こないだの記事で白状した通り、遂に僕は酒で死にかけた。具体的には、軽症だとは思うが急性アル中疑惑の症状を引き起こし、状況が状況なら救急車、という。
遠のく意識、激しい眩暈、猛烈な吐き気･･･｡中枢神経のスイッチが切られかけていたのだと、振り返ってみればよくわかる。だが当時はただ「死ぬ」とだけ考えていた。
一応まだ生きているが、そのコンディションは驚くほど悪い。当然だ。ここ最近、生きていくのに必要なことが、完遂できていないのだから。
二日酔いゆえに嘔吐する。つまり食べ物を消化して、栄養として取り込むということができていない。それを実は、2日連続でやっている。僕の身体は今、飢餓状態なのだ。
激しい頭痛に見舞われて寝ることもままならず、夜通し苦痛にのた打ち回る。だから寝れていたかどうかも滅茶苦茶アヤシイ。
腸内細菌もアルコールによって滅菌されたはずであり、胃酸で焼かれたところもあるだろうし、今の僕の消化器系は、戦いを経た後みたいに傷だらけなんじゃないかと思う。
満身、創痍。まぁ、自業自得と書いた方が正しいのだが、とにかく僕の身体は過去最弱のところにまで衰えている。そして身体が弱れば、メンタルも踏ん張れなくなる。
全てがダメな方に噛み合った歯車。それを正していくのは簡単ではないが、今はアルコールへの恐怖という後押しがある。距離を置くなら絶好機である。
今まで別のブログでときたま断酒企画をやってきたが、その際は必ず、減量もセットで取り組んでいた。しかし今回、それはやらない。
徹底して身体からストレスたる要因を除けていき、それによって現状からどう立ち直ってくるかを観察したいのだ。ダイエットもまた体への負荷、だからやらない。
そんな日々移ろう体調というものを記録した、アホ全開だが生々しくもある懺悔の日記。しばらく続けようと思うので、一つのデータとしてお楽しみください。
現状の体調。
今現在、僕は自分の身体にどんな感想を抱いているか。箇条書きで並べてみる。
① 頭がぼーっとして、上手く言葉が出てこない
② ネガティブ思考が先行する
③ 何か行動を起こす気力が全く湧いてこない
④ 喉の奥に違和感がある
⑤ 食欲が全くない
⑥ 尿の色が変だった(気がする)、やや黒い？血尿の薄い版？
―もうダメ感がある心当たりばっかりが並んでいるが、生きている以上、まだやり直せると僕は信じている。
さて。最終目標はどこに設定するか。これ自体、実は考えるのを止めている。継続自体を遊ぶように楽しみたいと思ったからだ。
期限や成果というモチベーションは無下に否定しないけれど、今回は結構な長期戦だ。その間、いわば習慣だったことを止めるのだ。やる気の有無に左右されたくはない。
ただ、ふんわりとした指標は決めておこうと思う。道中に点在する看板のようなものではなく、北極星のような、遥か彼方にあるけど不動の目印を作るのだ。
つっても複雑なことはしない。以下の心掛けを頭に入れておくだけだ。
① 絶対禁酒
② 肝臓に良い食事を心掛ける
③ 8時間寝る
④ 腸活に励む
これなら、どんなアホでも忘れないだろう。型とか基本とされるものは、驚くほど普遍的でシンプルなものなのだ。だからこんくらいで丁度よかろう。
尚、日記を書くタイミングは、仕事を終えて帰宅した後に統一する。深い理由は特になく、朝は別のルーティン系のブログを書いてるので、バラしたいだけです。
ということで以下、その日その日の記録を、つらつらと書いていきましょう。
1日目。
禁酒１日目はつつがなく始まった。まぁ、やらかした当日なのだから、さすがに……
今日からしばらくシジミの成分がたくさん入った味噌汁を、酒の代わりに飲む。また、ヤクルト1000も冷蔵庫に常備した。
体調はもちろん悪いのだが、明日の目覚め次第で感じ方はまるで変わるだろう。
サプリも飲んだし、あとはお休みなさいするだけだ。
2日目。
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飲酒期間が長いといつもそうだが、断酒初日は途中で目が覚めるし、二度寝すると悪夢を見る。しかも、内容を思い出せないほど、薄い記憶しか伴わない。
