精神年齢9歳講師のブログ

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【主要五科目の誤った使い方】あほな自由研究・報告レポート  第三部 ―他塾の戦略をTTP(徹底★的に★パクる)大作戦の巻―

頭を使い過ぎるとグッタリするくせに、頭を使うことが好きなマゾ、中元です。

 

はい。実は最近、変な趣味ができた。僕の勤める会社にあるビッグデータ(宣伝のヒット数とか)を、コンプライアンスに違反しない程度に、拝借するというものだ。

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データを集め、ソートして、COUNTIF関数で数えて、グラフに起こす。何か発見が無いかとワクワクしながら、そんなことを飽きもせずに繰り返している。

 

・・・だが、現実はシビアだ。【ヤバい経済学】にも書いてあったが、「誰も調べていない問題は、単にその価値が無いから調べられていないことがほとんど」らしい。

 

実際、確かに何かしらの考察は得られるが、「で?」という程度のそればかりであり、せいぜい僕のExcelをイジる技量が少々高まっているに過ぎないのだ。

 

―が。

 

最近やっと、少し我ながら面白いかもしれない結論を得られそうな問いを見つけて、少しワクテカしている。

 

ちなみにそれは、塾運営に関するある種のヒントになりそうという予感がある。

 

せっかくなので、そこに至るまでの紆余曲折から含めて、この記事にまとめてみたいと思う。では以下、あほで壮大な自由研究、第三部に参りましょう。

 

 

TTP(徹底★的に★パクる)大作戦!! 第一部・似たものをさがせ!

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新しいコンテンツを作りたいとずっと考えている。だが、大抵そういうものは不発するということも重々承知している。

 

だからまず、きちんとおカネの問題をクリアできるアイデアを実行し、それによって本当に自分がしたいことの実現に繋げる方が、急がば回れで正確なのだと思う。

 

ということで参考にしたいのは、「他の塾はどういうコンテンツを、どう売っているのか?」という既存のアイデアである。

 

いわば、臆面もなく言ってしまうが、有効な策があれば、徹底的にパクるということだ。ちなみにこの辺は、以下の2つの記事を読んで閃いた。

r25.jp

prtimes.jp

 

ただし、ただ闇雲にパクっても、そこには罠が張り巡らされている。例えば最大手の塾の戦略を、中小企業が打ったら、コストを回収できずに爆死するのはミエミエだ。

 

薄利多売であったり、無料サービスであったりってのは、僕の勤める会社の規模だと分が悪すぎる。その後のことを考えても、ここは相容れない。

 

―では、どういった塾の戦略が参考になるのだろうか?そのためには、大体条件が同じエリアに出店していて、かつ生徒数が多いところを見たらよさげだ。

 

だからまず調べた。僕の会社がある市は、人数規模だと20万弱だという。ということでそれを基に、大体同じくらいの人数規模の都市をピックアップする。

 

また、より近いところを選ぶため、都道府県の学力テストの順位も入れてみる。

 

例えば、すごく順位が高く教育熱に燃えるところに響くコンテンツと、言っちゃ悪いが逆の傾向があるところに響くコンテンツは、全く違うと想像できるからだ。

 

ただそうはいっても、ランキングの結果を全部入れると因数がバカみたいに増えるので、中学生のそれに限定した。

 

すると、こうなった。

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https://uub.jp/rnk/c19_j.html、及びhttps://ijyu-sien.com/p/education-ranking/を基に著者(笑)作成

 

・・これをベースに考えると、参考になると思えそうな場所がかなり絞られてくるのがわかる。ってことで今度はこれを使って、さらに分析を続けてみよう!

 

TTP(徹底★的に★パクる)大作戦!! 第二部・何をしてるのかをかぞえろ!

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続いて、それぞれの都市の塾が、一体どんなことをしているのかを調べてみる。もちろん表面的なことしかわからないが、参考にはなるだろう。

 

方法は、例えば「小田原市 塾」で検索して出てくるところの上位3つ、そのHPを見て、何をウリにしているかを逐一数え上げる。アナログだぜ。

 

要するに、堂々とHPに書かれている、塾のコースなり施設なり、ってことだ。

 

そして20分の暇な粘り強い調査の果て、以下の表が出来上がった。

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・・・ここに傾向を見出すのが難しいのだが、例えばプログラミング講座といったある種先進的な講座は、ほぼ提供されていないことがわかった。

 

また、オンライン個別も、全国的にはメジャーになりながら、まだまだ地方には降りてきていないという感じがする。(僻地になれば、その傾向はどんどん増す)

 

ただ、幼児向けコンテンツもしっかり準備してあり、早くから生徒を抱え込んで、そのままエレベーター式に進級させていくという流れも見えた。

 

その他は、塾生に寄り添うスタイルを強く推している塾がすべてという印象である。ガンガン能力が高い生徒に鍛えるぞ!!・・というテイストは、ほぼ無い。

 

そうやって面倒を見続けることを推して、その強い繋がりを堅守すれば、確かに10年以上通塾する生徒だってポコポコ生まれるよなと、一人で唸ってしまった。

 

特に少子化が激しい地方であれば、いかに早く、長く通ってもらうかが要だ。勝負は早めについてしまっている。

 

・・・薄々僕も感じているのだが、こと地方となると、料金面で優遇しても、それが入塾の決め手になることはほぼ無いのかもしれない。

 

一応「もちろんやってますよ」ということで、どのHPにもすごく綺麗なバナーが貼られていたが、全面的に推されているという感じはしない。

 

ということで、やはり奇抜なサービスは、この規模の都市だと概してウケが悪いものと見えた。もっと丁寧に、昔ながらのそれが評価されているということだろう。

 

では、ここからわかったことを、一体どうやって仕事に活かすのか?実はその根本に関わるのだが、僕はある違和感をこの中で覚えた。

 

次項では、活かし方の考察だけでなく、その違和感の正体についても、ザクっと書きたいと思う。

 

TTP(徹底★的に★パクる)大作戦!! 一応最終部・実際にやってみよう。

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僕が感じた違和感の正体は、きれいなホームページの中に、不思議と血が通っている感じがしなかったことである。

 

要するに、中で誰が何をしているのか、ほとんど全くわからなかったのだ。それに興味を持って調査を進めたり、問い合わせをしたりという人は、少数派だろう。

 

僕はつくづく、中で何をしているかが不透明である状況こそが価値であるという時代は、とっくに終わったと感じている。

 

むしろ、内実はもっとオープンにするべきだとさえ考えており、SNSやブログなどを通じて、オンライン上に日常を広く告知すべきだと、正直確信しているわけで。

 

そして時折、テスト対策集団授業などを通じて、興味を持ったオンラインのつながりを、オフラインに引き込むシステムを作る。これが理想だなと、やはり納得した。

 

要するに、もっと敷居の低いお試しの場を作るべきだと、今回の調査を通じて悟ったのだ。

 

ただしこのアイデアを全体に披露する場は、おそらくもう無い。だから作戦を考えねばならない。したがって今度、僕は先輩と飲みに行こうかなと企んでいる。

 

―はい。なんだかんだで今回の結果を通じて、僕は持論としてすでに感じていたことを補強するだけになってしまった。だがま、それも一興ですわな。

 

権限も裁量も無いのに、こうしていっちょ前な机上の空論を作ることを楽しむ。やっていることは、本当に性根が歪んでよう聞こえるが、楽しいんだから仕方ない。

 

僕はいつでも交代する準備ができている。隠しているつもりはないけれど、なかなか浸透もしてない気がするなぁ。ま、いっか。

 

では今日はこの辺で。

 

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