精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

【断酒日記完結】減量と急性アル中懺悔を”極めた”日々。 43日目~59日目で終了編。

ダイエットをしていて、今初めて、正直辛いなと思い始めている。今までがヌルかったのもあるだろうが、その日数を見ると、約2ヶ月も経過していたことに驚く。

 

もはや彫刻として完成された、ボディビルダーの造形。その実、極度に脂肪を削っていく作業が長期間伴う以上、主に内臓を痛めながら、あの境地に至っているのだ。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

僕も薄々、この生活があと3週間も続けば破綻すると感じ始めている。眠り、スタミナ、集中力、メンタルヘルス。全てに悪影響が、隠せぬほど強く発露し始めた。

 

だから、区切りが良い単位が見えているのもあるからこそ、以下の条件を満たしたら終了を決めた。そこまではつべこべ言わず、やり遂げると誓ったうえで。

 

① 62.5㎏を下回る

② 断酒・減量50日を迎える

 

できればこの両方を達成し、気分良く元の生活に戻りたい。酒はもう・・・実を言うと全く興味がない。毎晩飲んでいたあの頃はなんだったんだというくらい、夢は覚めた。

 

そんな悟りが開けそうな減量最終章、いざ開始である。

 

 

43日目現在の体調。

 

気付けば、な、な、なんと43日目。へそ周りの血管はいよいよウニョウニョし始めて、脂肪がかなり削れたことが感じ取れるようになってきた。

 

また、自分磨きを禁じ続けた結果か、映像作品としてエ〇動画を観賞できている自分にも気付いた。少しイロモノなドラマを観ている気分で、達観ここに極まれり、である。

 

その他に気付くことを箇条書きすると、こんな具合だ。

 

① ガス欠するようになった

② ゲームのやり過ぎで、寝起きにだらだらしてしまう癖は少しずつ改善中。

③ お腹が時々空くようになった(これは・・・なんでだ?)

④ 酒を飲んでいた日々を思い出せない

⑤ う〇ちは絶好調

⑥ 性欲らしきものが全く湧いてこない

⑦ 顔がだいぶ細くなった(他人から指摘され始めた)

⑧ ヘソの下辺りが凄くだる重い(鉛が埋め込まれている気分)

 

体重の減少は鈍化していたのだが、ここ最近また、いささか乱高下するようになった。これは脂肪が燃焼している予兆だと、僕は勝手に考えている。

 

最後のウィークだろうが、生活は大きく変える気はない。カーボディプリートなんてのもやらない。積みゲーと化していたものもやり終えたので、睡眠をまた重視できる。

 

てことでラストセットはこんな感じで参る。

 

① 禁酒

② 7~8時間寝る

③ 腸活に励む

④ 起床時間から逆算してスケジュールを考える

⑤ 減量食で過ごす

⑥ 筋トレは気持ちハイレップに切り替える

⑦ 自分磨きという行為自体を人生から消して考える

 

元々雄として死んでいる僕だが、この期間でトドメまで持っていけそうだ。先祖代々受け継いできた命のバトンを遠方に放り投げても、悔いなく生きて死ねそうである。

 

そんな謎の悟りを得そうな日々を、つらつらと書いていこう。

 

43日目。

 

今朝の体重は63.8㎏。2日連続で増えた感じがするが、これは水分あるいは前日の夕食の目方だろうと思う。

 

キタナイ話だが、測定後に出たクソの量は結構な量であり、4~500gはあったのではないかというくらい、なぜか出てきた。となれば、太ったと考えるのはナンセンスだ。

 

筋トレも集中しやすくなってきたが、生活リズムが乱れすぎて、スキップする頻度が増えてきた。これ自体はすごくよろしくない。

 

今日は何とか軽い散歩で代替できたが、明日から運動の時間もちゃんと確保しないと、あと一歩の状態からどんどん後退する危惧を薄々感じている。

 

44日目。

 

少し不穏だ。今日も何故か少し増えて64㎏キッカリに戻ってしまった。正直皮膚の感じとかを見ても太ったわけではなく、どうやらちょっとむくんでいるっぽい。

 

極度の疲労によってむくみが生じることはあるらしいが、確かにしんどいものの、本気で倦怠感にやられるほどそうというわけではない。晩飯に塩を入れ過ぎたか?

