いよいよ確信に近付いてきたのだが、僕はやはり、HSPだと考えている。そして特にその中でも疲労速度が著しく早い、HSS型HSPなのだろうと受け止めてもいる。
光は平気なのだが、視界の端を動く人影、大きな音(特に子供が発するそれ)、ネガティブなニュースに強く反応してしまい、嫌悪感・不快感を覚え、猛烈に疲れるのだ。
帰ってからは本当にぐったりして何も考えられないほどだし、単純に人より精神が疲れるせいか、睡眠時間も8時間を切るとしんどいくらいである。
もちろんこの気質にも良い点はある。好奇心が強いせいか、色んな問いや仮説は頭にポコポコ浮かぶし、やってみようという心理的ハードルも、多分低い。
こういうブログをやっていることから伝わるかもしれないが、基本的に常日頃から何かを考え続けているため、書くものが枯渇するということも無い。
単に僕がデメリット面を制御できていないだけだ。そして制御のために必要なのは、まず知識だ。
だからここ最近ずっと、自分の中にいると思ってならない繊細な怪物を制御すべく、勉強を続けている。
それを巡る勉強の中で繰り返し登場するのは、HSPに必要なのは真に一人の時間であるという助言だ。これを意識的に組みこめば、1日を過ごすのが楽になる、と。
そして、この一人の時間のレベルが面白い。自分が嫌いな刺激を徹底的に遮断し、周りに誰もいない空間。そこに5分程度いることで、HSPは初めて寛げるのだ。
では、その空間で何をすればいいのか。ここが今日のテーマなのだが、それは「推し活」である。好きなことに没頭できる時間を、如何にして狙って創り出すか。
―ただ、すごく頭でっかちになってきたので、ここで一旦本題に入ろうと思う。
没頭できるものを探すのではなく、没頭できていたものを思い出す。
「没頭」について、辞書ではこう説明されている。
[名](スル)一つの事にして他を顧みないこと。「事業に―する」
おおよそイメージ通りなのだが、一つのことに熱中して他を顧みないとは、相当な入れ込み具合だ。そういうものを探すのは、非常に難しく思う。
しかし、ヒントはある。「START WITH WHY」に書かれていたことだが、「過去の出来事や記憶を線で繋いでいくと、自分の原体験(WHY)が見つかる」そうだ。
つまり、僕の人生において、僕が没頭できた対象を思い返して、それらの共通点を探すことが、推し活の第一歩だと言えるっぽい。
では、僕が没頭できたことは何か。寝食や時間の感覚すら忘れて入れ込んだものは何か。記憶の中に手を突っ込んで、心当たりを探る。
昆虫採集、釣りゲーム、格闘ゲーム、野球、モンスターハンター、ディシディアファイナルファンタジー、龍が如く・・。びっくりするほど偏りが見える。
共通点はなんだろうか。ビデオゲームであること、だろうか。だがそうなると、昆虫採集はそのグループから外れてしまう。
だからさらに抽象的なところを考えた。収拾要素、武器開発、成長、ストーリー・・・。全てをひっくるめたら、一体何が合致するのか。
そして、かなりアバウトだが、繋がりを見つけた。それは、以下の要素に集約される。
1 毎回新鮮な刺激に触れられる
2 作った仮説を都度検証できる
3 大量のアイテムやキャラクターが登場する
4 対象にヒエラルキーがある
―これを前提に、今ハマっていることを見つめ直すと、確かに関係性が浮かび上がってきた。ソロキャンプも、魚釣りも、DIYも、綺麗に全て満たしている。
つまり、これらの要素さえ満たしていれば、僕はそれにハマることができる余地や可能性がある、ということだ。すごく面白い発見だと思う。
没頭できるものを探すのではなく、没頭できていたものを思い出す。こっちの方が、色々と建設的なのではと、改めて感じた。
ということでやや尻切れトンボだが、今日はこの辺で。