精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

今一番の僕のコンプレックス。「無責任な期待」をどうやって捨て去るか。

人間というものは不思議なもので、30年チョイ生きてくれば、自覚し、直そうとしさえすれば、自分にとって弱点だと思える思考の癖も段々と取れてくるもののようだ。

 

しかしその中でも、新たに目立ち始めたのか、それとも実は昔からそうだったのかわからないが、自分の「無責任に期待しがち」という思考の癖がとても気になっている。

 

特に低学年の子供と接する際に感じるストレスの元凶はここにあると感じており、ここを認知して正していくことは、今の僕にとって本当に急務レベルのものである。

 

期待をどうやってかなぐり捨てるのか。ケガで拘縮した筋肉を、使うことでその機能を取り戻すように、僕の心の歪んで固まった部分を内省し、その正体を掴みたい。

 

今日はそんなお話である。

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理解しきれない他者の背景を読み取るスキルを、僕らは小説の読解問題から学んでいる。

大体どの高校入試も大学入試も、小説・物語の読解問題が出題される。その狙いについては皆様それぞれ一家言あるだろうが、僕はこう考えている。

 

曲解や決めつけ、当て推量といったやり方で、対人評価や状況の判断をするヤツをふるいに掛けるため。

 

得てして、物語文が苦手な生徒は、自分の主観を全開にしてそれを読解しがちだ。例えば、泣いているなら絶対に悲しいのである、という風に。

 

その人の価値観や背景、事情といったヒントを考慮に入れず決め打ちするタイプの人間は、実際に接していてもとてもめんどくさい。

 

そういうのを学校に入れないため、物語文は課されているのではないか。そんな風にさえ考えている。

 

だが逆に、物語文の読解をきちんと鍛えておくことで、上記のスキルが身に着く、という風に言い換えることもできる。

 

自分の理解が及ばない言動や存在に対し、その背景や事情に思い巡らせることをクセづける。結構これは応用が利く話だと感じている。

 

今日はそのスキルを、僕が実は理解できない言動・思考2つに対し、ざっくりと使ってみたというお話である。

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「現状維持バイアスの外し方」が超簡単で超効果的だったのでシェア。

世の中は絶えず変化し、万物は流転する。こんな話は平家物語の序文でも書かれている「当たり前だよ」と思われる話かもしれない。

 

しかし人間とは不思議なもので、変化を歓迎し、前向きに適応できる人の方が稀有である。僕らは変わりたくないのだ。多少不便でも、今のままこそ至高なのだ。

 

理性と感情が思いっきり衝突しているようなちぐはぐさは、一体何が引き起こしているのだろうか。その説明の1つになるのが、現状維持バイアスという認知の歪みだ。

 

現状維持バイアスStatus Quo Bias)とは、変化を避けて現状維持を求める、現在の状況よりも好転するとわかっていても行動できない心理傾向を指します。

 

確証バイアスや同調性バイアスなどの認知バイアスの1つです。

corp.miidas.jp

 

例えば、勉強をした方が絶対に良いと判っているのに、取りかかれない。あるいは、新しい手法を取り入れた方が効率的になると判っているのに、過去の技術に固執する。

 

こういったあまりにもありふれたアレコレを総称したものが、「現状維持バイアス」なのではないかと僕は勝手に納得している。

 

今日はこのバイアス自体の説明をしつつ、それとどう向き合えばよいか、目からうろこが何枚も落ちるヒントに出会えたので、記事としてここにまとめておく次第である。

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【英文読書ルーティン日記171】"PSYCHO LOGICAL"読書感想ブログⅦ ~脳と脳の環境をみる~

鬱の状態だった頃を思い返したり、或いはそうなっていた人の体験談を読んだりすると、あるイメージが頭に浮かぶ。

 

自分は決められた筋書きを演じるに過ぎず、しかもそのプロットは悲惨な結末にまっしぐらで向かっている。あらゆる環境も演者も、それに向けて力添えをするのだ、と。

jukukoshinohibi.hatenadiary.com

 

鬱とは強固なストーリーだ。そう説いているのはこの本だけではない。【心をリセットする技術】で、下園壮太氏もそんな話を書いていた。

 

