腹筋が割れてきて、18歳の頃の自分よりは確実に強い中元です。老け込んでいくのは顔だけで十分じゃい。
さて。人生で今更初めての洋書に手を出して、空き時間であったり昼飯どきだったりに、チマチマチマチマ読んでいる。
書いてあることが理解できるのも自分の成長を感じて嬉しいのだが、何より書いてある教えが、【講師(たぶん教師も)】にとって超有益なのが、一番喜ばしい。
単に厨二拗らせて洋書を読んだだけという無味なオチには、確実にならないだろう。いやぁ、いい買い物だった。
ということで、有益な話をシェアしつつ、また自分の記憶を定着させるためにも、また改めて感想文を書いていこうと思いますぅ。
- 10月18日(月) ―~P34くらいまでの感想文 根を掘り返せ!―
- 10月19日(火) ―~P37くらいまでの感想文 続・根を掘り返せ!―
- 10月20日(水) ―~P41くらいまでの感想文 子どものように考えよ!―
- 10月21日(木) ―~P42.5くらいまでの感想文 『好き』なことで生きていく―
- 10月22日(金) ―~P44.5くらいまでの感想文 しんどい―
- 10月23日(土) ―~P47くらいまでの感想文 まだしんどい―
- 10月24日(日) ―~P49くらいまでの感想文 インセンティブ―
10月18日(月) ―~P34くらいまでの感想文 根を掘り返せ!―
今日は自分が取り組む問題をしっかり定義した後の話、その続きであった。この日学んだことは、表面上の理解に留まらない、みたいな感じである。
例えばアメリカの黒人はなぜ心臓病等のリスクが高いのか?という問いの答えは、恐らく奴隷制度にある、という仮説とか。
つまり、数年規模の推移だけでなく、過去に遡りまくってでもデータを集めていくことが大切だとあった。
根っこもわからず症状だけ治そうと考えるのは、確かに愚かだと思う。喉が渇いた人に即インスリンを打たないのと同じではなかろうか。
なぜ?では?なぜ?では?なぜ?・・
魔法のようなこの言葉、常日頃から色んなものに投げ続けられるようにしたいところである。
10月19日(火) ―~P37くらいまでの感想文 続・根を掘り返せ!―
今日読んだ部分は、昨日のテーマの具体例という感じだったので、教えとして真新しいものは特になかったと思う。
ただとにかく、「表面がわかっただけで満足しないこと」の大切さと、そこに眠るチャンスや面白い答えの量にはびっくりした。
要は、「よくわからんけど結果が出てるからいーじゃん」ってのを徹底して取り除くという感じだ。真理はその先にある、と。
例えば胃潰瘍の原因はストレスや刺激物と言われており、サプリだのなんだので症状は治ったからチャンチャンという時期があったそうだ。
だが今は、ピロリ菌の発見により、それが原因に寄与していることがわかり、その辺の分野にブレイクスルーが起きたことが紹介されていた。
やはり大事なのは根を掘り起こすこと。なんか色々、調べたくなってきたぞ。
10月20日(水) ―~P41くらいまでの感想文 子どものように考えよ!―
また章が変わった。そしてその章のサブタイトルに、僕は興奮した。なんてったって、”子供のように考えよ!”という、自分ぴったりの文言がついていたからだ。
僕は精神年齢が9歳程度とよく言われるが、この本では”8-years-old”くらいが丁度いいとあった。なんと、僕はまだまだお兄さんだったのだ!
さて。子供は大抵、ピュアでシンプルな一問一答形式の質問をぶつけてくる。実はこの考え方こそが、”Think Like a Freak”の肝腎なところになってくるそうなのだ。
例えば、今の世の中で盛んに議論される地球温暖化は、あらゆる問題が複雑に入り組んでおり、実はとてもじゃないが一言で言い表すのが不可能な、事象の総称なのだ。
しかし子供となれば、知識も偏見も無いわけであり、大人からすれば「無知でかわいい」程度の質問もぽいぽいとぶつけられるわけである。
となれば、自分の内なる子供にアクセスし、一旦その思考法を借りることで、物事をシンプルに見る観点が取り戻せると言えそうではなかろうか?
