精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

自分の悩みを質問風にして書き出して、それに自分で答えると、すげぇくだらんことで悩んでいることがよくわかる。

仏教哲学を始め、悩める人へのアドバイスとして本当に多いのは、「徹底して客観視ができるようになろう」というものだ。

 

基本的に「絶対的な我など無いことを認識しよう」とか、「自己否定・自己肯定バイアスを知ろう」という助言の根底にあるのは、やはり【客観視】だと思う。

 

しかし客観視は、正直かなり難度が高い技能である。算数でいう暗算のようなもので、できるようになるまでに何か複数の段階を経ている気がしてならないのだ。

 

つまり、筆算や逆上がりのサポート台のようなプロセスが無ければ、「客観視とはこれか!」という手応えすら、なかなか得られないのも当然だろう。

 

そこで色々考えた。手間は掛かるが、客観視を円滑に行えるワークは何かないのか考えてみたところ、昔自分がやった遊びを思い出した。

 

それは、自分の悩みをラジオに投稿する風の文体で書き出して、自分がDJになったつもりでそれに答えるというものだ。

 

これを通じて、課題の整理と、客観視の手応えを掴みたいなと思う。今日はそんな、一人遊びをただ文字にしただけの記事である。

 

それでも良ければ、続きを読むからハイどうぞ。

 

 

 

Q1:起きた瞬間からその日や翌日、さらには月末に控える仕事に意識が向いて憂鬱です。何か対策は無いでしょうか?

www.cosmopolitan.com

 

朝に不安感に襲われることについて、実は専門家がいるらしいよ。ちょっと調べてみたので、仮説をざっくりと紹介すると、こんな感じらしい。

 

① 睡眠後は記憶の整理整頓が終わった後。だから未完了のタスクが一番初めに飛び出してきやすい状態なのだ説。

 

② 起きてすぐはすごく退屈な状態なので、ネガティブなことに意識が向きやすい説。

 

③ うつ。

 

③はちょっと怖いので除外するけど、①か②がそれっぽいよね。正直言って、頭が冴えている状態だからこそ、未完了のことに気付けているともいえるじゃん。

 

そういうネガティブは脳内に置いておくと勝手に増長するから、とりあえず起きてすぐ、頭の中にあることをKeepメモなり手書きなりでアウトプットするのはどうかな?

 

試しに今日は、メモ帳とペンを用意した状態で寝てみなよ。少なくとも前進はすると思いますよー。

 

Q2:親との約束を破ることを繰り返した結果、塾を辞めさせられそうになっている子がいます。本人は続けたいとのことで、見ていて辛く板挟み状態なのですが、どうしたらいいですか?

 

うーん、知ったこっちゃない。

 

それは完全にお前の課題じゃないじゃん。できて宥めることだけでしょ?話を聴いた結果、良い方に転じ”させられない俺ダメじゃん”という思考がそもそも傲慢だよ。

 

多分だけど、あなたが恐れているのは、それによって辞めさせられたとして、その退塾を防げなかったことを上司に指摘されることじゃないのかな、と。

 

・・冷静に考えてみ?それって後知恵バイアスとか、そういう認知の歪みそのものじゃない?後になって予測できたと思い込むこと、まさに定義の通りじゃんか。

 

つまり、気にしなくていいんだよ。だって、他人の行動を変えるとか、無理なんだもの。それは親子が解決すべき課題であり、お前が割って入るのは筋違いじゃね?

 

自分は説得含めて何でもできるなんて思考は、思い上がり。一旦線引きをしつつも、知らんぷりをするのではなく、遠巻きに眺めておくくらいの距離感で良いと思うけど?

 

Q3:終わっていない仕事が多すぎて、それに追われている感覚が消えません・・。1つ片付けたら2つ増えているような気がずっとしています。

 

本当にそうか数えたか?それ自体お前のバイアスじゃないか?具体的な数値があまり出てこないから判断難しいけど、そうだという前提でお答えします。

 

正直、考え方自体が少し不健全だと思うんだよね。例えば将棋を思い浮かべてみてほしい。一手打つと、次の局面の可能性がぶわっと広がるよね。

 

そして相手が一手打つと、また可能性がぶわっと広がる、と。ところで将棋のゲーム木(手の可能性)は、10の150乗というハチャメチャな数になるらしいぞ?

 

お前はこれに、「うわぁ、打てば打つほど対局が終わらない・・・憂鬱だァ・・」なんて頭のオカシイ感想を持たないだろ

 

仕事もそれと同じで、一つ終われば可能性として2とか3のそれに派生していくのは当たり前なんだよ?だからとっとと一手打って、局面を進める方が先決だよな?

 

そして千日手を除けば終わらない対局が無いのと同じで、いずれ広がった可能性も収束していくもの。だからまず、一手指すことから始めてみなよ。

 

とりあえず明日はちょっと早出して、バコバコとあらゆる仕事の一手目を指すことからスタートしてみんさい。ヨロシク。

 

Q4:生徒数が減る度に、浮足立って、すごく落ち着きません・・。このまま縮小していくのかと、とても不安です。

 

じゃあ集めようとしてください。以上。ビジネスにおいては、「大丈夫さ!」という慰めに終始するのは本気で衰退を招くだけだぞ?

 

例えばこの時期に効き目がある広報の手段はなんだ?それを調べたか?試したか?今そうやって落ち込んでいるのは、暇だからじゃないか?打つ手がないからじゃないか?

 

仮に飛車が取られても、他の駒でどうとでもできるならさして気にしないのと同じ。もっと大局観を持って現状を分析してみなよ。

 

実際退塾はちょろちょろあるけれど、その一部は志望校が決定したからという素晴らしい終わり方じゃんか。他もぶっちゃけ、お前のせいかどうかなら微妙だし。

 

もちろん責任者たるもの、全てを自分の責任と思うことは大事だけど、その真意は、だからどう巻き返すかと現実的に前を向くためにあるんだよ?

 

それを「俺のせいだ、俺のせいだ」と頭抱えている暇があったら、そしてそれが正しいと本気で思うんだったら、とっとと別の人と校舎長を交代なさい。それがイイよ。

 

これから冬休みに入って大々的な募集が鈍くなるなら、内生へのサービスを強めて、また卒塾生に後輩の募集を依頼して、繋がりを基に集めていくのがベターでしょ。

 

少し考えただけで手が閃くんだから、まだまだお前はやれるって。根性論じゃなく、実際、そうだと思うよ。

 

終わりに。

 

ここまで30分程度、自分から自分にお悩み相談を投げてみたが、なんとどうでもいいんだろうと、我ながら思ってしまった。

 

感情が乗っていない状態の分析はとても健全で、かつ理路騒然としていて、思考もサクサク進む。実を言うと、これら全て、何日も悩んでいたことそのままだ。

 

客観視をすることで、こんなにも容易に頭の中がクリアになるなんて!今はただ、すごく物理的に身体が軽くなったのを感じている。

 

こんな風に、今の自分が認識している世界、感じている情動、それらを更に俯瞰して同時に観察している認知を頭の中に持っておく。

 

これを「幽体離脱」と評する人もいるが、まさにその通りだなと思う。とりあえず、感覚としては「こんなものか~」というのは得られた風に感じる。

 

しかしまだまだ場数が足りない。毎日1つや2つは、記事にしないまでも自分から自分へのカウンセリングを行い、少しずつ腑に落としていくのが良いかもしれない。

 

自分から自分へのお悩み相談室は、過去最高に建設的な一人遊びだと考えて差し支えない。是非師走の忙しいとき、5分で良いからやってみてほしい。

 

では今日はこの辺で。

 

 

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