精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

「捨てる大切さ」に、やっとたどり着いた。

「心をリセットする技術」を再読していると、猛烈に突き刺さるフレーズに出会った。今手元に本が無いので雰囲気になるが、それはこんな文言だ。

 

「何か問題が起きる度、あなたは自分に能力等を足し算して解決しようと考えていませんか?時には引き算で考えることも、すごく大事なのです」

・・これがなぜ僕に突き刺さったかというと、僕が無意識でその考え方で行動していることを、これで自覚したためである。

 

例えば、疲れを感じているとする。僕は、無理に時間を作ってでも風呂に入り、サプリを摂取し、色々ハックして、それを取り除こうとするタイプだ。

 

ただ冷静に考えれば、疲労回復の基本は睡眠だ。質を上げる云々の前に、例えば仕事を早く切って家に帰り、長く寝た方がラクだし回復するともいえる。

 

あらゆることを足し算して考える思考。僕という人間が生真面目ゆえに持つバグを強く自覚するに至り、すごく衝撃を覚えてしまった。

 

そしてやっと、数多の人が異口同音に唱えている、「何を”しない”かは、とても大切」という考え方がとても腑に落ちた次第である。

 

これは怠惰も無責任さも意味しない。むしろ生産性や創造性を高めるためにマストなことなのだと、今ならすごくよくわかる。

 

ということで今日は、それを取っ掛かりとして、「捨てる大切さ」を基にどう日常をハックしていくか、その備忘録を書き残しておく。

 

 

整理整頓を自分自身にインストールする。


変えたいと思っているのに変えられないとか、具体的なアクションに起こせないものは、潜在意識が邪魔をしているのだと僕は感じている。

 

「得体のしれないもののためにアクションするほど暇じゃねぇよ」ということだろうか。だから、無意識をハックするには、それ相応の作戦と忍耐が求められる

 

ここは【型】の出番だ。先人の知恵が凝縮された方法論を愚直に自分に当てはめて、自分が”なにを”捨てるべきか、もとい整理整頓すべきか、突き止めに掛かりたい。

 

ということで調べてみた。しかしながら、ここがなかなかに千差万別で、普遍的なものがヒットせず、すごく骨が折れそうという感じがする。

 

しかし、ここで折れたら元の木阿弥。頑張ってザッピングしながら、そのいずれもに含まれる要素を、時にChatGPTの力を借りつつ並べてみた。

 

まず全ての根っこは、そもそも自分が1日に何をしているか、少なくとも1週間は記録に残すことだとあった。

 

ここも掴まずに、無駄もクソも判断はつかない。また、できればアナログに記録するのがオススメだとする人も多かった。これは素直に従おう。

 

そして、可視化した自分のスケジュールを見て、何が必要で何が不要かを切り分けていくには、自問自答が基本になるらしい。これについては後述する。

 

あと、自分の中の常識をぶっ壊すことも要となるという。具体的には、「忙しい」という印象は大体が妄想で、1日に3~4つコトを成せれば十分だ、ということ。

 

実際、堀江貴文氏を始め、ハードワークの鬼みたいな人の1日のスケジュールを見てみたが、確かにでっかい”仕事”は平均3~4つ、というところだった。

 

定義が難しいが、作業に忙しいことは、仕事が忙しいこととイコールではない。生み出す価値や波及できる影響の大きさで、その辺は変動すると思う。

 

そう考えると僕は、確かに作業には忙しいが、別に仕事全部が忙しいとは、口が裂けても言えない。商談の1つもまとめてないのに、何が多忙なのか。

 

スケジュールはPCと同じで、負荷をかけ続けると無駄なプロセスがどんどん溜まる。時にはデフラグしないと、無駄なプロセスを無駄に起動し、無駄に効率を落とすだけ。

PCならプログラムでそれが可能だが、僕はそもそもそのプログラムを、経験則にも知識にも持ちえていない。だから工夫が要るのだと納得している。

 

さて。雑多になったのでまとめよう。僕のルーティンから無駄なものを捨てて、本当に大事なものを残していくためには何をすればいいか。

 

実際、これ自体はすぐに閃いた。

 

「スケジュールを記録できるシートと、自問自答できる欄を併記したら、それがつまり最強なんじゃないの?」

 

―てことで善は急げ。サクっとExcelに、それらを盛り込んだ何かを起こしてみた。

 

 

それぞれの質問(自問)の意図として、「明日入院するとしたら~」の部分は、「そうせざるを得ない状況をイメージして、依頼の仕方を考えるため」である。

 

そして「何を得られたか」という部分も、仮に特に無いのであれば、それはただの時間と体力とスケジュールの浪費なので、仕分けの対象にするためだ。

 

要?不要?という部分も、改めて自分に問うて、「要らんな」と思ったら即刻捨てるつもりで構えている。

 

ちなみに最下部の枠については、僕はよく思い付きで長期のプランをちょこちょこ閃くのだが、それを記録することなく忘れることが多いためだ。

 

とりあえず実際に回してみないと、このシートが機能するかしないかさえわからない。だからまずはとっととやってみようと思う。

 

実際にこの日の出来事を書き起こしてみたが、「確かに、意外と空き時間あるじゃん」という感想を持った。印象というものは、まるでアテにならないようだ。

 

後は使ってみて、罫線が邪魔という感想を持ったので、なんか工夫をしたいなと思っている。とはいえB4サイズにすると、単純に邪魔なので書かなくなるだろう。

 

鋼の錬金術師ぽいが、何かを始めるには何かを止める必要がある。既存のスケジュールを圧縮して無理矢理時間を作る前に、何なら捨られるかを考える方が肝腎だろう。

 

ちなみに冬季講習シーズンによって仕事(と作業)が爆増した結果、完全に筋トレをストップしている。ずっと生活に組み込みたいとうずうずしているが、堪えている。

 

これも一つの実験だ。このシーズンが終わり、時間の空きがきちんと取れてからルーティンに戻すことで、無駄に疲労を溜めないよう努めている

 

自分には限界が無い、1日の内になんだってできるなんてのは、幼稚な幻想だ。32歳になった今、好きなことで1日を埋めることの重要性に、改めて気付けたと思う。

 

これからは、僕の時間を平気でむしり取っていく言動には、露骨にイラつくことにしようっと。では今日はこの辺で。

 

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