最近、「休みがほとんどない」と愚痴っていた僕だが、棚ぼたで3月初めに1つ、フル休み取れることになった。
本来は猛烈に喜んで、「休みだし、何しようかな~♪」とルンルン気分ではしゃげば良さそうなものだ。僕もそうなることを、僕自身に期待というか、予想をしていた。
もちろん、安堵する気持ちもあった。だがそれと同時に、冷静に考えると恐怖でしかない感情も抱いた。それを冷静に眺めた今、正直ブルッとする怖さを感じている。
今日はそんな、人間の闇に触れた記事を書いてみようと思う。
終わるんだってさ。
休めることが決まった。その際僕が本音で感じたもう1つのことは、連勤日数が途切れてしまうことへの寂しさだった。
「せっかく30日続いたのにな・・」「焼き鳥どんのショート動画みたいに、40日目まで到達したら壊れるのかどうか確認したかったな・・」という風に。
ただその寂寥感は長くは続かず、しばらくするとぷつっと切れて、その後で、自分自身がとんでもなく黒い何かを考えていたことに、心の底から恐怖してしまった。
連勤が途切れることに寂しさを覚えるということは、僕は心のどこかで、こういう無茶をする自分をよりどころにしていたということの証拠だ。
誰よりも働いていることを理由として、僕は僕を肯定していたのだろう。認めたくないが、実際はそうだったんだと、今まざまざと実感している。
連勤は本来、致し方ない事情によって発生するものである。どうしてもアポが入らないから休みの日に入れるしかない。こういう事情が連続した結果生じるバグなのだ。
僕の場合は、連勤ありきで仕事を組んでいたという話っぽい。日数を重ねたいから、本来は前後に回せば空きになるはずの1日を、無工夫でオフの日にぶち込む。
あの山を越えれば海が見えると思っていたらまた山が待っていた。その状況を自ら作り出すことで、何かしている自分に酔っていたのだろう。物凄く反省している。
基本世の中(特に僕世代より下の人達)は、仕事に尽くす人に厳しい。社畜といった言葉でレッテル貼りされ、既定の時間内に仕事が終わらないのは無能とさえ呼ばれる。
20代の頃は僕もそう感じながら暮らしていたはずだった。だがいつの間にか、それがすり替わり、僕もディスられる側に回っていた。本当に価値観は変わるんだな、と。
仕事以外の生きがいが無い。仕事以外に出会いたい人がいない。でも退屈は嫌いで刺激を求める。それらを満たすには、仕事でその日その日を埋めるしかない。
正直この辺の歪みは僕個人のものなので、僕が向き合えばいい話だ。だからもうちょっと全体的な気づきについて語っておくことにする。
休まない人は、なぜ休まないのか。これは一例として、働くことそのものが目的である可能性を考えてみるといいかもしれない。
仕事をすることによって、少なくとも何かをしている感覚、組織に属している感覚は得られる。たとえそれが、自分で堀った穴を自分で埋めるような時間だったとしても。
この状態を、【心の疲れを取る技術】では、「しがみつき」と呼んでいた。その人のストレスの原因が、解消の術と紐づいている、かなり厄介な状況である。
この場合は強制力を発動させてでも仕事から遠ざけないと、口は悪いが組織にとってもがん細胞のようになるし、その人にとっても突然壊れるリスクが増大していくだけだ。
正直、仮に僕が交通事故に遭っても、この校舎は潰れない。絶対に回る。しかしその状況を、自分が前線に立っている状態で想像するのはとても困難だ。
だがはっきりと区切りを付けると決めている今、僕がいなくても回る組織を作っていくことに、ずっと力を入れていく必要がある。
僕が時折休みを取ることが、その一端になるなら、僕は歯を食いしばって、職場に来ない日を作る必要が絶対にあるということなのだろう。
自分が居なくても運営できることと、誰からも必要とされないことは、決定的に違う。僕は後者を妄想し、手綱を話せないだけの、狭量な器の持ち主に過ぎない。
そのことに、精神を壊す前に気付けたのは、とても良かったのだと納得し、今は落ち着くことにする。
さて。少しでも「休まない自分」問題を解消するために、まず何からしたもんだろうか。ぶっちゃけ温泉旅行とかしたいのだが、その前に身体の疲労がかなり多い。
だから、「お家入院」をすることにした。1日しっかり、さながら入院をするかのように、静養に集中するのだ。
仮に途中で気分が上向いてきたら、家にあるものをほとんど捨てる時間に充ててみたい。特に服を見ていると、要らないものが増えてきたように感じている。
捨てたり、空きを作ったり。休みの時間の使い方は人それぞれだ。ただ何もしないのも大切だが、僕は何かしてないと、生まれ持った特性のせいで逆に疲れていってしまう。
一生懸命静養するとは何か。すごく矛盾しているテーマだが、自分が休みを恐れなくなるためにも、このことは常日頃から問いと検証を回していく所存である。
では今日はこの辺で。