僕は精神年齢が低いので、ありがたいことに結構素朴なことにも『なんで?』と思うことができる。
そしてネットの存在とは偉大なもので、多少の読解力さえあれば、大半のテーマは些細な事でも答えを得ることが可能である。
ということで新しいシリーズということで、授業で使えるかどうかは微妙な『へぇ』について、備忘録がてら雑多にまとめてみよう。
動物名に『冠詞』が無いと起きるコワイ話。
よくある誤答にこんなのがある。
I have dog.
―これは、長らく『数えられる名詞の前にはaかanかtheを忘れんなよーじゃないと人名・地名に聞こえるぞー』という風に指摘していたが、面白みに欠ける。
たまたま知ったのだが、冠詞の無い動物名が意味するものは、結構物騒なのだという。
それは、『肉』だ。つまり無冠詞の『dog』は、『犬の肉』となる。そういわれれば確かに、基本chickenもbeefもporkも、肉を意味する語に冠詞はあまり付かない。
不可算だとしか思っていなかったが、もう一つのロジックが分かり面白いなと感じている。
『このお肉柔らかい』に『soft』は使えない理由。
これまた偶然の出会いなのだが、例えば『このお肉、柔らかいわ~』みたいな感想を言いたいとき、まず閃くであろう『soft』は微妙なのだという。
実は『soft』が表す柔らかさは、『ふにゃふにゃ』のレベルであり、ソフトクリームや泡立った石鹸の感じが近いのだという。
形は保たれていて、ふにゃふにゃまでいかない優しさや柔らかさは、『tender』の方が適切なのだという。
たまたまではあるが、『セルフイマジネーション』で暗記する大事さを感じる出来事であった。
日常生活に紛れ込む、上級単語。
英検1級の学習時、『こんな単語いつ使うねん!!』と何度イラついたかわからない。
それくらい、上級単語は馴染みが無い、いわばマニアなだけの知識だと勘違いしている節があった。
しかしたま~に、『あ、コレそういうこと!?』という風に、難しい英単語とカタカナ英語が結びつくことがある。
最近の例だと、『assort』だ。これは『各種取り揃える』とかそんな意味で、イメージがわかず難儀していたのだが・・・。
何故か通勤中にふと気付いた。『あ、これ、ピノアソートのアソートじゃん』と。
これに気づいてから、『assort』は一撃で覚えただけでなく、使いこなすことも可能になった。既存の知識に結びつくと、やはり強いぜ。
他にも、『prairie』は『プレーリー』と読むが、『プレーリードッグ』のアレか!と気付いた瞬間、『草原』のイメージがバチコーンとハマった。
トラウマも、実は英語をそのままカタカナ読みしただけだったりと、身近なところに難しい英語は山ほど潜んでいるとみて間違いない。
そういうのをまとめたら意外と楽しいかも。そんなことを思った。
終わりに。
ということで、新シリーズとしては少し弱いが、エッセイやコラムに近いものも書いてみることにする。(カタい話ばっかは飽きるし)
こういうのを見るにつけ、やはり知ることや気付くことって本来面白いし、そうじゃなきゃダメだよなと思わされる。皆様はどうだろうか。
では今日はこの辺で。