精神年齢9歳講師のブログ

日々を自由研究の如く生きたい。

実はファッションこそ、一番コスパのいい投資だと思っている。

最近、周りで積み立てがなんだかんだといった投資が話題だ。僕自身経済学部にいて、教科書的な意味で投資を学んでいた時期があるが、だからこそ興味があまり無い。

 

「今準備しておかないと老後が・・!」という論拠を聞いても、「そもそも老後まで日本円が今の価値を持ち続けるかダウト」と思っているため、なんかやる気が出ない。

 

さて。そんな投資に無関心の僕だが、一つだけ、「そこそこお金を使って勉強したり学んだりした方がいいな、これ」と思っているものがある。

 

それはファッションだ。ただし僕なりの定義としては、「体型も含めた身なり全般のケア」のことだと考えている

 

そしてこれに対する投資は、色々間違えなければ、そこそこ割のいいリターンがあると思っている。正確には、しなかったときに失うものがあまりにも大きいという話。

 

今日はそんな持論を書き殴ってみる。

 

 

見た目に気を遣うやつを笑うやつ≒ただの不潔説。

 

ファッションに否定的というか、服や見た目に気を配る人を冷笑する人の言うことは、大体似たようなものだ。

 

「雰囲気だけイケメンw」「男は顔か金なんだから無駄な努力w」「俺が表面だけ取り繕ってもなんだっていうの‥?」等々。

 

これらのコメントを参照するなら、ある面白い帰結になる。それは、「何もしてない俺らが正解!」という謎の自信(あるいは諦観)だ。

 

自己肯定感がすごく低く、2ちゃんのまとめサイトに入り浸っていた昔の僕も、どこか似たようなことを考えていた。

 

実際、オシャレ一つで異性からモテるとか、そんな夢物語があるとも思わない。その部分は、実はすごく同意するところもある。

 

だが、僕はそれ以上に、見た目に一切気を使わないことで辿り着いてしまう人物像が、たまらなく嫌だとも思っている。死ぬほど乱暴に言えば、ダサいオッサンだ。

 

髪型も意識せず、服も靴も適当なものを買い、体型はたるんで、肌もどこか不健康的。身だしなみに気を遣うやつを馬鹿にした結果辿り着くのは、要は不潔なのだ。

 

繰り返しになるけど、オシャレをしても筋トレをしても、整形をしない限りイケメンにはなれないが、別に身だしなみは異性からモテるためだけにするものではない。

 

人としてまずは「ダセぇ」「汚い」「うだつが上がらないねぇ」とラベリングされないことが大事なのだ。そしてその辺の値踏みは、大体アイテムで判断されるものである。

 

腕時計、車、アイロンの掛かったシャツ、ぼろぼろ過ぎない靴、整えた髪の毛、手入れしたヒゲや肌。これらが揃えば、まず極端に見下されることは無い。

 

第一印象不潔を回避するための投資額は、実はそこまで高くない。服が高いんじゃなくて、高い服屋で揃えようとするからコストが馬鹿みたいに膨らむだけだと思う。

 

「雰囲気イケメンw」なんて言って周りを下げる活動に熱中している間は楽しいかもしれないが、その間に性根も見た目も自分がダサくなっているのはすごい皮肉だ。

 

10代後半のメンタルを持ち続けていたら僕はどうなっていたか、想像するだけで背筋が凍る思いである。

 

【熟達論】から考える「ファッション」について。

by カエレバ

 

ところで最近、【熟達論】のフレームを使ってファッションのことを考えると、すごく体系的にその学びを深められることに気が付いた。

 

まず、大抵の色気づいた中高生は、【遊】からそういうオシャレに目覚めることが多い。よくわからないまま、アイドルの服装を真似て、ワックスを買い、髪型もイジる。

 

家にある大きいはさみで眉毛を整えて、やってみたら不良みたいな鋭利なそれになって焦るという光景は、すごくありふれたものではないかと思う。

 

とはいえ、そうやってろくな知識量もないまま試行錯誤をしても、大体は服装迷子、すなわち「何をどう着たらいいか」が判らないまま時が流れてしまうことも多い。

 

こうなると次は、【型】の出番となる。死ぬほど乱暴に言えば、コーディネート買いだ。お店がセレクトした一式で揃えれば、大体誰でも70点くらいのことはできる。

 

ファッション誌を読むのも別に悪くないと思うが、ただのコーディネートの紹介だけじゃなく、いわゆる「理論」を知ることで、【型】の理解はどんどんと増していく。

shop.menz-style.com

 

【型】通りのコーディネートをある程度揃えて、【型】通りの髪型セット法や肌の手入れ法を学ぶと、その時点でもう、垢抜けない中高生はブチ抜ける。

allabout.co.jp

 

勿論この時点で終わってもいいのだが、さらに進んで【観】の域に進むと、段々と試行錯誤が効いてきて身だしなみ自体が面白くなってくる。

 

街を歩いていても、ジーンズにこの色味のジャケットって、意外と合うんだな」「なるほど、このコーデは意外とオジさんがやっても大丈夫なんだ」という気づきになる。

 

定番とされるコーディネートを見ているだけで、自分に合う合わないがわかるなど、ここから先は案外ファッションにお金をかけなくなっていく。使いまわしが利くからだ。

 

そして自分にとって絶対に外さないという【心】の段階に入ると、どんな世界が開けてくるかは、僕の中にまだ具体例が伴っていない

 

【空】となると、もう意味が解らない世界になるのだが・・・。ジョブズのあのシャツみたいに、外見自体が人から真似られるレベルに至る、という感じなのかもしれない。

 

ただ正直、【型】を忠実に真似することで、偏差値50以上の格好は十分に可能だと感じている。あとは筋トレするなり減量するなりして、体型も整えれば御の字だ。

 

努力によって外見が変化し、それによって自信というより安心を得られる。やはりファッションは割とコスパのいい投資だと思うのだが、どうだろうか。

 

では今日はこの辺で。

 

 

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