僕は自分にどんな物語を課しているのだろうか。心が弱っているときに、それを冷静に問えるよう、今はしっかりとこの本を読み進めたいと思う。

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嫌な記憶というストーリーを、徹底して分解してみよう。

あなたに不快な気持ちを生じさせるトリガーはなんだろうか。この質問をされて、即答できる人など、皆無ではないかと思う。

 

嫌な記憶や感情など、誰だって浸りたくない。だからなるだけ目を反らすし、別の没頭できる対象を見つけて気晴らしするのが効果的だとされている。

 

こんなことを書いている僕も、何が自分に不快な感情を引き起こさせるのか、そのトリガーを正確に把握しているわけではない。いくつか心当たりが浮かんでいるだけだ。

 

その一つは、いわゆるネット上の誹謗中傷である。これは言われた側の心中を想像して僕が辛くなる・・というより、コメント自体が痛々しくてしょうがないためだ。

 

今日もうっかりYouTubeか何かのアンチコメントを目にしてしまい、嫌な気持ちになっている。この人はなぜこうも、主観を絶対的な正解として発信できるのか、と。

 

そういうときは最近、似た悩みを吐露しているnoteを探して、ザッピングするようにしている。科学的な手法も良いが、もっとオーダーメイドな方法も知りたいからだ。

 

そして今日、「嫌な記憶(≒不快な感情のトリガー)」をただの「記憶」に格下げするための心構えについて、すごく面白い記事を見つけた。

 

その要旨をきちんと拾えているかは不安だが、急ぎその内容について、私見を書いてみたいと思う。

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僕は早起きがしたいんじゃない。”早く起き上がりたい”んだ。

僕は朝が苦手だ。今もそう思っているが、最近は世間が言うそれと僕の認知の間には、少しズレがあるんじゃないかと思い始めている。

 

僕はそもそも、生粋の夜型である。朝日とともに”目覚めたくない”という本音もまた、この仕事をしている理由の結構な割合を占めているくらいだ。

 

世間でいう早起きが苦手というのは、ついつい夜更かしをしてしまい睡眠時間が短くなりがちとか、そういうのを指している気がする。

 

だが僕は、睡眠時間自体の確保においてだと、別に難儀していない。何なら毎日8時間くらい平気でグースカしているくらいなのだ。

 

僕が昔から困っていることは、覚醒してから何かしらの行動に繋げるまでが、猛烈にしんどいというこの一点である。

 

例えば今日もやっちゃったのだが、起床してから1時間半くらい、二度寝YouTubeザッピングを繰り返してしまった。つまり寝床から出られないのだ。

 

「このショートが終わったら起き上がるか・・」というところから30分。「あと15分寝たら起きるか・・」というところから1時間。平気でグズグズしてしまう。

 

そうやって貴重な時間を浪費している自覚があるからこそ、よく調べる。「早起き コツ」という風に。だが、僕が求める答えは、一向に出てこなかった。

 

そりゃそうだ。僕自身が本当に悩んでいることは、起床する時間帯ではなく、起床してからエンジンがかかるまでの困難にまつわるものだからだ。

 

気付くのが遅かったが、気付いてしまえばまた違った手が打てる。今日はそんな、クソ情けないテーマについて、真面目に考察と仮説を書いていく次第である。

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とある低学年男子の癇癪を”教科書通りに”止めたので、その振り返りを行っておく。

今、左腕と左足のハムがプルプル震えている。小さい男の子のどこにこんな筋力があったのか、事が収束した今も、心のどこかで驚いている。

 

何があったのか。タイトル通りだが、低学年の男子が1人、塾に来るや否や暴れ始めた。トリガーはよくわからないが、虫の居所が悪かったのだと思う。

 

あーね。こういう風に爆発”したまま”来ることもあるのかよ。正常バイアスだろうが、僕は何故か物凄く冷静に、暴れ狂うその子と向き合った。

 

そして、手前味噌だが、それは概ね教科書通りに達成できたと考えている。もちろん新たな課題も見つかったが、これはこれで一つの貴重な経験値だ。

 

だから今日は、それがまだ新鮮なうちに、記事にして言語化しておく次第である。

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