精神年齢9歳講師のブログ

校舎での出来事、読んだ本、つまりインプットを全てアウトプットに変える実験場、的な。

【英文読書ルーティン日記81】"WHEN TO ROB A BANK"読書感想ブログⅡ ~ひねくれた提案たち~

最近目覚めが割といいのですが、なんか体調不良の予兆のようにも感じて、心穏やかじゃない中元です。

 

はい。先週からまた新しい洋書に取り組んで、読書感想ブログを書き始めたところである。やっぱ、アウトプットした方が頭に残りますな。復習もラクだし。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

ただ、文体にクセがあり、時折理解できない単語や文法が登場する。そういうときは思い切りつんのめってしまい、ちょっと萎えてしまう。

 

純粋な文章としての読みやすさなら、サイモン・シンの方が上かも。ただし補って余りあるほど、内容が面白いので、そこまで問題にはなっていない。

 

てなわけで、今週もまた、ひねくれた提案をザクザクっと読んでいこう。

 

 

6月27日(月) 政治家のインセンティブ設計

 

政治家に良い人材を欲するなら、その人の良心に寄りかかるのではなく、いい待遇を設計する。ぶっちゃけ、普通の話だと思う。

 

待遇が悪いところに、優秀な人材は本当に集まらない。優秀じゃない僕でも、例えば月給10万で働いてと言われれば、見向きもしないのと似ている。

 

実際、シンガポールの政治家に対する待遇の良さ(と厳しさ)は世界的にも有名で、こういった方々は、結構な高給取りだったりする。日本なら確実に叩かれるだろう。

 

メキシコなどでも類似のことを設定した機会があり、そんときは水準が確かに上がったのだという。-ではなぜ、今のところ、大体の国はそうしないんだろうか?

 

・・・ってところで疲れて止めてしまった。続きはまた明日、ってな感じです、はい。

 

6月28日(火) 政治家のインセンティブ設計・続き

 

本書で指摘されるまで気付けていなかったのだが、議員の任期は、政治家に求められる仕事を果たすには、あまりにも短くないだろうか?

 

例えば交通網の整備や教育改革などが、3年とか4年でなんとかなるとは思えない。だからこそ再選が必要であり、選挙の戦略が必要なのだ。

 

そうすると、本来するべき仕事に回すリソースの大半が、選挙や人脈構築に持っていかれることになり、結果いつものワイドショーのネタになって終わりということである。

 

ちなみに著者は、政治がうまくいったら莫大なボーナスを支給する案を上院議員に伝えたそうだが、実に気持ちよく拒否されたのだという。

 

相手を良い気分にして提案を却下する力こそが、卓抜した政治家が持つ力なのではと、筆者は考察していた。

 

6月29日(水) 綺羅綺羅ネームは指標たりえるか。

 

【ヤバい経済学】には、賛否両論あっただろうけど、名前に関する一定の傾向も分析されている項があった。

 

例えば、収入が良い家庭の人が好む名前はコレ、逆パターンならソレ、という風に。(極端なケースだと、レモンゼリーちゃんなんてのもいたそうだ)

 

そして今回本書に書かれていたのが、読者投稿で、「最近地元で起きた犯罪において、犯人の名前に異常に【Wayne】が多い!!」というのがあったらしい。

 

実際、20件近くの犯罪者名リスト全てにおいて、ミドルネームにWayneが入っており、恣意的に選んだにしても、その多さは驚きである。

 

著名なシリアルキラーである、キラー・クラウンことジョン・ゲイシーも、ミドルネームは【ウェイン】だったりする。

 

ー日本でも一時期、DQNネームだのキラキラネームだのが、アホを判断する一指標として語られる時期はあった。(光宙とか、太郎(じょん)とかが一例)

 

正直その線引きはあいまいで、単に「キラキラネームw」といってはしゃぎたいだけのアホがそう言っているのか、一般的にもそう聞こえるのかは、結構別問題だ。

 

ソウルくんとかレイちゃんとか、漢字にすれば違和感はないと僕は思う。

 

・・・まぁ例えば、例えばですよ?【笑琉紗(エルサ)】みたいな風に、漢字の意味ガン無視の当て字があったら、僕も「うわぁ」とはなるけど・・。

 

【Shitheadくん】とか【Temptressちゃん】みたいなヤバ過ぎる名前以外は、自由と考えていいんじゃないかなと、正直そう考えている。

 

6月30日(木) くごんて

 

アメリカにおいて、9例から4000例以上にまで跳ね上がった、人気の名前がある。それは、『Nevaeh(ネヴィエとでも読むんだろうか)というらしい。

 

発端は、敬虔なカトリックでもある大人気のミュージシャンか誰かが、自分の子供にそう名付けたところにあるという。それにあやかり、こぞってつけた、と。

 

確かに日本にも、名前が"流行る"という現象は起こるけれど、この名前の秘密に皆様は気付かれただろうか?

