精神年齢9歳講師のブログ

"よいこ"から程遠い目線から、授業のネタ、講師としての日々、そしてたまには教育や子供について、真面目なことを基本毎日書いてます。

本番に”弱い”生徒の勉強法を3つ紹介する。

安河内哲也先生が本で書いていた通り、「エポケ!」と10回脳内で叫んだら、悩み事が止まりました。すげぇ。判断保留中の中元です。

 

はい。定期テスト真っ最中という昨今だが、皆様が受け持っている生徒は、その対策について順調に進んでいるだろうか

 

僕のところはどうかというと、結構二極化というか、「多分本番も大丈夫だな」と思う生徒と、「あ、テコ入れしよ」と思って声を掛けた生徒に、綺麗に分かれている

 

正直、本番に強いか弱いかというのは、生まれ持ったメンタルが豆腐か否かより、日頃からどんな練習を積んできたかにかかっている

 

そして本番に弱い生徒は得てして、共通する勉強への取り組み方が見て取れる。やはり、失敗はサイエンスということだろうか。

 

ということで今日は、本番に弱い生徒がやりがちな学習法を3つに絞り、ご紹介してみようと思う。

 

 

勉強時間の区切りが、本番のそれと全然違う。

 

先に全体に共通することを書いてしまうと、本番に弱い生徒は概して、試験本番の形式・傾向・雰囲気とまるで違う環境で学習を積んでいることがほとんどだ。

 

そしてその中でも、むしろ守れている、意識している生徒が稀有なのが、時間区分である。言い換えれば、試験時間に合わせて学習時間を組んでいるか、否かだ。

 

例えば、大体の中学校は、試験時間が50分程度だと思われる。そしてその50分の中で延々とアウトプットが求められるのが、いわゆる定期考査である。

 

ただ、では日頃生徒たちはどういう風に学習しているかというと、演習は25分程度、インプットは直前期でも超みっちりという風に、色々あべこべなことが結構多い。

 

もちろんまだまだ演習もくそもない段階の科目は、教科書を読んだりワークを埋めたりするのがベターだと思う。

 

しかし、点を上げに掛かりたい科目に関しては、なるべく試験本番と演習時間を揃えるのを推奨する。でなければ、恐らく本番中は、早ければ2時間目には息が切れる

 

ちなみにここで挙げた話は、公立高校入試・大学受験においても同様だ。50分なり80分なりの演習時間を一度も積まずに本番に挑むなど、ただの博打。

 

まずは勉強時間(特に演習)から、試験本番と同じにすることを意識してみよう。

 

順番通りに何度も同じ問題を解いている。


真面目な生徒ほど、本当にワークを何度もやる。何度も、何度もやる。それが結果、アドリブに弱い記憶を作ることに繋がり得るリスクも知らないままに・・・。

 

少し脅したが、復習はもちろん大切だ。だが、本当に効果のある復習とは、同じテーマに対し、違うやり方や刺激で向き合うことである。

 

例えば教科書で歴史の語句を覚えたら、別の問題集の演習を通じて、それが定着したかを確認するように。

 

こういう風に、そもそもテキストを複数用意できれば、問題は無い。さらに言えば、同じテキストだろうが、刺激さえ変えれば効果はある

 

これについて、僕が生徒に提唱するやり方は主に3つ。それは以下の通り。

 

① 2周目は最後の問題から最初の問題に戻っていく

② 制限時間を設ける

③ 間違えた問題だけ抜粋する

 

・・人の記憶というのは不思議なもので、すぐ謎のところに取っ掛かりを作り、それを起点に思い出そうとする特性がある。

 

例えば、問題番号10番の下だから、答えは○○!!という風に。こんな答え方をする生徒に、あるいは自分に、心当たりは無いだろうか

 

こういう謎のトリガーは都度破壊しなければ、その通りに書かれてないと答えられない記憶の出来上がりとなる。

 

そして本番は、教科書通りに書いてくれることなど、定期テストじゃない限りは無いわけで。そんな定期テストも、必ず順番はランダムに問われるものである。

 

解く順番だけでも、サイクルを回すたびに変えてみよう。ちょっと大変だが、同時に効果が高いことを実感できると思う。

 

難問を必ず、学習の最初にやっている。

ここは賛否両論あるだろうが、僕は日頃の勉強ルーティンにおいて、初見の難問を最初に持ってくることは、ちょっと微妙だなと考えている。

 

例えば筋トレでいきなり高重量を扱うとケガするのと同じで、最初から難問に取り組むと、上手く集中状態に持っていけず、全体的な質が落ちると考えているためだ。

 

もちろん、国立大学の二次試験対策といった例外はあるのだが、こと定期テストレベルにおいては、やはり勿体なさを感じる。

 

よく考えてみてほしいのだが、そういう問題は得てして、試験問題の後ろの方にないだろうか?つまり本番では、やや疲労した状態で向き合うことになるものと言える。

 

これを無視すると、練習と本番とで、自分自身のパフォーマンスがまるで異なることになる。すると、結構本番で崩れることが多い、というハナシはさっき書いた。

 

何度でも繰り返すが、試験本番の雰囲気に、如何に練習を近付けるかが、本番に強くなる鍵である。それは問題の難易度も然りということは、書き添えておく

 

終わりに:コツはぶっちゃけただ1つっす。

 

今まで書いたことを端的に言い表す、僕自身も大好きな名言がある。昭和の大横綱双葉山定次によるものだ。

 

「稽古は本場所のごとく、本場所は稽古のごとく」

 

showa-g.org

 

今風に言えば、「練習は本番のように、本番は練習のように」だろうか。そして僕はこの言葉を、以下のように解釈している。

 

「本番も練習も区別せず、どちらも”いつも通り”のコンディションで取り組めるよう、日々心身を準備すること」

 

―ちょっと薄っぺらくなったが、一般的に言われる「練習は本番の如く緊張感を持ち、本番は練習のようにリラックスして臨め」という意味には、僕はどうにも感じない。

 

それよりも、練習で取り組んだ成果を存分に発揮するため、本番の環境に意識なり舞台なりを日頃から近付けておくことの大切さを説いたのではないかと、そう感じている。

 

皆様はどう思われただろうか。

 

ということで今日はこの辺で。

 

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