精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

勉強でも部活でも、上級者がなぜみんな独自路線を突き進むのか?・・その理由は単純明快っす。

忙しくしようと思ってもなかなかできないくらい仕事が終わったとき、結構ソワソワします。中元です。

 

はい。すごくどうでもいいのだが、漫画でも現実でもなんでも、突き抜けたキャラや人って、その人独自の方法論や哲学を持っていないだろうか。

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例えば今話題になっているところだと、筋トレ時間の常識をガン無視した方法論で日本チャンピオンになった人とかがそうじゃないかな、と。

 

そしてそういった人の方法論や哲学には、〇〇式とかそういう名前が付けられて、一つのブランドとして耳目を集めるという特徴があると思う。

 

だからこぞって、それに憧れて真似する人たちが登場し、結果として一つのムーブメントになることだってある、と。僕もその一人なんですけどね。

 

・・ここまで考えると、少し気付くことがある。

 

独特なメソッドを使っても、必ずしも上級者にはなれないのに、なぜ上級者はほぼみんな、独自の方法論を持っているのだろう?

 

その理由について、実は実体験として、結構思うところがある。今日はその”思うところ”を、きちんと言葉にしてみようと思う。

 

 

今は最速で、【中級者】になれる時代です。

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今はどんな技能にも、学習ツールがあふれている。試しに、自分が少し習ってみたい、覚えてみたいこと+【コツ】というワードを使い、YouTubeで検索したらわかる。

 

それによって、落とし穴をほぼ全力回避し、ミスなく寄り道なく効率よく、特定の技能を習得することが可能である。それは否定しないし、むしろ嬉しいことだと思う。

 

しかし僕自身も身に染みて感じるのだが、そうやって言われることを素直にトレースすれば、確かに成長はするのだが、それはよくて中級者までだと考えている。

 

そこでほぼ例外なく、いきなり巨大な壁が登場し、結局成長は完全に鈍化することになる。

 

例えばスーパーマリオシリーズでは、うまいこと抜け道を見つけてワープすれば、確かW1-2からW4-1くらいまですっ飛ばして進むことができる。

 

しかし、着実に操作に慣れていく前にそんなステージに放り出されれば、そこで猛烈に死にまくることになる。幼き僕は、その罠にハマりっぱなしであった。

 

筋トレでも例えてみよう。仮に胸の筋肉を大きくしようと思ったら、どんな種目があるか、そしてそれぞれのコツは何か、いずれも超大量にネットに転がっている状態だ。

 

つまり、知識量だけなら思い切りすっ飛ばして、中級者程度の位置には行ける。しかし、実際に試して、練習しないと、ただのオタクになって終わりだ。

 

繰り返すが、僕も勘違いしないようマジで気を付けているのだが、教えに素直に従って最速でたどり着けるのは中級者までである。

 

中には例外もあるが、そのことは肝に銘じていた方が良い。

 

【中級者】から【上級者】になるには、嫌でも独自色が要ります。

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では、そこからどうするのか?

 

ある種禅問答みたいだが、中級者を抜けるために色々トライアンドエラーをしているうちに、気づけばなっているのが上級者という風に僕は感じている。

 

もちろんスポーツみたく、一定以上の成績やスコアを取れば認定されるものもあるが、こと趣味において、この仮説はあながち間違っていないと思う。

 

例えば僕は魚釣りが趣味なのだが、仕掛けを放り投げるとき、そのコントロールを維持しつつ、なるべく遠くに飛ばすにはどうすればいいか、かなり考えていた時期がある。

 

そのために、プロアングラーとされる方々の連載記事を読んでは自分で真似したり、あるいは似た動作を使用するスポーツのレクチャーを見て参考にしたり、頑張った。

 

もちろん実際に釣り場で何度も条件を変えては試し、足の位置はどうか、仕掛けを離すタイミングはどこがいいか等も、何十回と変えてみた記憶がある。

 

で、今。1年くらいそういう期間を経て、おおむね最初に掲げた目標は、安定して達成できるようになってきている。

 

そして完成したフォームは、お手本とされるそれとはまるで違う、見る人が見れば下手くそと言われそうなものになってしまった。

 

しかし”僕にとって”は、狙った場所に安定して正確に飛ぶし、距離も出るから、非常に気に入っているので問題なし。

 

―てな具合で、僕は僕自身が上級者なんて一ミリも考えていないのだが、多分これを突き詰めまくった果てに、皆あのエリアに行きついているんだろうなと思うわけで。

 

突き抜けた人はみんなある種の苦労話を持っているが、よくよく分析すると、見方が変わる。

 

つまり「どうすれば自分にとって最適になるか?」という疑問に対する、仮説と検証の積み重ねであることがほとんどなのだ。

 

冷静に考えれば、僕らは全員十人十色で、個性がまるで違う。それは性格とか育った環境とか、そういう次元だけに留まらない。

 

年齢、筋肉量、パーツの長さ、柔軟性、ケガの有無、筋力。その辺りも数値で言えば%単位で異なるのだ。それに合わせようと思ったら、自分で調整するしかない

 

どのスポーツ用品も、エキスパートモデルになればクセがすごいのは、こう考えると至極当然だ。

 

自分との対話を重ねまくった人が、それに合致するものを突き詰めると、他の人には扱い辛い独自色強すぎのモノになる。そういうことなのだ。

 

技能の良し悪しももちろんあるが、それに関係ないところであれば、上級者になるのに必要なのは、闇雲な練習より、むしろ仮説と検証の繰り返しだと僕は感じている。

 

そういう経験がある人の方が、シンプルに話も面白いしね。前向きに考える方がベターだと思いヤス。

 

ってことで、今日はこの辺で。

 

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