 

そう、『Heaven』の逆読みなのだ。日本語だとできるものが少ないのだが、思い切った考え方だなとは思う。

 

今後しばらくは、名前に関する項目が続いていくっぽい。僕は子供が要らないのでどうでもいいのだが、友人に語るネタとして、嬉々として読みたいと思う。

 

7月1日(金) 名前あれこれ続き

 

名前のトレンドは読むことが可能なのか?まぁそれは不可能なのだが、面白い法則を後から見つけることは可能らしい。

 

例えば、甚大な被害をもたらした【Katrina】というハリケーンが起きてからは、その名前が減ったという例がその一つだ。まぁ、そりゃぁ、ねえ。

 

しかし、このカトリーナに打ち勝ったとか、亡くなった親族を忘れないためとかで、あえてその名前を付ける人もいたのか、増えた州もあったようだ。

 

あと他にも名前関連の話は続いて、「まるでその仕事に就くために名付けられたような人たち」の例が読者から募集されていた。

 

日本で言えば、「サッカー部の翼くん」とかじゃないかなと思う。すると、「歯医者の銀歯さん(Dentist Silvertooth)」とか、面白い実例がポコポコと紹介されていた。

 

ちなみにさっき調べてみたが、かつての職業に由来する苗字は、日本にも結構残っているらしい。あなたはどうだろうか?一応紹介しておこう。

folklore2017.com

 

7月2日(土) 有料悪口

 

アメリカには無茶苦茶なサイトがあるのだという。それは、5ドル払えば、匿名で特定の相手に対し、

 

「お前のことを5ドル払ってでも悪口言いたいほど嫌ってるやつがおるで」

 

というメッセージを送ることができる、というものだ。なぜこの話が出たかというと、実際に筆者が受け取ったから、ということだ。

 

この誰も幸せになっていないサイトでも、需要と供給があるからビジネスとして成り立っているのかもしれない。(し、成り立っていないのかもしれない)

 

ところで、この値段設定には、ちょっと面白い側面があるという。それは、50ドル払って特定の相手に強烈な暴言を送るより、5ドルで10人に送る方が人気、というものだ。

 

確かになんとなく、いわゆるアンチは、特定の個人ではなく、人気や注目を集める人たちにそういう活動をしているイメージがある。

 

個人に執着すると、それはストーカーやメンヘラという風に、別の呼称がつく。色々と納得。

 

まぁ、若干胸糞な話ではあるが、世の中は広いし、思った以上には薄汚れているというのが本当のところなのでしょう。

 

7月3日(日) 真の格差

 

ある開業医と対談した際、とあるテーマに差し掛かった瞬間、突如として穏やかな顔に苛立ちの表情が浮かんだのだという。

 

そのテーマとは、アメリカのジェネリック医薬品が全然ジェネリックじゃない、つまり高いという話である。

 

実際、極端な例だと、どこで買うかによって1瓶100ドルもの差が開く薬もあるそうだ。

 

普通こうなると、高い方が売れず、安い方が買われ、結果勝手に需要曲線と供給曲線が調整されて均衡価格が下がりそうなものだが、一体なぜか?

 

その答えは、よそを比較せず、家の近くの店で買い続けるからという心理がある、と仮説づけられていた。

 

例えば遠出すればコストコなどで安く買えるのに、それは手間という抵抗で近所のスーパーを選ぶのと似ている。

 

あるいは、そもそもそういう価格設定になっていることを知らないという情報格差に近いことも遠因になっていると思われる。

 

僕自身、真の格差について、収入は実をいうと結果であり、根本の原因は触れられる情報量にあると感じている。(いわゆるデジタル・ディバイド)

 

日々勉強しなければ、知らないところで大損する。もっとも、知らないままなので、損していることに気付かない分、それはそれで幸せなのかもだが。

 

ってことで、今日はこの辺で。

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