精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

丁度いいポジティブ思考とはなにか、ってのを考える。

今日は以下のブログの記事を読んでみての感想とか、その辺を元に記事を書いてみようと思う。

ameblo.jp

 

最近でこそ、いわゆる脳筋なポジティブ志向というものは人間のメンタルにとって良くない部分が多いと、科学的な観点から言われる話ではある。

yuchrszk.blogspot.com

 

ただ、だからといってポジティブ思考そのものを否定するのも極論であり、基本的に物事をポジティブに考えることそのものは、決して悪くない。

 

単純に、ネガティブなことばっかり言う人よりも、ポジティブな風に変換してくれる人の方が人間として貴重だし、ありがたいし、価値がある。社会的にはそうなのだ。

 

だから能天気なポジティブ志向までは行かずとも、現実的なポジティブ志向っていうものの、落としどころはどの辺なのかというのは、よく考えている。

 

現時点で言えば、その辺が迷子になっていた10代の頃と比べれば、今はだいぶ収まりが良いところに来れている気がする。だから一旦、途中経過として記事に書いておく。

 

今日はそんなお話である。

 

 

ぶっちゃけデメリットが多い類のポジティブシンキングとは?

 

まずそもそも、なぜあまりにも能天気なポジティブ志向が良くないのか。その理由は、ざっくり言うと2つあると考えている。

 

まず例えば、「なんとかなる!」とだけ考えることは、要するに問題にから目を逸らしているだけ、っていう風にも聞こえる点だ

 

実際、目の前で起きている問題はこうで、それを解決するにはこれぐらいのお金や労働が必要で、だから何とかなります、というのなら、それは指示であり納得をする。

 

しかしそういう分析すらほっぽって「がんばれ!できる!」とケツを叩くのは、哀しいかな、愚かだなぁとどうしても思っちゃいます。

 

そしてもう1つの良くない理由は、使い方を間違えるとメンタルを病む可能性があるっていう点だ。

 

例えば僕が、2年くらい頑張れば年収1000万人上がってる!という風に煌びやかな未来を想像して、頑張り始めたとする。まぁ、無理だよな、と。

 

結果、そういった煌びやかな未来に生きる自分と、現在のいわばみすぼらしい自分を、脳は無意識で常に比較し続けるようなマインドになってしまうらしいのだ。

 

結果それによって自己肯定感がどんどんセルフで壊れていって、気づけばうつ病なり適応障害なりってとこに突っ込んでいく、と。まあ、笑えない話である。

 

こういった指摘が既に方々でなされてる以上、ポジティブ思考そのものは大事だと認めつつも、その使いどころについては注意した方がいいと、やはり思わされる。

 

ということでここからは、それらを踏まえて僕が考える、ポジティブ思考のいい感じの落としどころはどこなのかっていうのを、今から語っていこう。

 

マイナスを、ゼロかちょいプラスにするのが良いポジティブ思考ではないか。

 

丁度いい落としどころというのは、ざっくり言えば2つある。まず1つ目は、これは言葉にすると簡単なのだが、目の前で起きている問題を多角的に見ることである。

 

乱暴に言えば、例えばサイコロは1の面を見ている時、その裏の面を見れば6になっていて、さらにまた別の目を見れば4とか5とかそういうのが見える。

 

心の中に浮かべるイメージはこんな具合で、物事を1つの視点から考えるのではなく、色々とくるくる回してみて、様々な考え方や解釈をパッパと見つけていくこと。

 

これもまた、僕は1つポジティブの形だと考えている。

 

もう1つの心がけは、先のブログの記事の内容にも通じるのだが、現状に満足したり、それを肯定するために、ポジティブ思考をちょっと使って気持ちを高めることだ。

 

こう考えればすごく得だとか、あるいはもっと最悪な状況を想像して、それと比べれば今の状況ってマシだと思うこともまた、僕は健全なポジティブ思考だと考えている。

 

例えばよく考えれば、屋根と壁があるとこに住めるだけ幸せだし、飯を三食食おうと思えば食えるだけ幸せだし、交通事故に比べれば大抵のことはマシなのだ。

 

そんな風に考えてくれば、ポジティブ思考というのを、本来は青天井に未来を描いて手放しに憧れるという使い方は、不適ではないかと。

 

あくまでも心を中立に持ってくために使うのであれば、ものすごく有益な思考法じゃないか。そんな風に思えてくる。

 

ちょっとつまらない結論かもしれないが、そういった落とし所がちょうどいいと思えてくる次第である。では、今日はこの辺で。

 

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