忙しいとご飯を食べることさえ忘れます。ベンチャー企業社員みたいな仕事をしちゃう中元です。
はい。昨日は新入社員の若い衆と飯を食ってきたのだが、その時ちょっとやらかしたので、反省の弁をここに垂れたいと思う。
ざっくり言うと、独立を決意した理由のうち、ダークサイドの方を滔々と語ってしまったのだ。(ノ∀`)アチャー
まぁ、彼も大人だったので、大半は聞き流してくれたとは思うが、ぶっちゃけ年長者が一番やってはならないことの一つを、僕は自然にやっちまったというわけで。
理由はシンプルで、僕が単にその日、猛烈なストレスを溜めていたのが原因だ。これはちょっと、精神面の未熟さにもテコ入れが要りますなぁ。
さて。反省とは、「どうすればよかったのか」という答えを改めて考えて、未来同じことをしないよう糧とすることである。
だから僕も、どうすれば愚痴をもっといいように使えたのか、考察したいと思う。てことで以下、本題。
解決策で結べば、愚痴ではなく目標になる不思議。
昔読んだ本に、「愚痴を言いながら人望を得るコツ」みたいなヒントがあるのをふと思い出した。その本を引っ張り出してその項を読むと、目からうろこのそれに出会った。
まず、当然だが、愚痴で終えると単にめんどくさい人である。あの上司は頭が固い、あの人は仕事しない、みたいな。
聞いていて面白い時間ではない。それは僕もまた同じなのだが、どの口が、である。
しかし、人望ある人の違いはここからで、その愚痴を言った後に、「俺ならこうする」という案を示し、夢を語る糸口にするそうなのだ。
例えば、人件費削減のため、バイトを使わず社員が出勤する謎の仕事があったとする。これについて、お前が出ればいいよね、といった愚痴で終わるのは三流。
本当に仮の話だが、こういう愚痴をこぼすのなら、僕は最後にこんなことを言えばよかったのだ。
「俺なら、そういう止む無しの事情で出勤をお願いするのなら、例えば『ありがとう』という手紙とコーヒーくらいはあらかじめ校舎に置いておくかな。
コスト削減という事情はこっちもわかっているからこそ、せめて金銭ではないところで補填したいよね。もちろんやりがい搾取にならない範囲で。」
ーという感じ。そうすれば、「愚痴こぼしおじさん」から、「本気で憂慮するおじさん」くらいには格上げできただろう。もったいねえぜ。
もちろん、何でもかんでも解決策や自分のアイデアに結び付けるのは難しいだろうけど、心がけ一つで印象が大化けする好例には違いない。
自分の言動にはもっと敏感でありたいと、改めて思った。口は災いのもとだが、夢を語るのもまた、口なのだ。
不満点は先行投資のようなもの。脳内解決で未来に活かせ!
少し話は変わるのだが、自分の目につく不満点は、過度に気にしないスルースキルを練習すると同時に、解決策を論理クイズよろしく考えるのも面白い。
例えば、「仕事しないおじさん」を例に考えてみよう。ネットニュースで見るような極端な例はないけれど、近いところはちょっと感じることが、正直ある。
どうすればこの人を有効活用して、利益につなげられるか?結構あれこれ考えたが、その人の性格や職場の状況を考えると、僕が出した結論は・・。
ムリ、であった。悲しい帰結だぜ。
もし自分が経営者になったら、どう対処するかも考えてみたが、まずはこういう状況が生まれ辛いシステムを最初から構築することが全てだと思った。
例えば、この数値を下回ったら交代であるとか、360°評価法を導入するであるとか、選挙制での責任者選抜を用いるとか、そんな感じ。
ただ、そんな制度がない状態でこういう人が発生したら、話は変わる。日本は正社員を猛烈に解雇しにくいので、仕事せんなら出てけと言えない。(だから隔離部屋ができるのだ)
ーこういった人たちがいることで一番ダメージが大きいのは、利益面ではなく、若い人たちの意欲がめちゃくちゃに殺がれる精神面だと僕は考えている。
気を利かせて何かをすれば、「勝手なことをするな!自分の頭で考えろ!必ず報告しろ!」という謎コンボを飛ばす人の被害報告は、毎日SNSを飛び交っている。
だからどうするかなのだが、その人と同程度のキャリアを持ちつつ、かつバリバリに働く人の近くに、その人を配置し直すかなと思う。
そして空いたポストに、若い人を入れ替える、と。名目は、若者の修行とか伝えておけばいいと思う。
・・もちろん、発想が稚拙なのは認めるが、こういった格好の材料を基に、思考実験を重ねていくのは、将来の自分に向けた先行投資のようなものである。
愚痴や不満一つとっても、処し方ひとつで大化けする。さっきの項でも同じことを書いたが、本当にそう思うので、大事なこととして二回書いていこうと思う。
ということで今日はこの辺で。