精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【論理的思考力】と【ワーキングメモリ】の、切っても切れない関係を考える。

最近の調べ物のメインテーマは、「いかに肌に優しくヒゲを剃るか」という中元です。

 

今日は、何かと話題になるがつかみどころのない、【論理的思考力】について掘り下げた話を書いてみようと思う。

 

この考え方を一言でいうのは難しいのだが、Aという情報とBという情報から、そこに無いCという、新たな情報なり答えなりを生む力ではないかと思う。

 

某漫画の例で行くと、「ドアノブが上がっている」「シャープペンの芯が折れている」という事実から、「誰かが部屋に入って何かした」という答えを出す感じだ。

 

このスキルが重要なのは疑いの余地が無いが、では果たして具体的に何をすれば鍛えられるのか、何ができればテストの点になるのかは、やはりつかみどころがない

 

僕自身も結構調べてみたのだが、「まだまだ研究が途上っす」という話ばかりであり、今後の科学の発展が待たれる状況らしい。

 

さて。ということで今回は、調べた結果わかった現時点の仮説と、僕自身の経験なり体験なりを、一旦組み合わせてまとめておく。

 

つまり僕自身の備忘録というか脳内整理の記事なので、軽い気持ちで読んでいただきたし。ではいこう。

 

 

論理的思考力というスキルを磨くには?

 

繰り返しになるが、論理的思考力とは何なのか。例えば、センター試験の現代文の点数が高ければ、論理的思考力が高いことと同義なのだろうか。

 

それとも、数学ができることが、論理的思考力の証といった方が正確なのだろうか。では、レゴが得意な子供は、論理的思考力があると言えるのだろうか。

 

これらは正直、いずれもニワトリタマゴな話だが、僕はこの辺は同じことを色んな言葉とケースから言い換えているに過ぎないと考えている。

 

論理的思考力がある人は、数学ができる。これは同時に、数学ができる人は、論理的思考力があると言ってもいいという話だ。(計算能力ではないことに留意されたし)

 

物事を筋道立てて理解し、また筋道立った説明として、知識のアウトプットができる。そんな感じのスキルなのではと思う。

 

こういった、つかみどころがないだけでなく、数多くのスキルを同時に用いるような技能は、一体どうすれば鍛えられるのか。

 

偉そうなことは言えないが、一旦棚に上げて、私見を書いていこう。

 

まず今までの人生を通じて一番良かったのは、「論理的思考とはこういうこと!」というのを言い切った問題集に、みっちりと取り組んだことだ。

元々は脱社畜ブログの以下の記事で知ったのだが、これは非常に学びになった問題集であった。(その濃さは、今まで取り組んだ問題集の中で最高かもしれない)

dennou-kurage.hatenablog.com

 

これを読むと、論理的思考の”型”がわかる。”型”さえ理解できれば、それを自分なりに応用することができる。

 

もちろん、”型”を見失ってしまったら、またこのテキストに立ち返ればいい。そういった全てを手に入れるためにも、体系的にまとまった問題集から始めるのはアリだ。

 

こういった核となる知識を身に付ければ、あとはそれを全てのインプット・アウトプットに意識的に当てはめていけば、勝手にトレーニングに変化していく。

 

例えば、友達の発言に質問するとしたら、どうするか。あるいはとあるコラムの帰結に対し、別の帰結を無理なく導出できないか。こういうのを考えるのは結構楽しい。

 

やり過ぎたら会話のテンポが崩れたり、読書のペースが遅々としたりというデメリットもあるが、そこまでするのは結構大変なので気にしなくていいと思う。

 

大仰な口は叩けないが、まずは一気に短期集中のトレーニングを入れて、そこから日々の生活に論理的思考力を意識して試す、というのが良いと思う。

 

別に今さら、大学受験の国語の問題集をやったり、数学の問題集を趣味に加えたりする必要は、あんまりない。秋の読書のお供にいかがでしょう。

 

スキルを磨いても限界がある。


ただ、スキルばかり磨いても、トータルの論理的思考力が高まっていくとは、実際のところあまり考えていない

 

ここで大事になる知識が【ワーキングメモリ】である。簡単に言えば、必要な記憶を一時的に残しておく力のことだと考えておけばいい。(よく机の大きさに例えられる)

www.z-kyosai.com

 

このメモリが強ければ、例えば国語の読解を解く場合も、「文字数」「抜き出し」「この辺に書いてあった」という条件を保持できる量が増えるため、単純に有利なのだ。

 

そして悲しいかな、このスキルは、才能や素質が大部分を占めているため、10000時間トレーニングしたところで、生まれ持った天才には敵わない分野の話なのだ。

 

数学系YouTuberには、大学受験の計算さえ全て脳内でやってしまうバケモノみたいなワーキングメモリを持つ人もいるが、それはそういう脳に生まれたがため、なのだ。

 

・・しかし、他者比較を抜きにすれば、当事者比での自己ベストを更新し続けることは、結構可能とのことでもあった。つまり、鍛えることができるのだ。

 

ただ、この辺は未解明の部分があまりにも多く、トレーニング方法も、まだまだいずれも【試行錯誤】感が強いのが特徴である。

 

そのため、それを鍛えようと努力するのも悪くないが、仮に物事をすぐに忘れるなら、それを防ぐための対処策を考えておく方がベターなのではと思う。

 

実際僕も、仕事の依頼が来たら、手帳に書き留めることがクセだった。秒で忘れてしまうからだ。尚、最近はLINEのkeepメモに、その場で打ち込むようにしている。

 

ありがたいことに「仕事が抜けない」と評されることが増えてきたが、そこに書きそびれたことは普通に忘れ去ってしまう。決して、能力が付いたわけではないのである。

 

これを受験勉強に置き換えるなら、国語の問題で「大事だな」と思った箇所に線を引くとか、記号で括っておくとか、そういう施策が代表的なものとなる。

 

天才だからできる解き方で解こうが、こういった代替策で解こうが、最終的には同じ【点数】という部分だけが評価されるのだ。ヘンなプライドは捨てるに限る

 

まとめると、論理的に考える技術は磨きながら、適宜メモを取りながら話を聞くと言ったツールも活用する。これが一番、早く確実に成長できるやり方なのではと思う。

 

無難な結論になったが、この領域の研究は日々追っていこうと思うので、またなんか進展があったらシェアしますー。

 

では今日はこの辺で。

 

 

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