最近、心が疲れてきている気がする。久しぶりに起きてから何もしたくないモードが発動し、ベッドから1時間以上、降りることができなかったほどだ。
原因とかそういうのを考える前に、シンプルに僕は疲れているんだと、まずは認めた。認めたうえで、今の自分の中にわだかまる何かを、言葉にしようと努める。
すると頭に浮かぶのは、現状未解決の問題ばかり。全てにとりとめがなく、解こうにも何をしていいかわからない命題ばかりが、頭の中に反響する。
悩みたいから問題をこさえているのか、問題が実際にあるから悩みが止まらないのか。ニワトリタマゴな思考がずっと回って、結果疲れは取れずに終わった。
こういうときは、なるべくシンプルに、優しい言葉で考えるのが鉄則だ。だから手に取ったのが、こちらの本。
難解な言葉を用いず、平易な具体例と、ゆっくりと腹落ちさせるような柔らかい言葉遣いが凄く身に染みた。そしてその中に、すごく有益そうなヒントを発見できた。
それは、読んだ当時はさして気にしなかった、【1分間知恵出しゲーム】である。これが、今の僕には、物凄く役立っている。
ということで今日は、このゲームについて、急ぎまとめたい。
1分だから考えられる。1分だから思い付く。
このゲームについて、ネットにドンピシャで紹介した記事があったので、引用する。
「この繁盛店をもっと繁盛をさせるにはどうしたらいいか。
1円もかけずに、もっとお客さんに来てもらうにはどうしたらいいか。
そのアイデアを、出来る限りたくさん書き出してごらん。
制限時間は1分だよ。
俺もやるから」
すごく抽象的に言えば、「目先の課題を解決する方法を1分間で思いつくだけ紙に書き出す」という”遊び”だ。
この1分という時間設定が実に絶妙で、これ以上だとやる気が失せるし、これ以下だと何も閃かないのだ。本当に何度もやったからこそできる時間設定だと感じる。
ということでこの”遊び”を、ある程度はどうしても自己流なのだが、やってみた。まずは僕が頭の中でぐるぐるこねくり回していた問いを、さっさと文字にする。
「とある幼児向けコンテンツの講師はどうやって集めたらいい?」「個別生・集団生を増やすには、何をしたらいい?」
「新規コンテンツの売り上げを増やすには、何をしたらいい?」「中等部の入塾を意識して増やすために、何をしたらいい?」といったところか。
これら1つ1つは本来、腰を据えて考え抜かねばならないものの様に思える。だがそういう固定観念がため、そもそもろくすっぽ考えたことがない気がしてきた。
だからそれぞれ、つべこべ言わず、1分間と時間を決めて、4セット程やってみた。すると、以下のアイデアを、とりあえず僕一人で閃いた。
「とある幼児向けコンテンツの講師はどうやって集めたらいい?」
➡SNSで募集をかける、ポスティングで探す、紹介を頼る、求人サイトに出す、案内パンフレットを作る、そもそもどこにいるものかを調べる
「個別生・集団生を増やすには、何をしたらいい?」
➡SNSで募集をかける、実際の問い合わせ例を調べて導線を引く、門配実施、校舎外にフリーの案内を立てた棚を設置する、友人紹介を親にダイレクトでお願いする
「新規コンテンツの売り上げを増やすには、何をしたらいい?」
➡デモ動画を作る、実際の販促例をリサーチする、専用のブログ記事を書く、内生に体験会をプッシュする、夏季講習の案内に入れ込む
「中等部の入塾を意識して増やすために、何をしたらいい?」
➡強みを明文化して絞る、校舎外にフリーの案内を立てた棚を設置する、友人紹介を親にダイレクトでお願いする、インスタからの問い合わせを狙う、新規エリアを開拓する、私立も狙う、テスト・検定の実績に特化した掲示物を貼る
中には重複していたり、まるで使い物になりそうにないものも混ざっているが、結構良さそうなそれもあるため、我ながらすごく意外である。
しかも驚いたのが、各項目辺り1分しか使っていないことだ。気のせいっちゃ気のせいなのだが、たったこれだけの時間で、すごく前進した実感がある。
・・・ここで書いた項目も、もうちょっとゲームに転化できたら楽しそうだ。例えば、10分間実行ゲームとか。思い付きだが、結構楽しそう。
たった1分でガラッと思考が変わる魔法。皆さんも試されてみてはどうだろうか。では今日はこの辺で。