきまして。おまけに生徒の反応も結構良かったんで、今日こうして喋ってるという次第です。
どういう心がけをしたら、僕は楽しく笑顔で授業ができたのか?それについて、こっからは詳しく喋っていきます。
自分を笑わせられますか?
順繰りにお話ししていきます。
少し逆説的なのですが、【楽しく授業をするぞ】と思い込むのではなく、【自分が楽しく授業するためには何が必要なんだろう】ってことを考えたんですね。
つまり言ってしまえば、自分が面白いと思うことをやっていれば、意識なんかしなくても勝手に笑うわけですよ。
では、じゃあ自分はどんなことを話してるときに、自然と笑顔になっちゃうのかなってことを考えると、答えは自明でした。
お笑いのネタです。自分が好きな方々を参考に、好きな言い回しなどをゴリゴリ組み込んで、自分がまずは笑おうじゃないかと。そう決めたんですね。
例えばサンドウィッチマンや超新塾、オードリーが好きなので、そのネタの好きな突っ込みやボケを参考に、英語の授業に盛り込めるだけ盛り込んでみました。
もちろん授業とは、本来かっちりするべき場所なので、書いたことないですけどネタを書くみたいにきちんと台本もどきは作りました。
そして本来は【自分を笑わせるため】の試作だったんですが・・・めちゃめちゃいい方に盛り上がったんですよ。
制御ができないダメな状態とかじゃなくて、単純にお互いの笑顔が増えたんですね。しかもしたい説明は全部できた、と。
これは意外でした。
僕自身は笑顔になんなきゃっていう意識は全くないんですが、勝手に笑って、しかも盛り上がりましたね。多くの方が【笑え】と言っていた意味がわかりました。
この経験を踏まえると、自分が面白いと思うものは、理解されなくても積極的に放り込んでいいと思うんですよ。
すると、自分がまず笑いますんで。そして自分が笑っていれば、楽しい授業だって思ってくれる確率が上がります。
結果生徒の気持ちが乗ってくれば、説明を聞いてくれたり、それを好意的に解釈してくれたりする確率が上がります。仏頂面野郎の説明は聞きたくないですもんね。
笑顔とは全ての基本だってことを、ここに来て強く実感しましたね。
もちろん、徹底してピエロになれとか言うつもりもないんですけれども、自分を笑顔にするためのネタっていうのは、事前に用意しておいた方がいいと思います。
そうすれば、「笑わないといけないという力み」も勝手に取れますので、逆にのびのびと授業ができて、本来のパフォーマンスが出せるんじゃないかなあと思います。
では今日はこの辺で。