 

実を言うと8時間くらい平気で寝付けるし、これも長いプロセスでみたら些細な増減なのだろう。気に病むことで無駄なストレスを生みたくはない。

 

前向きな意味で、気にしないことにする。

 

45日目。

 

不思議だ。相変わらずカロリーは摂生し、昨日はなんなら40分くらいウォーキングもしたのに、体重が100g増えていたからだ。

 

期限を決めて絞り切るような状況下にあったら、僕は発狂しているのではないかと思う変化が続いており、人体は不思議だなぁと思えてならない。

 

心当たりは2点。最近味付けに塩を入れすぎたり、炭水化物源を麦飯に替えたりしていることがトリガーになったのかな、と。

 

今日と明日は芋を食ってみて、味付けも少し薄めにして、様子見しようっと。

 

46日目。


寝起きの顔がむくんでいたので減少を期待していなかったが、蓋を開けてみれば63.6㎏になっていて、久しぶりに数値が低くなった。

 

元々今日は人と会う予定があったため、チートデイにしようと思っていた。しかしまた減り始めたのであれば、内容はチートにしつつも、脂質やカロリーは調整しようかな。

 

というのも、順調に減っている代謝の状態でバクバク食ってもシンプルに太るためだ。自分へのご褒美と成果の両立、頑張ってみようかと思う。

 

そういえばずっと書いてなかった自分磨き封印について、いよいよ機能が停止したかの如く、何ひとつムズっと来ることがなくなった

 

セルフ去勢と言ってもいい謎のことをしている。僕は遺伝子の叫びに勝ったのだろうか。

 

47日目。

 

人体とは不思議だ。正直、昨日は意図的に好きなものを食い続けた。朝食はポテチだし、おやつにイチゴ大福を食べて、晩御飯はコンビニ弁当にした。

 

なのに体重が減って63.4㎏にまで落ちた。目標まで1㎏を割ったのだ。こうなると、「人体って不思議だね」という感想以外に、この現象にコメントが付けられない。

 

チートをしたのに減った。これ自体面白いデータだ。だが普遍性があるかどうかは、慎重に経過を観察しようと思っている。

 

48日目。

 

謎だ。今朝は64.3㎏まで急上昇してしまい、もうダイエットを止めたくなるくらいの憤りを感じた。それくらい人体とは不思議なのだろう。

 

順調に減っていた頃と今とで、何が変わったのが一因たりえるか。実は心当たりはある。もやしだ。というのもここ最近、もやしに超ハマっていたのだ。

 

もやしは水分が主な成分であり、当然入れれば入れる程味は薄くなってしまう。だから無意識に、使用する塩分が増える。多分それじゃねーかな、と。

 

デイキャンプの日は、よくよく考えればほぼ塩を使っていない。塩分量が、このむくみと体重増の原因だとすれば、どうか。

 

もうつべこべ言わない。ゴールが間近な今、奇は衒わない。炭水化物源をサツマイモに戻し、キノコと鶏むね肉というたんぱく源に切り替えて、最後まで行ってやる。

 

62.5㎏というゴールは遠いのか、否か。それは未来になってみれば、わかる。

 

49日目。

 

今日は不思議なことに63.6㎏にまで減少した。だからといって昨日と比べて顕著に水っぽさが無いかと言われればそんなことも無く、あまり変化は感じない。

 

いわゆるボディビルダーの方々は、なぜあそこまでバリバリに仕上がるのか、自分が減量を経験して猶の事意味が分からなくなってきている

 

だからこそ目標高くボディメイクには打ち込んでいきたいなと改めて思うと同時に、自分が筋トレをする理由は、果たしてこれだっけ?と思う気持ちもある。

 

丁度いい見直しのタイミングかもしれないな。ちなみに、性欲はちょっと危機感を覚える程に全く湧いてこなくなってしまった。・・・これはこれで大丈夫なのだろうか?

 

50日目。

 

甘えと言われればそれまでだが、62.5㎏という体重目標が本当に適切なのか、すごく疑問に思えてきた。それくらい最近の減量は、自分の体重に変化が生まれてこない。

 

今現在は63.7㎏なのだが、63㎏台に突入してから既に2週間以上経過しており、1日200gペースが理想だっただけに、かなり鈍化している印象を受ける。

 

もしかして僕は63㎏で丁度いいのではないか?そう思えてきた。しかし現状まだまだ思い付きの感が強く、どこか”逃げ”を自分に用意している気分になる。

 

ということであと2日ほど、僕なりの必殺カードである30分の散歩と夜の炭水化物源をサツマイモへ変更することを入れてみて、これでもビクともしなければ、考えよう。

 

それは逃げでも甘えでもなく、僕の筋肉量が増えて、思っていたよりだいぶ手前で”仕上がるようになった”証左なのだから。そう納得することに決めた。

 

―最近、下腹部に鉛を感じるような重く気だるい感覚が、どんどん弱まっている。それ自体が消えたのか、僕がそれに慣れ切ってしまったのか、そこは不明だが・・・

 