「よっしゃ、今から俺は8歳や!」と思うだけでも、シンプルに物事は進むだろう。アイデアを建てたら、その後はまた実年齢の自分にチェックしてもらえばいい。
子供と大人を行ったり来たり。最強の考え方な気がしてきた。もっとも、ではどうすれば習得できるのかを考えるのは、僕自身の宿題なんですけどね。
10月21日(木) ―~P42.5くらいまでの感想文 『好き』なことで生きていく―
引き続き子供のように考える大切さと有益さが説かれていたが、ここで偶然、僕の胸の奥でずっとつかえていたことがことが、スッと消える一文に出会った。
というのも、僕は「好きなことで生きていく」という言葉が、どうにも机上の空論めいた響きがあって、そうだとは思いながらも消化しきれていなかったのだ。
しかし。本文には、「天性の才能があることが、最終的に突き抜けるかどうかを、必ずしも意味しない」という旨のことが書いてあった。
自分がしていることを愛すること。好きなものをするのをためらわないこと。結果、誰よりもそれに取り組むし、誰よりもそれを考えるから、未踏の場所へ行けるのだ。
・・・これで僕の長年のつっかえが氷解したので面白い。何年も喉に刺さっていた魚の骨が、ご飯を飲み込んだ弾みに取れたという爽快さと呆気なさに似たものを感じる。
才能があるに越したことは無いが、その対象を好きになれなければ、突き抜けることはできない。だって、掛ける時間が少ないのだから。
なるほどねぇ。ただし、問題を局所的にし過ぎるのも厄介だ。身体的能力に恵まれなくても数万時間投資すればプロ野球選手になれる・・なんてほど甘くないのと同じである。
とはいえ、羽生善治さんも本で言っていた、「続けることもまた才能」の意味も、本当に同時に飲み込めたのでオドロキだ。あぁ、2021年、一番スッキリした。
こんな偶然の出会いがあるから、本はやはり面白い。答えそのものを求めるのはズレてると思ったけど、たまにあるんだもんなぁ。ツンデレだぜ。
明日も楽しく英文を読んでいこうっと。だって、好きなんだもん。とりあえず、今は、だけど。
10月22日(金) ―~P44.5くらいまでの感想文 しんどい―
今日は読むには読めたが、内容があまり頭に入ってこなかった・・・。というのも、やったらと身体が熱っぽくて、意識がぼーっとしてしまうからだ。
コで始まってナで終わるアレか?と思ったが、体温計は36.4℃とかを示し続けるばかり。気のせいか?にしては明らかに体温が高い気がするのだが・・
あ、一応読み取れた内容に触れておこうっと。
子供はシンプルに考えて、先入観も無く、問題を複雑化しない。そして、楽しくしよう、楽しくしようと考える。この思考法が大事なのだ、と。
そう書かれていた。【お金2.0】にあった、持続する経済圏の5要素に通じるものがある気がする。これができる天性の才能を、全ての子どもは持つということか。
となればビジネスで行き詰ったとき、アドバイスを求める相手は上司より生徒という可能性もありそうだな。そりゃ、面白い。
謎の熱っぽさが消え次第、動くことにしましょうかね。
10月23日(土) ―~P47くらいまでの感想文 まだしんどい―
頭痛こそ消えたが、身体のだるさが半端ではない。コロナかもと疑ったが、病院に行くほどのインセンティブがどうにも得られない。てか今日は休日やし。
英文を読もうと頑張るが、なんか意識という網をするすると抜ける感じであり、何かが引っかかるという感想も得られぬままページだけが進んだ印象である。
とはいえ、今日でついにチャプター6に入り、ボチボチ2/3を読めたという位置にまでたどり着いてきた。モチベはあるので、あとは継続するのみだ。
ちなみにこの章のテーマは、【動機づけ(=インセンティブ)】について。様々な行動を制御せざるを得ない【講師】という立場だからこそ気になる大きな観点だ。
明日には健康体に戻ってたらいいなぁ。そう願いながら、今日は筆を置く。
10月24日(日) ―~P49くらいまでの感想文 インセンティブ―
経済学のテキストを読んでいると、よく罰金(≒課税)とか補助金といった言葉が登場する。これは何かというと、経済活動を円滑に行わせるための動機付けである。
好ましい行動には報酬を、望ましくない行動には罰金を。てな感じ。例えるなら前者は環境に良い施策を取れば補助金を出し、公害を起こせば罰金という具合である。
ぶっちゃけ世の中は【インセンティブ(≒動機付け)】で回っているようなものであり、丁度いいところに秩序とかその辺を落ち着けるためには、その設計が大切となる。
金が全てではない。チヤホヤされるとか、権力を得るとか、称賛されるとか、みんなやってるという圧力とか、その辺も全て、定義を広げればインセンティブである。
教室の運営も然り。生徒が宿題をやってこないのは、やることに対し動機が無いからであり、落書きを止めないのは、授業を聞くより見返りが大きいと感じているためだ。
こういったシステム面に目を向けること。その章が始まったのだが、今のところ具体例が並んでいるのみなので、楽しみはお預け状態だ。ワクワクして待つことにしよう。
ってことで今週はこの辺で。