気合と根性の限界を悟った中元です。
はい。タイトルにもあるのだが、このブログを書いている今日、人生二度目の病欠をやらかしてしまった。(一発目はインフル)
最近流行りのあのウィルスではなく、僕自身の持病に関することだ。僕はとある厄介な体質を3つ抱えているのだが、生まれて初めて、その2つが同時に爆発した。
ヤク中レベルで薬を飲んでも、寝ても寝ても、病院で診察を受けても、一向に治まらず・・・。始業3時間くらい前に、痛みで朦朧とする意識の中で判断した。
「今日はもう、無理だ」
―そこからはその日授業を予定していたご家庭に、最後の力を振り絞って事情説明。幸いにもご理解を得られて助かったが、ある程度治った今考えると、反省する点は多い。
この記事はそんな反省文てな感じです。
自分が動けなくなることを想定した組織にしておく重要性。
ぶっちゃけ、「いやいや、体調くらい悪くなるのが人間なんだから、そこを気に病むとか社畜思考強すぎだよ?」という意見もごもっともだと思う。
実際僕自身、「いけねーなー」という感想は、自分の体調が悪くなったことそのものについては微塵も感じていない。
そこは開き直っているのだが、僕一人がダウンしたことで、仕事のいくつかが完全に止まったことが問題だよなと思っている。
今回仕事に行くのが無理だと判断したとき、僕はそのすべてを、僕の一存で他の日に切り替えることで対応した。その発想しかできなかったためだ。
しかし今思えば、会社の連絡網を使って、代打をできる人がいないかどうかを探す方が先だったと感じる。
顧客からすれば、僕が授業をすることよりも、予定していた時刻にその科目の授業があることの方が大切なのだ。そこを履き違えたなと、今は独り言ちている。
結果、別日の僕の休みが完全に潰れる結果にもなったし、下手すれば9月前半もまた、休みが消え去る未来がうっすら見えている。
8月は特に、自分の時間や休息を徹底して軽視しつつ、時間の全てを仕事に振り分けていた気がする。今回のダウンは、ある種当然の結果なのだと受け止めるべきだろう。
今回大きく学んだことは、僕は自分が抜けるという前提を一切考慮せず、組織づくりを行っていたという怖すぎるエラーである。
自律分散型組織と言ったらちょっと言葉が高尚過ぎるのだが、せめて僕が抜けても、穴が小さくなるような組織を創っていかねばと、気を引き締める所存である。
唾棄すべきマインドセット、【身代わり思考】。
ここでまた一つ、僕が無意識下に抱えていた、ある認知の歪みを発見できた。対象をはっきりさせるために名前をあえて付けるならば、【身代わり思考】とでも言おうか。
言葉を選ばずに言うが、僕の上司に当たる方々はほとんど、細かい管理が苦手である。というより、する気も無いのだと僕は正直考えている。
その方々の言う管理とは、忘れずに仕事を僕に丸投げすることになっているとさえ捉えているほどだ。それについて、もちろん不満が無いといえばゼロになる。
しかし僕は同時に、適材適所こそ基本だとも考えているため、管理が苦手な人に、無理してそれをやらせるのにも反対という立場だ。そういう意味では割り切っている。
つい先日も、僕がある仕事(書類整理のようなもの)をお願いしたら、それがそのまま机の上に放置されていた。期待はしていなかったので、あまり気にしなかったが・・。
こういう環境に身を置き続けるとどうなるか?知らず知らずの間に、人を頼ろうという発想が無くなっていくのだ。
仕事を依頼しても忘れられて、また新たな仕事が追加される。一つ頼めば二つになって返ってくるようなことが連続すると、さすがに潜在意識の中で嫌になる、と。
いわば【身代わり】に徹するように考えるようになる。できない、やらない人が手をこまねくくらいなら、俺が全部やるわ、そんな風に。
―ちなみにこの考え方もまた、組織を潰すリーダーの思考法に他ならない。ちょっと本を開けばわかることだ。しかし、自分の本当の姿はこれだったのだ。
・・・とはいえ、今更年を重ねた方々を僕が再教育するなんてことは現実的ではない。仕方がないので、僕のところに集まってくれた講師を鍛えようと改めて誓った。
僕がリーダーになりたいのは、僕を殺したくないためでもある。全くの回り道ではあるが、また一つこの決意が固まった。
終わりに。:僕が死んでも代わりがいるもの。
休まず働くことは美徳でも何でもない。心の底からそう思うのだが、ここ1ヶ月は、休まず働く自分がいた。ある種ぶっ壊れるのも自然の流れなのだろう。
そういえば最後に趣味を楽しんだのはいつだっけ?自分の時間をのんびりと確保しようと努力したのはいつがラストだ?
今はっきりと、僕はメンタルに過労の症状が出ている。人に頼ることの重要性は学んでいたが、具体的なやり方を学んだり考えたりすることは、そういえばなかったかも。
俺は誰かの身代わりじゃない。俺が働いて生んだ時間を自分の休息に使うような状況を容認できない。ふつふつと、そもそも独立を誓った頃の感じが蘇ってきた。
僕は休むのが下手だ。リラックスが下手だ。すぐに何かしらで時間を埋めたくなる。この思考法は直らないから、この考え方のままで休めるようになりたいところだ。
―ということでまだ偏頭痛が右目の奥に残っている状態だけれど、今日はこの辺で。