精神年齢9歳講師のブログ

"よいこ"から程遠い目線から、授業のネタ、講師としての日々、そしてたまには教育や子供について、真面目なことを基本毎日書いてます。

手っ取り早く合格点の授業を行えるようになりたければ、『先人の真似』が最強かも。

ちょっと前に寿司屋で何年も修行するのはバカという発言が話題になった。

 

僕自身は、今の目まぐるしく変わる世の中では、素早く色んなスキルを得るスキルが大切と考えているので、この意見には割と賛成である。

 

しかし、まだまだどうにも『泥臭さ』とか、『近道思考の否定』が価値観として根強く、非効率的な学習や修行を強いる環境は多い

 

それと同時に、新規で入ってきた者には『即戦力』を求めてくるので、コチラとしては全てを放り投げて暴れたい気分にさえなる。

 

いやはや。

 

ということで今日は、そこに一石を投じる・・と言うほど大層ではないが、『素早く合格点の授業を行えるようになる』方法を提案する。

 

それは、『先人の真似』だ。以下、その根拠をつらつらと述べる。

 

 

 

徹底的にパクることこそが全ての始まり。

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『まずは自分で考えろ、見て盗め』じゃないが、『最初の授業は自分の思うがままに作ってみろ』という指示は、本当にうんざりする。

 

実際にそれを披露すると、当然だがメタメタにされる。で、悪い箇所があれば、そこを指摘するに留まり、仔細は『自分で考えろ』で終わる。

 

―僕自身そういう研修は幸いなことに受けていないが、同業他社の話を聞くと、英語で言う『sometimes』くらいの頻度でまだあることらしい。

 

うーん、非効率だ。材料が全然ない状態で、とりあえず料理を作れと言うようなものだ。何かが形になるわけがない。

 

―その材料に当たるものを手っ取り早く、かつ体系的に吸収するには、『先人の授業』を徹底的にパクることから始めるのがオススメだ。

 

よほど割り切った人じゃない限り、『授業』とはその人が考え抜いてきたことの結晶だ。

 

ただ言い回しや板書だけを真似るのではなく、抑揚、立ち位置、発問のタイミングなども、徹底的にコピーするくらいの気持ちで観察しよう。

 

何かが見えてくるのは、正直その後だ。

 

僕自身、先輩の授業を半年くらいコピーし続けてからやっと、自分の教え方の基本ができてきたという自覚がある。

 

『何を教えればいいのか?』というテーマは、自問自答では気づけない!

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数学が得意な人の思考と、数学が苦手な人の思考は違う。何かを教えているあなたは、よほどの事情じゃない限り、その科目が得意なのだと思う。

 

そこで気を付けてほしいのだが、自分の得意科目を教えるのは、実際かなり難度が高いのだ

 

理由は、自分がつまずいた経験が薄いからだ。自分は出来るからと、大幅に説明を端折れば、全くついていけない授業が出来上がるだろう。

 

これを防ぐには、『"生徒は"どこで間違えるのか?』『克服するのに必要なツボはどこか?』というのを、考え、観察し、分析しなおす必要がある。

 

そしてこれは、膨大な時間がかかる。単元全部となれば、年単位の研究が必要なことは請け合いだ。

 

―この時間を大きく削減し、新たな視点を得るためには、やはり『先人の真似』が優れている

 

『この人が重点的に伝えていることはなんだろう?』と思いながら見学し、そのポイントが大切な意味を考える。

 

こうすることで、少しずつ『教える側の視点』が培われていくのだと感じる。やはり我流では難しいのだ。

 

僕自身もちろんまだまだ未熟なので、この勉強は意識して継続している。

 

『オリジナル』は『コピー』の上に出来る。

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教える側のスタイルは、本当に千差万別だ。

 

とにかくパワフルに引っ張るタイプ。アドリブ重視でライブ感のある授業を行うタイプ。

 

その逆で、緻密なロジックを組み上げて答えにたどり着くタイプや、例文一つも工夫が散りばめられたタイプ等々。

 

皆さんは、自分で自分はどのタイプだとお思いだろうか?

 

『自分らしさ』とは案外アバウトで、自分の持つ自分のイメージがそれと合致することは、意外と少なかったりする。

 

僕自身も最初は『論理積み上げタイプ』と思っていたが、最近では『アドリブ要素をあらかじめ用意していた方がしっくりくる』と感じている。

 

そこに気づけた理由は、『自分の想像や気質の外にあるスタイル』を真似しまくったからだ。

 

自分に合いそうにないという思い込みで除外したスタイルが、案外しっくりくることはままある話。

 

 最初から我流全開で行くのは一旦こらえて、『真似』から学んだ経験を積み上げてみよう。

 

人にお願いしづらいなら?

 

とはいえ、『勉強したいので授業を見せてください!』とはなかなか言いづらいものだ。

 

僕がこれを言われても、申し訳ないがなかなか対応できないと思う。授業1つ分の時間は、導入だけであっても、空けるのは難しい。

 

そうなれば、やはりそれ以外のツールで勉強するのが大切だ。なるべく講師の語り口調そのままで書き下ろした参考書があり、それが勉強になる。

 

とりあえずオススメのヤツをざっくりまとめておくので、気になる方はご一読いただけるとありがたし。

 

ということで少々ニッチなテーマだったが、気づけば2000字程度の記事になった。

 

『オリジナリティ』と『及第点』のジレンマに悩まされているなら、まずはここに書いたことを試してみてはいかがだろうか。

 

では、今日はここまで。