夏季講習が終わった。厳密にはまだ終わっていないコマ(欠席分の振替とか)が残っているのだが、早出遅上がりや休出を前提とするほど切羽詰まっても無い。
あれだけ多忙で、あんなに過密だった夏の繁忙さは静かに過ぎ去っていき、僕にも段々と平穏な日々が戻ってくる・・・・
わけではなさそうだ。今年の夏季講習も無理をし過ぎた結果、例年にないくらいブラックな余波が残ってしまった。
下手すれば自分がプレイヤーとして働き過ぎて死にかけた2年前より、今の方が状況としてあまりにもマズい。冷静になった今、猛省ものだと感じている。
今日はそれをしっかりと分析し、解決策まで考えて、感情を殺し、それを実践して、色々と健全なラインに戻す始まりの記事を、まとめようと思う。
では以下、僕の反省文を書き殴る。
”無理”が”当然”にすり替わった、校舎・文化・風土・評価。
まず「いかん」と思ったのは、一丸となって無理な日々を送り過ぎて、皆が無理に無自覚になってしまったことだ。
一応校舎は週に2日休みがあるのだが、それは今、「絶対に休養を取るべき日」ではなく、ただのフリータイムに成り下がっている気がする。
つまり、非常に軽いノリで授業を入れる人が続出しているのだ。空き時間、ここにあるじゃん、とばかりに。
もちろん夏季講習のように短期間でコマがバコっと増える期間ならそれも致し方ないが、レギュラー化するのはいくら何でもマズい。
労基とかそういうのではなく、顧客目線に立つと、見えてくる。
例えば、校舎は毎日開いているというイメージがつくと、当然生徒が毎日校舎に来る。すると本来は休日ゆえ、校舎が閉まっている日もあるわけで。
それでいいはずなのに、下手すりゃクレームが飛んでくる。なんで開いてないの!、と。いや、休みだからだよ!とキレたいのを堪えて、平謝りだ。
ただ顧客からすれば、校舎が開いているのかいないのかが来るまでわからないとか、くそみたいなギャンブルの極みである。
だから上手いこと発信する方法を模索せねばならない。というか単に、「この曜日とこの曜日は、原則お休みです」と再徹底すればいいだけなのだが。
それでいてイレギュラーで開く日だけ、Instagramとかその辺で告知すればいいと思えてくる。なんだ、簡単な話だった。拍子抜けだ。
・・・ただ、問題点はまだまだ続く。夏季講習は担当できる科目数や、その人が管理する校舎の生徒数等によって、仕事量に猛烈な偏りが出る。
僕みたいに定時より1時間以上早く、しかも毎日出てくる羽目になる人もいれば、定時きっかりに出てきてオフも2日くらいある人も存在する。
それ自体に対し、僕は別にウジウジ言う気は無いのだが、最近少し、オフの日のはずなのに、その日での対応を求める業務連絡が増えてきた気がする。
「お休みのところすいませんが」とさえ書いておけば、人をオフの日に働かせられる免罪符となる。そんな雰囲気さえ、ちょっと感じている。
そして最近も「腹が立つ」という正直な胸の内を記事にしたが、「どうせ休出するっしょ」とでも思ってるのか、休みの日に仕事を入れて事後報告するくだりもあった。
jukukoshinohibi.hatenadiary.com
皆あまりにも連勤しすぎて、何かがおかしくなってるんじゃねーかな、と。休みの日はラッキーで、無いのが普通という文化は、ちょっとどころじゃなくクレイジーだ。
不思議なもので、僕は自分が納得して自分にそういうのを課すのは平気なのだが、人からそういう風に扱われると、無茶苦茶頭にくる性格だ。
9月は失った夏を取り戻すかの如く、休みを取ることを最重要課題に据えようと誓っている。そして、無理させたチームのケアにも注力する。
夏にきちんと休めたり無理せず過ごせたりできた人は、9月はバリバリやってください。僕は流石に疲れましたわ。それくらい割り切って、堂々と休みます。
顧客の要望をハイハイと受けた結果、評判はボチボチで売り上げも立ったが、僕の身体は削られて、ブレインのとしての仕事量はほっとんど取れていない。
そう、僕は本来立場上、目先のことに多忙過ぎてはいけないのだ。そして仕事量に余裕がある人は、全体を俯瞰して物事を考えてもらわねば困るのだ。
僕は全体を俯瞰して物事を考えたい。本来はそれが仕事だし、そっちが主軸だ。そのためにはオフはオフで、きちんと取らなければ何も始まらない。
プロ野球選手でさえ、野球をしない日を設けないと、関節なり筋肉なりがぶっ壊れるので、つまりオフを取ることも立派な仕事なのだ。
本を読みまくってそのことは知識として持っていたはずなのに、すっかり忘れ去ってしまった夏。漆黒の文化・風土・評価を作ってしまった功罪。
いずれもしっかりと猛省する。まずは休校日を再度徹底し、休日は人件費を払って代打を充ててでも死守し、早出遅上りは不必要なら断固拒否。
休日に飛んできた仕事はやらない。困ってようが知ったこっちゃない。休みの日に人を動かさねばならないタイミングまで溜める方が悪いと思って、優しく無視しよう。
僕の心身は今、確実にマヒしている。手を止めれば不安になり、休めば最初は、何故か休んだのに疲れが表面化してくるだろう。でもそれが、無理していたことの証左だ。
仕事へのしがみつきは、いずれ僕を鬱病へと突き落とす。そんな未来はクソ食らえだ!俺の過労を前提とした仕事の割り振りをするんじゃねぇ!!
ということで気分スッキリ、猛省終わり。今から良い酒を買って帰って、少し高い惣菜をアテに飲んでやるもんね。
明日も避けられない早出だもん。それくらいはやりまっせ。
不毛な仕事のさせ合いは意地でも葬ります。そんな誓いをもって、僕の夏は終幕とする。では今日はこの辺で。