精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【同業者向け】繁忙期のアウトプットを維持することは無理ゲーである。

日曜日に1ヶ月以上ぶりのフル休みが待っています。楽しみで楽しみで心が躍る中元です。わぁい。

 

さて。昨日も確か書いたのだが、2021年の受験シーズンが、完全に終わった。これは同時に繁忙期の終了も意味し、平穏な日々に少しずつ戻る兆しでもある。

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まだまだ新年度の募集におけるホットなシーズンは続いているのだが、受験のハイシーズンである1~3月に比べれば、マジで軽い話である。

 

さて。ここから先は毎年というより、繁忙期を乗り越えるたびに思うことなのだが、それについて記事を書きたいと思う。

 

「繁忙期のアウトプットを維持することは無理ゲー。」

 

これをぐだぐだと書いていきます。

 

 

異常なことだと自覚しないと・・・・

 

自分が働き過ぎているという自覚があるとき、よく読み返す本がある。それが↑の、【心の疲れをとる技術】である。

 

これを読むことによって、自分がヤバいゾーンに片足を突っ込んでいないか、客観的に理解できるためである。仮にそうなら、打つべき手も同時にわかる。

 

さて。得てして、何かに必死で取り組んでいるときは、ある種の異常事態である。言い換えれば、長期間維持できることなどありえない状況という話である。

 

例えばコンテスト前にバキバキに仕上がったボディビルダーもそうだし、受験に向けてギチギチに勉強しまくっている受験生もそうである。

 

その最高の状態に向けた調整は、人体にとってみれば、やはり【異常】である。それを長期間続ければ、天才でない限り、心身のどちらか、あるいは両方壊れる

 

イメージとしては、自分が本来日常で出す必要があるパワーを100として、150近くのそれが求められるシーズンがそういった時期だ。

 

しかも元から持っている100の中には、趣味とかそういう自分の時間に振り分けていたものもある。それも無視して、全てを一つのことに注ぐ感じだ。

 

そんなムチャクチャをしていても、成果さえ出れば、気持ちの面では苦の部分がきれいさっぱり消える。だから、まだまだイケると勘違いする。

 

断言するが、異常事態である以上、継続すれば遅かれ早かれ何かが壊れて終わりだ。だから、「おかしい」ことを察知したら、必ず終わりを意識せねばならない。

 

僕の場合は、「大体4月頭から落ち着いてくる」という基準があったため、何とか精神がもった感じである。これが8月までとかだったら、また心を病むこと間違いなし。

 

自分が日頃の生活で発揮していたパワーより、遥かに多くのそれを、一つの対象に発揮していないかどうか?

 

このことは、今一度振り返ってみてはどうだろう。

 

ちなみに、これは勉強も同じことです。

 

受験が首尾よくいった生徒はよく、「この生活を続けて頑張ります!!」と言ってくる。色んな意見はあるだろうが、僕は速攻冷や水をぶっかけるようにしている。

 

「なに?死ぬの?」という具合に、だ。

 

勉強全振り生活で、ある種合法なドーピングをした状態で出したスコアは、断言するが維持できない。それを維持するための努力が、もはや【異常】の域だからだ。

 

僕も今すぐ英検1級を受けたら、解ける解けない以前に、多分読み切れないと思う。(2か月くれたら仕上げる自信はあるけど)

 

高校に入って燃え尽きる、落っこちる生徒は、大体受験生の頃の生活ができなくなったことが原因だというが、僕が思うに、それはちょっとズレている

 

単純に、ガス欠なんだと思う。だから受験が終わったら、ほどほどに学習に取り組んで、そこそこの時間を休息に充てる方が良いとさえ感じている。

 

とはいえ中学の頃よりは確実に成長しているハズなので、例えば負荷は強いけど短時間で終わる勉強法に切り替えるといった手を、新たに打つ必要があるとは思う。

 

つまり、継続を前提として、時間や労力の割り振りを決めるという具合だ。例えば僕は、モンハンをする時間を死守したくて、部活に入らなかった。

 

それによって、ゲームを超プレイしつつも学校の課題を終わらせる時間は確保できたし、それも無理になったら、親に頭を下げて教科書ガイドを買ったほどである。

 

しかし大学受験期になったら、モンハンに熱狂していたら確実に落ちると悟って、そういう学習環境の大手塾に入り、時間も労力も勉強に振った。

 

こんな風に、臨機応変な学習を心がける方が健全だろう。異常な努力を前提とした計画など、実る方が稀である。そこは真理なので、覚えておこう。

 

終わりに。:春季が終わったらバランスを取らねば。

 

てなわけで僕は、ここからゆっくりギアを落として、休息の方にややウェイトを置こうと計画している。

 

やれなかった趣味に力を入れる。ムダな残業は拒否する。振れる仕事は人に振る。でも、一気にゼロにするようなことはしない。

 

長距離走を走り切った後、急に立ち止まると逆に回復が遅くなるのと似ている。まずはアクティブレストを取って、きつければガッツリ、旅行にでも行こうかな。

 

そんな具合でメンテナンスしないと、あなたの職業生命は数年で終わりますよと、一回心をぶっ壊した経験から、お伝えしておこう。

 

てなわけで今日はこの辺で。生徒が帰ったら、俺も帰るッ!

 

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