偶然だろうが面倒ごとが決まった周期で連続すると、何かしらの共通する原因を考えますよね。中元です。
今日はワンチャン誤読を招くかもしれないのだが、私見ということで書くことにする。テーマは、【突発的な言動が多い生徒に対して、どう接するか】である。
ちなみに【突発的な言動が多い】とは、ぼかして言えば「やんちゃ」であり、固く言えば「多動性がある」という感じ。
例えば例文に対していちいち突っ込みを入れるとか、話がすぐ反れるとかが、そのモデルケースといえる。(「なんで毎朝サッカーしおん!?」「そういえば昨日のテレビみた!?」等)
意外でもなんでもないが、特に集団授業においては、こういった唯我独尊タイプの扱い方を間違えると、学級崩壊につながる可能性があるのは周知のとおりだ。
だからこそ、この自由奔放な言動をどう処すかに、講師の力量はマジで問われる。それだけじゃなく、精神的疲労の大きさにも関わるので、必修の話だ。
―そんなタイプに授業をするにあたり、最近僕の中でしっくり来ている指導法がある。これは我ながら、ストレスもかなり軽減できる優れものだ。
なのでここでシェアしたいと思う。
名付けて【自動運転モード】!
僕はそれを【自動運転モード】と呼んでいる。やっていることはPCにおける【セーフモード】にも近いのだが、細かいところはいいや。
心掛けることはただ一つ。決まりきったリアクションのみ返し、基本、枝葉末節は受け流すというスタンスだ。
このモードに入ったとき、僕は以下のプログラムのみで動いている。
質問→簡単に答える
私語→10秒で区切る
取るに足らない質問→スルー
集中切れ→「はい、やって」と言う
それ以外の私語などは話半分どころか、話二割五分くらいである。当然、「なんでこの子は勉強に関係ないことを・・・」といった自責はゼロ。
学習に関係ないことに取り合うから、制御がきかなくなるのだ。むしろそういった減らしたい行動に対するアプローチとして、積極無視という言葉さえあるほどだ。
しかも無視しているわけじゃなく、一応相手はしているので、そこは許してほしい。あと、このモードを発動する相手は、相当選んでいるのでご了承いただきたし。
多動性が目立ったり、私語が多くなったり、関係ないことに気を取られ過ぎたり。しかも、一つの授業の中で、それが繰り返し目立つ。
つまりまともに相手をしたら超疲れ果てるし、かつクラスが荒れると判断した時が、このモードを使う唯一のタイミングである。
徹底的に相手をした結果、別に改善もなければ自分が疲れるばかりなら、身の処し方は変えてみることをオススメする。
一応念押し。無視とは全く似て非なるものなのでご注意を。露骨な無視は思った以上に生徒の心を傷つけるので、マジで気を付けよう。
ってことで今日は超短編だったけど、この辺でバイバイである。