酒を抜いた次の日は、寝起きが良いけど体調が悪いアル厨中元です。あと2日くらいは止めないとなァ、病院で無茶苦茶な数値が出ちゃいかんもんなァ・・🍶
はい。今日はスーパー手前味噌シリーズ。ぶっちゃけ子供の知能って遺伝に因るところが大きいらしいけれど、それでもデキる子の環境には結構な共通点が伺える。
それは周りの生徒を見ていても思うし、めちゃ勉強できた友人を見ていても思うし、何なら偉人の伝記を読んでいても、たまに思う。
もちろんその環境を全部整えたら、誰でも確実に天才になるとは言えないけれど、その子の才能を伸ばしたり発掘したりする一助にはなるかもしれない。
今日は自分のことを思いきり棚の奥にダンクシュートして、思いつくままに書いてみますぞ。
ぼろぼろになった基本教材。
これは何度も言っていることだけど、めちゃできる子は、国数英理社の基本項目が、恐ろしい濃さで身についている。
その原体験を尋ねてみると、大体は「小さいころに夢中になってそれにハマっていた時期がある」ということが多い。
たまに塾に寄贈していただけるのだが、それらはすべて、いい意味にぼろぼろである。つまり、使い込んでいるということである。
例えば英語が得意な生徒は、小さいころからディズニー英会話に親しんでいるし、数学が得意な生徒は、算数パズルに一日中遊んでいたそうだ。
ちなみに僕は小さいころ、国語と理科が得意だったのだが、その時ハマっていたのは「いきものずかん」と「なぞなぞブック」である。
一方弟は「パズル」に夢中であり、今では理数系のことを仕事にしているほどになっている。小さいころの原体験は、やっぱり結構偉大なもの。
ただし子どもが何にハマるかはコントロールできないので、できるだけ色々なアイテムを用意し、そして大人がそれで楽しそうに遊ぶしかないのではと僕は考えている。
検索ツール。
ひろゆき氏も言っていたが、子供が勉強する一番の原動力は「好奇心」だと、僕も思う。理由は、僕もそれの赴くまま行動したら、その知識は凄く深くなったためだ。
そして優秀な子も大半はそうで、「え?そんなトコ気になるの?スゲー!」と思わされることが、非常に多い。
だが悲しいかな、そういう好奇心を潰されて育つ子も少なくはない。
その原因は、【好奇心を満たす術を与えられなかったから】というのが多い。 かつその理由は、大体かなり黒い。
例えば、思考力の意味を履き違えて、何でもかんでも「考えろ!」と押し付ける人がいる。ハッキリ言うけど、思考力ってそういうことじゃないですよ。
知識を使って問題を解くことです。問題を創ることとも言えますね。
だからこそ【Σ】の意味など考えても無駄で、そんなもんとっとと教えて、数列の総和を出すために頭を使うのが思考の部分です。
はい。そんな風に、知識すらも考えろと言われて育つと、好奇心もクソも無いので、考えるだけ面白くないと思うようになっても仕方は無い。
図鑑や辞書、それを教えてくれる大人、メディアなど、知りたいと思ったことを教えてくれる存在。言い換えれば、答えを検索するツール。
これが無いのに優秀な子を、僕はとりあえず知らないと書いておく。
質問を肯定する環境。
さっきの好奇心の話にも通じるけど、優秀な子はやはり質問が多い。疑問に思ったことを放置しないということである。
そして、それを良しとする環境に身を置いている可能性も高い。「そんなことに意識が向くなんてすごい!」と褒められるように。
特に親と一緒に、答えを知るために実験したり体験したりしたという経験を積んだという話は、しょっちゅう伝記に出てくる気さえする。
だからこそ、子供の質問には一緒に考えてあげたりヒントを教えたり調べ方を伝えたり、大事に扱いましょうと子育ての本には大体書いてあるくらいだ。
ーしかし、リアルタイムにそれができる時間的・精神的余裕があるお父さんお母さんは、昨今絶滅危惧種なんじゃないかなと正直思う。
どうでもいいことを聞かれたら、「うるさい!」と一蹴したくなる気持ちもわかる。だがそれが与えるダメージの大きさは、見逃すにはあまりにもデカい。
現実的な方法としては、やっぱ疑問が湧いたときにすぐ調べられるツールを、周りにいっぱい置いておくことじゃないかなと思う。
図鑑とか、電子辞書とか、その辺。ある程度年齢が重なれば、色々制限は掛けた上でスマホを渡しても良いと思う。
ちなみに僕は、生徒からの質問が出て、答えるのが無理と思ったら、ワザと目の前でパソコンを叩いて検索するようにしている。
僕は調べることが悪という考え方が嫌いなので、その洗脳を解ければいいなと少し反抗しているためだ。
些細なことでも検索する癖は、小さい頃から鍛えておくと色々伸びる起爆剤に充分なる、と思う。
終わりに。
てなわけで色々語ってきたが、ここに挙げた要因が何で大切かと言うと、結局何事も【嫌い】になったら終わりだから、である。
質問しても無下にされ、それを調べる手段も無くて、勉強する道具も無い。そんなところに身を置いて、【勉強大好き!!】になるわけが無い。
勉強ができる子は、少なくとも心の底から勉強を嫌っていることは無い。逆に、心の底から勉強嫌いで優秀な子を、僕は知らない。少なくとも学業においては。
こういうことを思えば思う程、僕は幼児教育とか絶対無理だなと悟ってしまう。世の中の父ちゃん母ちゃん、マジリスペクトである。
では今日はこの辺で。