基本やってて難儀する授業はあまりないのだが、実はいわゆる『定期テスト直前対策集団授業』ってやつが苦手である。
本音を言えば、テスト3日前なのにわからんことだらけとか、どーすんねんという話なのだが・・。
この機会は友人紹介や、体験からの入塾をゲットするための大事なチャンスなので、テキトーに考えてあしらうわけには絶対にいかない。
とはいえ、既にある程度仕上がっているか、あるいは壊滅した状態の生徒たちがやってくるため、満足度を高めるのが非常に難しい。
いい加減毎度毎度これに頭を抱えるのもヤなので、この機にキッチリ・カッチリ、カリキュラムを考えてみようと思う。
①2m-1m-2m音読
昔紹介した、超手っ取り早く英文法・熟語を頭に叩き込みつつ、かつ集中力のギアを入れるための音読法である。
jukukoshinohibi.hatenadiary.com
簡単に言えば、2分音読したら、1分休憩し、さらにもう2分の音読を追加するというもの。
コツは、例文等をできるだけ速く読み上げることだ。雑念を入れないのが狙いである。
まずは授業の導入でこれを行い、重要語句とか文法とか例文にケリをつけるのを、もはやテンプレ化しようかなと考えている。
②文法の解説(小技的な)
あまりよくない響きだが、やはり単発であるなら『わかった感』は非常に大切であり、例え小手先のテクニックを使おうと、これは狙いにいかねばならない。
だから記憶をほじくり返して、定期テストの過去問を思い出してはコツを散りばめたり、裏技(笑)もどきを意識的に伝授したりもする。
というか導入で思いっきり負荷の高いアウトプットを行っているので、それを休ませるという意味でも解説の時間はマスト。
2m-1m-2m音読の説明と実践、そしてこの解説を合わせて、35分くらいは使いたいかなぁというのが思うところである。
③問題演習
―とはいえ、頭は説明を受けているときじゃなく、そこで得た知識を使う時に賢くなるので、実際にそれを試させる場も絶対に要る。
制限時間は15分くらい。それでできるかな~どうかな~という難易度・分量のプリントか何かを用意し、それもカリキュラムに捻じ込む予定。
答え合わせまでもセルフで行ってもらい、このターンで20分くらいは持っていきたいかな。
④再度解説
で、残り時間は調整兼ねて、必要なところだけ解説授業を入れる。
というのも、例えば三人称単数の対策プリントでも、主語が『They』などにしれっと変えられている問題が結構混ざっているからだ。
となれば結構、『教えてもらったのに違うぢゃん!!』と責任転嫁してくるヤツが居るので、『見落としてんのは君だよ^^』と釘を刺す必要があるというワケ。
これで結んで終わりとすれば、綺麗に『対策』というパッケージが出来上がるのではないでしょうかねー。
実際に明日、使ってみます。
では今日はこの辺で。