僕自身別に子孫を残す気はさらさらないので、それによって活力とかそっちに影響がないのであれば、別にこのまま意識的に断っても平気な気がしている。

 

ただ、栄養状態が普通に戻ったら、そうも言えなくなるのかもしれない。僕という雄の明日は、どっちだ。

 

51日目。

 

またストンと落ちて、63.3㎏にまで辿り着いた。仮にこのペースが明日も続けば、夢にまで見た62㎏台に至る。つまり、リーチということだ。

 

この辺りは水分量や、前日の塩分量で簡単に前後する、極めてデリケートなコンディションだ。2~300gくらい簡単に前後するからこそ、気は抜けない。

 

いい加減減量生活も長引いてきて、食いたいものが食えないというストレスもかなり高まってきた。だがストレスが掛かり過ぎると、キレ食いという爆発にも繋がる。

 

いよいよ性欲も無になってきて、ぶっちゃけエ〇動画を観ることもとても面倒なくらいである。雄としては死んだが、それに反比例するように身体はバキバキになっている。

 

あと数日で完了となるのか、否か。淡々と向き合うように心掛けたい。

 

52日目。

 

いよいよ、初めて63㎏きっかりという数値に辿り着いた。残り500g。遠いのか、近いのか。ただ不思議なもので、起床時のコンディションは昨日の方がずっと良かった。

 

もちろん他にも要因はあるだろうが、やや長めの有酸素と、晩御飯のさつまいも+鶏むね肉はすごく僕にとって効果が高いと思える。

 

パターン化・マンネリ化は最近負の側面を強調されがちだが、実際はそれで通用する場面が多いからこそ、安定して70点くらいが取れる方法と言い換えた方が適切だ。

 

僕の場合、痩せたければとりあえず晩飯をイモと胸肉にすればいい。それ自体はとても楽だし、僕にとって安心できる武器である。武器があれば安心して冒険もできる。

 

型の素晴らしさを学べる一例だと、強く思わされる。

 

53日目。

 

するする落ち始めて、その流れは止まらない。今日は遂に62.9㎏であり、ある意味夢にまで見た62㎏台についに到達した。

 

一瞬、62.9㎏でゴールしようかと弱気になっていたが、今思えばこのまま減らすことは可能だと思える。それくらいまた、脂肪が減り始めたのだ。

 

勿論、62.5㎏に設定したゴールを、再度遠ざけることはしないつもりである。それくらい身体への影響は計り知れず、デメリットがなかなかに増えてきているのを感じる。

 

無事に達成したら、自分が思う旨いものを食べに行きたい。それは不思議なのだが、今のところマクドナルドのとりあえず何かのLセット」が僕の答えとなっている。

 

54日目。

 

さぁ、刻んできた。いよいよ62.7㎏だ。明日届くか、それとも明後日になるか。それはわからないが、ここから1週間ビタ止まりという雰囲気は感じられない。

 

僕は元々不眠体質ではないのだが、とはいえ眠りにまで影響が出始めている。具体的には、狙った時間から1時間ちょっと前倒しで覚醒し、そのまま二度寝できないのだ。

 

これ自体朝の時間を使えるという利点は確かに感じられるが、つまり寝不足なので、あまりコンディションに良い話とは言えない。

 

そしてもう1つあるのが、思春期の前に戻ってしまったかの如く、”何も感じない”。あまりにも禁じすぎて、本当に殺してしまったのだろうか。

 

いかん、いかん。異常な時期はそろそろ終わるし終わらせる。でなければ僕は、勝手に修行を経て、何かが抜け落ちた別の僕に成り代わってしまう!!!!!!!!!!!

 

55日目。

 

今日は流石に刻まれた。62.6㎏。リーチの状態がずっと続き、苦しさよりもどかしさが上回る。だが今日達成となっても、僕は喜びに浸ることはできなかっただろう。

 

実は現在、偏頭痛発作が出つつある。頭痛薬を飲むと毎度毎度不思議と身体がむくみ、水分が増えるため体重も増える。だからむしろ、増加するとさえ考えていた。

 

そういうコンディションでしれっと達成できても、なんだかなぁ、と。というかダイエット終了日は3月1日(金)に決めたので、そこまでは到達しようが続けることにする。

 

この日、2023年度の打ち上げが行われるのだ。脂分も山盛りの白米も随分久しぶりのこと。僕は感涙にむせぶのではないか。酒を飲むかどうかは、決めてないけど。

 

この生活が終わったら、僕はテストステロンをケアせねばならない。もう、ヤバい。完全に枯れてしまっているか。ここまで耐えられるなんて、我ながら驚きだ。

 

