久しぶりの仕事なのですが、別に連休が恋しくないワーカホリック中元です。
はい。ここ最近、集団授業の中で、こと英語が苦手過ぎて非常に気になる生徒が数名いる。例えば中3の時点で、1年の英文がほぼ書けないというレベルだ。
このレベルになると、ぶっちゃけ先天的な何かを疑いたくなるのだが、デリケートな話だし、僕は専門家でもなんでもないので、当たり前だが本人に言うことは無い。
しかしこのレベルになると、結構厄介な問題が発生する。それは、テキストの基本問題が、難しすぎて1問も解けないという問題である。
横についてやれば少しは書けるのだが、目を離したらもうアウト。集中が秒で切れてしまうため、結構頭を抱えてしまう場面である。
これについては過去何度か考えたことでもあるのだが、今のところそれに対応するためにこっちができる方法は1つしかなさそうという風に独り言ちている。
今日はそんなお話。
絶対解けるレベルの問題で復習を入れる。
この辺りについて、一般的な先生方はどんなことをしているのかが気になり、ブログなり論文なりを、色々と調べてみた。
すると、全員が全員個性はばらばらであるが、補助教材や授業の導入に、かなり工夫を凝らしていることが共通点として挙げられることがわかった。
例えば、解答を選択式にした単語テストを用いたり、英文に対し訳として適切な日本語を選ばせる形式にしたり、あるいはディクテーションをしたり、様々であった。
今回は作成する時間が無かったので作ってはいないのだが、次回以降これは絶対に用意して、もっともっとスモールステップに噛み砕こうと思った。
新しい単元はある意味チャンスと考えよう。
一旦出遅れた生徒を、再び追いつかせるには、いつが適切なタイミングなのか。僕が思うに、それは、前後で関係のない単元に切り替わったときだと思う。
例えばとある英語の教科書では、現在完了形を習っている最中に、なぜかいきなり【make A B】の文法が差し挟まれる構成となっている。
そして人によって違うだろうが、僕はこの【make A B】であれば、なんとか低学力だろうと教え切ることができると考えている。
だからここで取るべき点をしっかり取れるようにヨイショし、指導し、演習をさせ、サポートし、そこをきっかけに再び学習へ戻れるように配慮しているという感じだ。
そういうタイミングは、英語に限らず存在すると思う。ただ同時に、それは生徒が躓くタイミングでもある。
結局良くも悪くも、気が抜けるところは無いのだ。ここは覚悟しないといけないと感じている。
終わりに:しかし必ず上位層を軽視することなかれ。
とはいえ、手が掛かる層に注意を完全に振り分けるのも考え物だ。それはつまり、上位層を切り捨てることと同義だからだ。
例えばそちらには、応用問題の指示を出したり、追加で逆に難しい教材を用意するなど、ある種入念なケアが必要になることもしばしばだ。
集団生における上位・下位はクラスの規模が大きくなったら必ず発生する問題だし、それを防ぐには別途コストを割いてクラスを分割する必要があるだろう。
それができる会社としての体力と、人数増加の見込みがあればそうしたらいいと思うのだが、すんなりできる方がレアだと思う。
そんな輝かしくもラクな未来に期待などするべきじゃない。どうせ手が掛かる子は来る。その前提で色々考えた方が健全だと思うのですが、どないでしょう。
ってことで今日はこの辺で。