どうにも集中が切れるなと思ったら、昼ご飯を食べてなかった中元です。オナカスイター。
はい。塾講師をしていたらあるあるだとは思うのだが、いろんなミスマッチがあった結果、先生を変えてほしいというリクエストをもらうことがある。
これについて、受け止め方は結構色々あるのではなかろうか。ミスマッチを引き起こした自分を責めたり、逆に講師の不甲斐なさに憤ったり。
ちなみに僕は前者のクセがあったが、最近は「ま、人間相手の商売だからしゃーないよね」と割り切れるようになっている。
ところで、これはいったい、誰が悪い話なのだろうか?そもそも、どこかに悪人がいるが故の話なのだろうか?
今日はふと気になったこの辺を考察し、今後取る手段を考える足掛かりにしようかなと、そんなことを文字に起こしてみようと思う。
退塾されるよりマシ。
いきなり僕なりの結論だが、はっきり言って退塾されるより圧倒的にマシである。なんたって、交代さえすれば継続するのだから。
まぁ交代を言い渡された講師にその旨を伝える際、心が痛みがちというダメージがあるぐらいか。でもそこは、ぶっちゃけ悪人がいない話であれば、ただの一事象である。
例えば生徒に対し高圧的に行くとか自尊心をへし折るとか、そういう当たり方をした結果であれば容赦なくガンガン告げてやるのだが・・。
単に馬が合わないという「あるある」ならば、例えば「送迎が無理になったらしくて・・」といった風な優しい嘘に言い換えて、幕引きを図ればいいと思う。
ただやはり、合わない結果塾そのものを否定されて止められるのに比べたら、本当にかすり傷である。その程度の心のダメージは、酒を飲んだら治るレベルだろう。
繰り返すが、よっぽど問題のある対応をしていたとかじゃない限り、こういう不和はいつでも起こり得る一事象なのだ。
そこをクヨクヨ悩むのは、1回や2回のミスマッチでは早すぎる。気にし過ぎを通り過ぎて、舌打ちしたくさえなる。
ほぼ他人同士の相性など、完璧に見抜けるわけがない。もちろんある程度は減らせるが、ゼロにはならないと、きちんと認識しておくべきだろう。
そもそも気にしない講師だっているし。
―また、そういう変更に際し、全ての講師が心に大ダメージを負うというのも悲観論過ぎる。そこもまた個性だ。
むしろ、ミスマッチ状態のまま無理矢理仕事に当たらせる方が、蓄積されるストレスは格段に増える。リクエストがあった時点でテコ入れすることが、お互いを救うのだ。
心を鬼にするというか、慈愛をもって接したいのなら、そういうリクエストにはさっさと答えてしまう方がいい。
そうすれば、生徒・ご家庭にとってはすぐ動いてくれたという評価になるし、講師は今後の心のダメージは減るし、つまり会社としても良い方に作用すると言えるだろう。
後はその日にちょっといい惣菜を買って帰るなどして、自分をねぎらえばいっちょ上がりだ。こういうメンタルの振幅に、いちいち真正面から取り組むのはあほくさい。
周りの誰しもが、他人の一挙手一投足に敵意は向けないものだ。そもそもほんの些細な興味さえ、抱かれるのは稀なのだから。
ということで、そういうリクエストについては、きわめて事務的に、配慮したけりゃしたうえで、対応するのがいいと思えてならない。
終わりに。
ミスマッチを咎める資格がある人間などいるのだろうかと、ふと考えた。
かくいう僕も、会社は一度辞めたし、嫌な自動車学校の先生を避けるように日付を組んだり、そういうことをしてきた記憶はある。
ならば、それに関して不満を言う資格はきっとないな。甘んじて受けましょう。
ってことで、なんか疲れてまとまりが悪いけど、今日はこの辺で。