だがまずは頭痛がする(正確に言うと一歩手前の感じが続いている)ので、これが不発のまま過ぎ去るのを、お祈りゲーミングしなければならないのだが・・・

 

56日目。


今日は微増だった。だが身体はどうみても水っぽく、多分頭痛薬の影響かなと感じる。現在62.8㎏。脂肪が増える要素は1mmも無いので、明日一気に到達する可能性大。

 

泣いても笑っても、3月1日をもって僕の減量は終了と決めている。それまでに届けば綺麗なのだが、こればかりはわからない。

 

今日はポスティングという仕事を行ったため、1時間以上、歩いて歩いて歩き倒した。ふくらはぎはカチカチであり、良い有酸素運動になったと感じる。

 

バズーカ岡田氏も、減量最後のもう一押しは、緩やかで長時間の有酸素運動と、前のチャンネルで語っていた。彼は山を登っていたが、僕は住宅街を歩き続けた。

 

それが明日、どうなるか。過去最長の減量を投げ出さずに続ける自分に呆れると同時に、どこまでも真面目な僕を慈しんであげたいと、こっそり泣きそうになっている。

 

57日目。

 

今朝も62.7㎏。想像していないわけじゃなかったが、あと少しが本当に遠い。原因として1つ閃くのは、忙しいことにかこつけて、筋トレがおろそかになっている点だ。

 

1時間以上の有酸素でも、この脂肪が削り切れない。いわば、筋トレの代わりに有酸素は機能しないということか。だから今日はちゃんと胸トレをたくさん行った。

 

大胸筋が収縮し切らなくなるまでやってみた。これはこれでむくみそうなものだが、とりあえずパンプはかなり出たので、明日の計測に期待する。

 

或いは、前日の夕方までロキソニンのお世話になったので、その影響かもしれない。色んな仮説が立つが、つまりわからないので、明日をただ淡々と待つことにする。

 

58日目。

 

近くて、遠い。62.6㎏、目標は僕の眼前にありながら、その到達を拒み続けている。それなのに今日は打ち上げの席となった。

 

ただ酒は、むしろ飲みたくないので控えるつもりだ。そして以前、チートデイをしたつもりが逆に減った経験があるため、今回もそうなるかもしれない。

 

仮に増えても、バグっていた代謝が元に戻ることは期待できるため、そう言い訳を納得をしたうえで、まだダイエットは継続しようと考えている。

 

ここまできたら、こっちも意地だ。62.5㎏になるまで、絶対に頓挫しねぇからな!!!

 

59日目。 完了

 

遂に届いた。足掛け約2ヶ月、目標体重に、遂に届いた🎊!!!!

 

元々、肥満から標準にしたわけではないため、見た目の変化は乏しい。脂肪を削ってみた今、真っ先に思うことは、筋肉量が全然足りないことへの失望だったりした。

 

だがその後むくむくと、僕の歩んできた日々が、こうして一つの結果として結実したことが凄く嬉しく感じられてきた。

 

行きしなにコンビニに立ち寄り、ななチキを食べる。あふれる肉汁、脂の旨味、全てがとんでもない美味しさで、僕の舌を通じて脳にぶっ刺さった

 

脂がどうとかなんとか気にせず、ジャンクも食える幸せ。あぁ、最高だ!しばらくは筋肉量を増やすためにも、67㎏前後を目標に体重を戻すつもりなので、飯が楽しみだ。

 

だがまずは1週間、酒も含めて好きにやろうと思う。ただし今のところ、「飲みてぇ!!」という爆発は無いため、しばらくはいいかな。

 

僕の減量に要する期間は大体2ヶ月。別にボディビル大会に出るわけじゃないので絞りも筋肉量もアマアマだが、海やプールで恥をかくことは無い気がする。(地方なら)

 

逆算すれば、6月頭までは体重を増やして整えることに集中できるということだ。正直今の状態では体重が軽すぎて、体調もさほど良くはない。もう少し重いくらいがいい。

 

かといって70㎏を超えると、僕の身長的には軽度肥満となる。過去に一度狙って太ってみたが、あの頃の自分の写真は黒歴史扱いであり、正直二度と見たくない。

 

―なんてウダウダ言っていますが、セルフ投獄ともいえる日々も終わったし、禊は済んだと胸を張って自分に言えるくらいのことはしてきた。

 

アル中で死にかけたあの日から、僕は綺麗なジャイアンみたいになって帰ってこれたと自負している。その代わり、酒に代わる楽しみは、今のところ見つかっていない。

 

辞めれば代わりのものが自然と湧いてくるとも言われるから、そのときを静かに待とうかなと、そうぼんやり考えている。

 

ということで誰に向けたか全くわからないチャレンジ記録、お疲れ様でした。

 

 

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