そんな今日は、なぜか無性にどんぶり飯が食いたくなって、パック飯を６００gほど買ってきた。さすがに２日に分けて食うが、ここまで腹ペコなのも珍しい。
あとはサプリとヤクルト１０００、みそ汁を摂取したらさっさと寝るに限る。超絶繁忙期は、月曜で終了予定だ。先のことを見ると気が滅入るので、今にだけ集中するけど。
3日目。
最近、早く目が覚める。
これは眠りの質が悪いから起きてしまうのか、逆に良くなったから今までより短い時間で済むようになったのか、少し判断が難しい。
ただネット界隈を見ていても、大体断酒は３日目から色々良いことが身体に起き始めるようなので、明日が少し楽しみだ。
とりあえずまだ酒への恐怖は強い。だが、それがピークより薄れてきている方が、自分事として恐怖だと感じている。
4日目。
体調にヘンな変化が出始めた。寝起きは飲酒習慣があった頃よりむしろ悪くなりつつあるのに、そこから覚醒(意識がはっきりする)までの時間が、大幅に減ったのだ。
理由はよくわからないが、寝起きが悪いことの心当たりとして、ここ最近は晩飯の量が増えたから、というのがある気がする。
酒を止めている分、腹が空く。アルコールで摂っていたエンプティカロリーを固形物で補完しようとしているので、それは腹もぱんぱんになるな、と。
では試しに単純な目方を減らすことで、目覚めも良くなるのだろうか。そんなにムシのいい話があるのだろうか。せっかくの機会なので、近く実験してみようと思う。
5日目。
繁忙期が一旦終わった。だが、色々あってもう一ヤマが確定しており、その後の状況次第では、緩やかに山が更に連なっていくかもしれないという危惧さえある。
しかし僕のメタは、僕にこう囁きかけてくる。
「終わったからはしゃごうぜ！」「したかったこと、全部やろうぜ！」「なんなら酒、飲んじゃおうぜ！！」･･･。
僕はその全てに一切耳を貸す気はない。今はまだ、脳が多忙によって疲労を麻痺させている状態、いわば魔法がかかっているだけなのだ。
だからまず何が必要かというと、魔法が解けた際の落差をできるだけ減らすことに他ならない。つまり徹底して、もう数日は、休養に全振りするのだ。
正直、筋トレを再開したくてうずうずする気持ちはある。長いこと封印していた趣味だってある。溜まっているブログのネタだってある。
だが、今ヘンに無理して突っ走れば、魔法が解けた後に僕は今度こそ燃え尽きる。”鬱が爆発する”ことになり得る。それは、避けねばならぬ。
俺のメタよ、もう少し待っててくれ。お前自体は元気かもしれないが、お前のOSはちょっとガタが来ているから、直るまで今しばらくおまちくだせぇ。
6日目。
とりあえず３日間と決めて、半身浴➡️8時間睡眠というのを最優先に置いた生活を組んでいる。
今日で３日目、つまり２日が経過したのだが、これがすこぶる機能している。心は平穏で、身体は動く、という具合だ。
本当は色々やりたいことが既に頭に浮かび始めているのだが、自分で自分に「待て」と伝え、こびりついた疲労を丁寧に抜いている。
今日もオフ最優先ライフを送り、明日から筋トレを再開するなど、少しずつ昔のルーティンに帰っていこうと、そう鷹揚に構えている。
7日目。
酒を抜いて7日が経つらしい。ただ日々を重ねるだけで、気付けば辿り着くという感覚だ。あと23日とか、そういうことは考えるだけ辛いしズレる。
すっかり身体が元に戻ったようにも思う。だが、繁忙・多忙だった期間を考えれば、こんな数日で元に戻るわけがないようにも思う。
実際、特にダイエットをしているわけではないっちゃないが、酒を抜いたのに体重の変動はなく、蓄積された脂肪はしっかり肝臓にまとわりついている気がする。
とはいえ酒を止めても夜は眠くなるし、ご飯は食えるし、何より朝はバッチリと目覚める。それだけでも御の字だ。
引き続き、僕の禊は続けていく。来週もその記録は残していく。
では今日はこの辺で。
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