英検1級を持っている僕だが、英語のリスニング力とスピーキング力は、他の1級取得者に比べて数値として低い。
読めるし書けるけど、話せないし聞こえない。一時期はそれでもイイと割り切って、さして気にしてもいなかったのだが、どこかでもう少しなんとかしたいとも思っていた。
とはいえ、シャドウイングやディクテーションはめんどくさい、リスニングの時間をキッチリとって清聴するのもめんどくさい。そんなわけで、ずっと放置していた次第だ。
ただ最近、あるやり方が自分にとってしっくりきており、その結果ここにきて、英文が聞こえるし、何なら話せるという手応えが得られるようになっている。
ということでその方法について、今日は手短にまとめてみる次第である。
【ひたすら英文垂れ流し】
そのやり方とは、何かしらの作業中や空き時間に、ただただ英文を流しておくというものだ。いわゆる多聴というところ、だろうか。
例えばソファーで寝転がっているとき。あるいは本当に暇なとき。「じっくり聴き取ってやろう」と肩肘に力を入れることなく、ただひたすら垂れ流す。
本当にこれだけなのだが、垂れ流しているだけなので、気付けば平気で2~30分英文を聞いている時間が取れている。真面目に聞いてたら、なかなかキツイ時間だ。
英検2級のリスニング試験時間以上のボリューム。これを毎日確保するのは、たとえほとんど聞き流しであってもどうやらチリツモのようで、色々と変化があった。
例えば共通テストのリスニングを聞いていて、「あ?なんの話だっけ?」という風に、途中で集中が切れることが減った。自分のキャパが増したようだ。
また、ふと思い立ってVlogみたいに自分の予定を運転中か何かに喋ってみると、今までとは格段にスラスラと言葉が出てくるようになっていて驚いた。
無意識下でも僕はきちんと勉強ができているということなのだろうか。だとしたら素直に嬉しい話である。
もちろん、色んな英語講師が書いた本で釘が刺されているが、これは決して初心者向けの学習法ではない。少なくとも英検準2級は無いと、時間の無駄になる気がしている。
あくまでも一つのアイデアとして、受け止めてほしい。
お前は何を聴いてるの?
そんな僕は、日頃何を聴いているのか。正直、気分によって色々だ。YouTubeでドキュメンタリーを垂れ流したり、TEDの講演を聴いてみたり。
しかし聴き取り易さやスクリプトの存在を考えるなら、今一番推せるのは、このラジオ(ポッドキャスト)である。
邦題【ヤバい経済学】の著者たちが監修している?ラジオ放送で、ひたすら聞きやすいし、長さも15~20分程度と、本当に丁度いい。
テーマも【Freak economics】らしいヤツばかり(例えば「動物のおしっこを売る話」とか)で、色々と興味深く聴けるのも面白い。
しかもさっきのページによれば、放送ごとにスクリプトがちゃんと載せられているので、気になった箇所を聴き直すのも容易なのだ。だからすごく愛用している。
まだ第6話までしか聞いていないのだが、何かエピソードを1つオススメしろと言われたら、「確かにそうじゃん」と思った、「使用済み石鹸@ホテル」を推す。
こういうのも参考にしつつ、気軽にリスニングの力を高めていってほしいなと思う。まだまだ僕も、色んなものを”聞き流す”所存である。
ということで少し短いけど、今日はこの辺で。